消防設備士の求人が ❝一般的な「ホワイト企業」❞ の条件に当てはまりにくい理由として、下請け業のビジネスモデルになりやすいことが挙げられます。
❝一般的な「ホワイト企業」❞ の特徴8つ
- 残業時間が少ない
- 離職率が低い
- 福利厚生が充実している
- 有給を取りやすい
- 女性が働きやすい制度や取り組みがある
- 研修制度が充実している
- 基本給が高い
- コンプライアンス意識が高い
元請けのホワイト化によってブラックな部分が下請けに転嫁される≒まずます下請けだけがブラック化していくのが、現在の日本で横行している働き方改革のやり方です。
‥‥って思いましたけど、これが世の中のリアルです。
ですが消防設備士の求人にも、ごく一部「ホワイト企業」はあります。
今回は、そんな激レア「ホワイト企業」の見分け方について、前職で求人票を作ってハローワーク等の求人媒体に出す仕事もしていた消防設備士11年目の管理人が解説していきます。
現在は経営者なので『(あっ‥‥ここは、あまり触れたくない部分かもな。)』等、求人を出す側の本音もある程度、求人票を見るだけで垣間見えちゃったりしています。
【ホワイト企業】消防設備士の求人で確認すべき項目3つ【見分け方】
◎ ホワイト化しやすい会社の条件3つ
まず、以下の「ホワイト化」しやすい会社の条件3つをアタマに入れておいて下さい。
ホワイト化しやすい会社の条件3つ
- 上場企業
- 上場準備中のベンチャー
- 超・知り合いの会社(例外)
詳しく解説していきます。
上場企業は「上場審査基準」でホワイト化する
「上場企業」と「上場準備中のベンチャー」は、上場審査基準と呼ばれる株式上場をする会社に適用されるルールを遵守しなければなりません。
<実質審査基準の例>
- 企業内容、リスク情報等の開示の適切性
- 企業経営の健全性
- 企業のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性
- 事業計画の合理性
- その他公益又は投資者保護の観点から取引所が必要と認める事項 など
例えば残業代を1分単位で支払う等が「企業経営の健全性」を評価する条件に含まれるので、そもそもホワイト企業化していなければ株式上場なんてできない仕組みなのです。
消防設備士が働いている上場企業もしくは上場準備中のベンチャーには以下の様な会社が挙げられます。
- 能美防災(株)
- ホーチキ(株)
- 日本ドライケミカル(株)
- TOA(株)
- (株)スマテン
ですから、もし ❝一般的な「ホワイト企業」❞ に勤めたい場合は、上場企業もしくは上場準備中のベンチャーの求人に絞って就職・転職活動をすることをオススメします。
上場企業(大手消防機器メーカー)もしくは上場準備中のベンチャー((株)スマテンなど)は、 ❝一般的な「ホワイト企業」❞ である可能性が高い。
(例外)超・知り合いの会社
消防設備士の求人票にはなりませんが、例外的に「超・知り合いの会社」の場合もホワイトな条件で働くことができる可能性があります。
消防設備士として勤務してますが、会社がブラック過ぎて再就職を検討しています。
皆さんどれぐらいの労働してらっしゃいますか?
私は週1回の休みで1日12時間労働、年収はボーナス込500万程度です。
働き方や就業規則にまで口出しできるレベルであれば「好きなように働くことができる≒ブラックな働き方を強いられない」という理屈です。
◎ 消防設備士の求人で見るべき項目3つ
消防設備士の求人では、“特に” 以下の項目3つを確認すべきです。
- 完全週休2日 or 週休2日(年間休日)
- 勤務時間帯(「夜勤」がある職場なのか)
- 年収に対する賞与の割合(業績&成長性)
もちろん「給料」や「勤務地」は確認しますが、その他に消防設備士の求人で気にすべき項目3つを挙げた理由を説明していきます。
🔰完全週休2日と週休2日は違う!
