

電線の数え方「心」なのか「芯」なのか問題
◎「心」と「芯」の意味
「心」と「芯」の意味は、それぞれ以下の通りです。
- 「心」‥精神。こころ。また、こころの奥底。もののなか。中央。中心。
- 「芯」‥物の中心。内にある堅い部位。
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◎ 「心線」と書かれてきた歴史
日本工業規格(※現在は「日本産業規格」です)JIS C 6831:2001上では、ハッキリ「心線」と記載されています。
JIS C 6831:2001 光ファイバ心線


JIS Z 8301:2008「規格票の様式及び作成方法」にて、以下のルールが謳われています。
JIS Z 8301:2008


常用漢字表に「芯」あり!
「芯」が常用漢字となった今、「心線」と「芯線」どちらも表記として正しくなっているのです。
◎ JIS Z 8301も更新されている!
前述した「常用漢字でない場合」に “芯 → 心” に置き換えるってルールについて、最新のJIS Z 8301:2019では以下の通り「仮名書き」とする様に変更されています。
JIS Z 8301:2019
参考JIS Z 8301:2019 規格票の様式及び作成方法


◎ 「心」と「芯」どっち使う?






あなたは「心線」と「芯線」どちらの表記を使いますか?
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◎ まとめ
- 日本工業規格(※現在は「日本産業規格」です)JIS C 6831:2001上では、「常用漢字でない場合」に “芯 → 心” に置き換えるってルールに基づいて「心線」と記載されていた。
- 2010年(平成22年)11月に、「芯」が “常用漢字” に格上げされており、今は「心線」と「芯線」どちらも表記として正しくなっていた。
- 管理人は専門家の間で広く使われてる「心線」を用いようと思った。