2024年03月15日に旧オンラインサロン予防団を一般社団法人化し、(一社)予防団を設立しました。
(一社)予防団とは
現役消防士と消防設備士が共同設立した一般社団法人であり、消防関係者(消防士・消防設備士・防火管理者)が集うプラットフォーム。
会員は以下の3パターンあります。
- 無料会員‥‥‥月額0円(※どなたでも登録・ご参加いただけます)
- 個人会員‥‥‥月額500円(参加資格:⑴現役消防士・⑵元消防士・⑶消防設備士特類の免状保有者限定)
- 法人会員‥‥‥月額5,000円(参加資格:法人格をお持ちの方)
無料会員でも(一社)予防団サイト(https://fdma.or.jp)にコンテンツ(ブログや写真)の投稿が可能です。
有料会員だけが閲覧できるコンテンツや、参加できるセミナー等を発信します。
(一社)予防団の設立目的と、これからの経営方針について紹介させて頂きます。
予防団を一般社団法人化した理由&経営方針3つ【脱オンラインサロン】
◎ 旧オンラインサロン予防団をつくった目的(おさらい)
旧オンラインサロン予防団は創始者のT13|予防系消防士(@T13_yobo)さんのツイートをキッカケに以下の目的3つに取り組むために創設しました。
消防士が集まるオンラインサロンを作りたい。
・他本部のやり方やノウハウを公式ルートじゃなく、カジュアルに知れる
・消防士になりたい人は自分が入りたい本部のリアルな声が聞ける
・消防から出たい人は元消防士のリアルな経験を学べる
現役の間は難しいのかな。。
ノウハウあれば教えてほしい
管理人的にも以下の3つを達成できるコミュニティをつくりたかったので、がっつり乗っからせて頂きました。
- 消防士と消防設備士の交流
- 消防設備士として独立したい消防士の支援
- 火災予防をアップデートする
上記の目的は一般社団法人化した(一社)予防団でも引き続き達成していきたいと思っています。
1. 消防士と消防設備士の交流
火災予防業務は、消防士と消防設備士が二人三脚で取り組む仕事です。
しかし、これまで無駄に消防士と消防設備士の距離が空いており、両社間での情報交換も全然されて来なかった歴史があります。
そこで公(おおやけ)には情報交換しにくい話も、 “有料の壁” を築いたオンラインサロン(クローズドのコミュニティ)なら話しやすい・交流しやすいという着想で予防団を管理・運営していました。
2. 消防設備士として独立したい消防士の支援
現在、消防士さんの中には「転職したい・独立したい」と思っている方が増えています。
管理人は兼ねてより以下の様に思っていました。
『消防士が不動産営業とか保険営業に転職するなんてもったいなさ過ぎる!』
『消防士が消防設備士になったら無双できるのに!』
『消防士が他業界に転職するなんて消防業界全体にとって損失でしかないから、それなら消防設備業界に移ってほしい!』
そこで消防設備士の働き方について、もっと消防士さんと共有できる場として予防団をつくっていました。(※管理人も消防設備士として独立・起業していますので何でも聞いて下さい。)
消防業界で働く人は、以下の2つに大別されると思っています。
- 公務員・準公務員として働く人
- やりがい・大義のために働く人
消防業界の場合は上記どちらかに傾倒し過ぎず、どちらも選んだ働き方ができると思っています。
今の時代、業界内で定期的に働く目的を再確認・復習できるコミュニティがあってもいいと思いませんか?
3. 火災予防をアップデートする
管理人のメンターが消防設備業界について『他業界より20年遅れている』というようなことを仰っていましたが、それに近い印象を抱かれている方の多いのではないでしょうか。
これらは今の時代に火災予防に従事している消防士・消防設備士が解決すべき課題だと思っています。
ですから『皆さん、予防団で火災予防をアップデートしていきましょう!』とLINEオープンチャットで発言させて頂きました。
すると『有料のコミュニティへ勧誘するな』とクレームを頂いてしまいました。
ここで『(あっ‥‥やっぱ “有料のオンラインサロン” って抵抗ある人いるよな‥‥‥。)』と「脱オンラインサロン」したい気持ちが高まりました。
一般社団法人であれば会費があり、それがコミュニティの運営資金になることを分かってもらいやすいでしょう。
【補足】管理人の「覚悟」と「志」について
ちなみに管理人は今のところ法人立ち上げ~Webサイト構築まで全て自腹(だいたい単純計算で500万円ほどの出費)の大赤字でやってます。
(一社)予防団の無料会員は「無料」(※どなたでも入団可能)ですし、有料会員でも「個人会員500円」(※参加資格あり:⑴現役消防士・⑵元消防士・⑶消防設備士特類の免状保有者限定)の「法人会員5,000円」ですので回収するとしても何年かかるんだか‥‥といった具合です。
どうか(一社)予防団の応援および参加をよろしくお願いいたします!
