

まさに弊社には文字通り「組織のネコ(有名)」やイヌもいるのでジャケ買いして一読させて頂きました。
我々のキャリアを考える上で、かなり良書でしたので消防設備士のフィルターを通して概要を紹介していきます。
もし消防設備士が「組織のネコ」という働き方を読んだら
◎「組織のネコ」って何⁉
本書における「組織のネコ」の定義は以下の通りです。
組織には属していても、ネコのように自由気ままな人。
自分の意思がしっかりあるので会社の指示を何でも聞くとは限らない。
その他3匹の動物を例に挙げて、以下の四象限で組織で働く人を分類して話が進められています。
まず本書で問われているのは『あなた会社のイヌ的な働き方しているけど、向いてる?』って話です。


P.35 ぜんぶあてはまった方、おめでとうございます!あなたはきっと、すでに職場で変わり者扱いされていることでしょう(笑)。このままネコ道をお進みください。
いや “ネコ道” ってなんやねん⁉‥って話が、次の「トラリーマン」のキャリアになります。
◎「トラリーマン」を目指せ
これまで本当は「組織のネコ」の方が向いているにも関わらず、イヌ的な働き方をしていた “隠れネコ” な人がいると指摘されています。


トラリーマンについて、本書の冒頭で以下の通り説明されています。
最近、会社員でありながら会社の枠にとらわれずに自由に自己実現している人たちがちらほら出てきています。会社の資産を活かしながら突出した成果を上げ、社命ではなく自分自身の使命に従って仕事をしていく人たちです。
そんな “トラリーマン” の生態について把握する為、本署では実際に各業界で活躍するトラリーマンへ著者がインタビューをしていくという進行になっています。


続いて、消防設備士と “トラリーマン” 的な働き方の相性について考えていきます。
◎ 消防設備士のレール観
かく語る管理人も転職して消防設備士になっている通り、消防設備業界に足を踏み入れる人はセカンドキャリア以降な場合が多いと思っています。




市場的に「組織のネコ」っぽい働き方を “したい人(※向いているとは言い切れない)” が消防設備業界には集まりやすい。
◎「組織のネコ」が増えると困る⁉
参考タマスク2
本書では実際に活躍されているスゴ腕な「組織のトラ」である方々の事例が紹介されていますが、それらは果たしてマネできるのでしょうか?
P.49 サイトウさんは「従来とはまったく異なる切り口から事業を創り出し、日本の社会課題解決にも繋がる挑戦をしている “革新者” たちを100人発掘し、ネットワーク化する」という目標を立て、なんと自ら一人ひとりに直接会いに行き、3年以上かけて実現しました。




本書では、この『組織のネコ・トラが増え過ぎたら組織は成り立たないのでは?』という問いに対して、以下の言い換えをしています。
P.186 「自分で考えて動くメンバーが増え過ぎると組織が成り立たないのでは?」
ただし、ただし書きで「お互いの意見を建設的にすり合わせる仕事の進め方がキモ」と記載されており、そこが正直なところ消防設備業界では時に厳しい条件かと思っています。


各々が置かれた市場で最大限のパフォーマンスを発揮できる状態にフォーカスした上で、どのタイプが組織最適か?を考える必要がありそうです。
◎ 自由 “も” ある組織作り
管理人が「組織のネコ」的な働き方ができている理由に、弊社長が「組織のトラ」であり理解者(庇護者)であることが挙げられます。
P116.117 経営層の理解者もまた「トラ」である場合が多いです。トラリーマンからすると、「あの人(経営層のトラ)がいるから自分はこの組織でがんばれる」と感じていることがよくあります。逆に、その人がいなくなってイヌ派ばかりになってしまうと、トラはその組織で生息できなくなったり去りたくなったりしがちです。


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P.181 トラの仕事は、視座の高い経営者からは「短期的なKPIのためだけではなく、長期的な成果のためにやる価値がある」と理解してもらえます。


自らが「やりたいです!」を手を挙げて提案したことについて承認されれば、それに対して言われる以上に全力で成果を出せる様に取り組むのが「組織のネコ」や「組織のトラ」でしょう。


そんな「組織のネコ」や「組織のトラ」の居場所 “も” ある組織が、これから伸びていくのではないかというのが本書の主張です。
P.205 きっと、お客さんのことや事業が長続きするために大事なことを話し始めるはずです。トラを孤立させない組織が、変化を生み出します。トラが楽しそうにしている組織は、猫が活き活き働きます。トラを孤立させないで下さい。
上述した通り弊社長がトラ型のリーダーシップを発揮される方であり、管理人を含む弊社の「組織のネコ」は活き活きと働けている状況です。
P.36 もしこれから「組織のネコ」が増えてくるとしたら、その先の進化系にあたる「組織のトラ」の働き方は、これまで以上に注目されることになります。
どうですか?
青木防災㈱に入って「組織のトラ」が働いている姿をみて、共に「組織のネコ」として働きたくなりませんか?
タマスケ広報課長の様に‥。
本ブログで紹介しきれなかった貴重な内容をフルで確認されたい方は「組織のネコ」という働き方を是非ご一読下さいませ。