超・基本的なことになりますが、「完全週休2日」と「週休2日」は意味が異なります。
- 完全週休2日‥‥‥土日が休み
- 週休2日‥‥‥隔週で土曜日も出勤(例:第2・第4土曜日のみ休日で、第1・第3・第5土曜日は出勤など。)
消防設備士の仕事には土日の方が出入りしやすい建物(共同住宅など)の点検が含まれるので、隔週で土曜日が出勤である週休2日の会社が多いです。
もし土日に休みを取りたい方は「完全週休2日」の会社を選びましょう。
「夜勤」がある職場なのか
消防設備士の仕事は人がいるとできないこと(例:営業時間中に火災報知器の音が鳴らす等)もあるので、現場によっては夜間作業が発生します。
特に、夜間作業しかできない建物を管理している会社の場合は100%夜勤があるでしょう。
逆に夜勤があると夜勤手当が貰える場合もあるので、もし効率よく稼いで早めに人生を終えたい方は「夜勤あり」を選ぶのもアリです。
年収に対する賞与の割合(業績&成長性)
求人票における年収の掲載方法には大きく「足し算」と「年収例」の2パターンあります。
- 足し算パターン:「給料○○円+賞与1.5か月分×年2回」など
- 年収例パターン:「年収500万円(入社3年目、30歳)」など
ここで2⃣の「年収例パターン」の場合、年収に対する賞与の割合がいくらになっているのかを計算しておくべきです。
特に「業績&成長性」は自分の力ではどうにもならないので、事前に求人票以外の媒体から情報収集をしておく必要があります。
例:情報収集の方法
企業によって情報収集の難易度は様々ですが、おおよそ情報収集の方法には以下3つが挙げられます。
- IR情報やニュースをみる
- 働いている人に直接アポを取って聞く
- 業界に詳しい人からアドバイスをしてもらう
例えば「1⃣IR情報やニュースをみる」だと(株)スマテンが、あの(株)初田製作所と業務提携し始めたプレスリリースが先日ありました。
初田製作所がスマテンの第三者割当増資を引き受けて1億円を出資した。
出資比率は約5%。
スマテンは4月にも初田製作所に同様のシステムの提供を始める。
初田製作所もビル管理者と点検業者の仲介事業を手がけているが、デジタル化は進んでいなかった。
新システムとして顧客に売り込み、スマテンは点検1回当たり3千円ほどの手数料を初田製作所から受け取る。
まず大手メーカーとベンチャー企業が業務提携をした時点で凄いことですが、この報道から「1億円:5%=X:100%」を単純計算すると(株)スマテンのバリュエーション(企業の価値評価)が20億円であると読み解けます。
めちゃくちゃ高評価やないですか!
もし「消防設備士」で転職をお考えの方で以下の条件に当てはまる方いらっしゃいましたら、(株)スマテンの求人の「消防設備士 枠」を紹介できるかもしれませんので青木マーケ㈱まで一度お問い合わせ下さい。
- 前向きにガンガン、チャレンジできる消防設備士
- 成長意欲が高く、(株)スマテンと一緒に成長していきたい消防設備士
- 今まで機会に恵まれなかったが、もっと活躍できると自分を信じている消防設備士
(株)スマテンの都築社長や冨沢COOおよびメンバーのインタビュー動画が公式YouTubeチャンネルにもアップロードされていますので、もし(株)スマテンに興味がある方は是非ご覧下さい。
>> (株)スマテンの「問い合わせはこちら」
ホワイト企業で働きたい消防設備士は、(株)スマテンの求人に応募するといいかもしれません。
以上、強欲な青木でした!
◎ まとめ
- 消防設備士の求人が ❝一般的な「ホワイト企業」❞ の条件に当てはまりにくい理由に、下請け業のビジネスモデルになりやすいことが挙げられた。
- 「上場企業」と「上場準備中のベンチャー」は、上場審査基準と呼ばれる株式上場をする会社に適用されるルールを遵守しなければならないので、もし ❝一般的な「ホワイト企業」❞ に勤めたい場合は、上場企業もしくは上場準備中のベンチャーの求人に絞って就職・転職活動をすればよかった。
- 消防設備士の求人では、“特に” 「完全週休2日 or 週休2日(年間休日)」と「勤務時間帯(「夜勤」がある職場なのか)」および「年収に対する賞与の割合(業績&成長性)」の3つを確認すべきであった。
だりぃ