◎ 一般社団法人化で得られたメリット
一般社団法人を「現役消防士と消防設備士が共同設立」したことで得られたメリットは以下の通りです。
- 活動がしやすくなった
- 人が集まりやすくなった
- 登録講習機関や指定講習機関になって講習を提供できる可能性を得られた
結局 “オンラインサロン” って形態だと社会的な信用が得られにくいので、「脱オンラインサロン」をしなければ目的達成できないだろうと判断しました。
オンライン講習を提供する「登録講習機関(防火管理者)」や「指定講習機関(消防設備士の義務講習)」になるには ❝一般社団法人 or 一般財団法人❞ であることが条件なので、それを見据えた団体として運営したかったことも一般社団法人化した理由の一つです。(※一筋縄ではいかない展望なので実現に向けて法人のパワーをつけていきたいです)
◎ (一社)予防団の展望
管理人が描く(一社)予防団の展望は以下の3つです。
- あらゆる消防に関する一次情報が集まるプラットフォームをつくる
- 消防関係者のサードプレイスの一つになる
- オンラインで一次情報に基づくクオリティの高い教育・講習を提供する
1. あらゆる消防に関する一次情報が集まるプラットフォームをつくる
まず ❝あらゆる消防に関する❞ について、例えば消防の「実務」については大別される4つ全てを網羅したプラットフォームにしたいです。
- 警防
- 予防
- 救命
- 救急
つまるところ火災予防だけでなく、多岐に渡るが全て繋がっている「消防」について情報を集積したいと思っています。
また、消防関係者のキャリアにおける以下4つのお題についても真剣に向き合った情報発信がされているコミュニティ運営をしたいです。
- 働き方
- セカンドキャリア
- 人間関係
- オフ
これらに関する ❝一次情報(当事者が実体験を直接発信したもの)❞ が集まる場所をつくることは消防業界全体にとって有益であり、業界発展に大きく寄与できることだと思ってます。
『(予防団もっと、こうしたらいいのに‥‥等のご意見も大募集中です!)』
2. 消防関係者のサードプレイスの一つになる
サードプレイスとは「①職場」「②家庭」の次にくる居場所のことです。
- 職場(仕事)
- 家庭
- 例:(一社)予防団
職場と家庭で “がんじがらめ” になっており、ひと息つきつつ有益なこともしたい(ちょうど私みたいな)方の居場所になればと思っています。
3. オンラインで一次情報に基づくクオリティの高い教育・講習を提供する
兼ねてより消防業界で業務に従事する上で以下の課題3つを感じていました。
- 教育が現場任せ過ぎる(やり方バラバラの見て覚えろ)
- 0.8倍速おじさん(消防OB)のテキスト読み上げ義務講習
- Web上で効果的に学習する仕組みが整備されていない
これらを解決するための手段の一つとしてオンライン講習を自前で提供したいと思っています。
(一社)予防団を共同代表で設立した現役消防士である宮谷さんと私では、また少し表現が違うかもしれませんので、引き続き(一社)予防団の発信をチェックして下さい!
◎ まとめ((一社)予防団の経営方針3つ)
- (一社)予防団は、あらゆる消防に関する一次情報が集まるプラットフォームになります!
- (一社)予防団は、消防関係者のサードプレイスの一つになります!
- (一社)予防団は、オンラインで一次情報に基づくクオリティの高い教育・講習を提供します!
消防関係者の皆さま応援よろしくお願いいたします!
T13|予防系消防士
@T13_yobo