以前、消防設備士未経験40代の転職者さんからYouTubeチャンネル「強欲な青木&消防設備士」のコメント欄&青木マーケ㈱お問い合わせフォームに、次の質問を頂きました。
脱ビンボー国家資格のショート動画にて40代半ば電工、甲4、乙6で取得未経験でヤバそうな会社も多くありそうで就職先の選び方に苦慮しているとコメントした火口(仮名)と申します。
就職先のエリアは東京、大阪どちらも想定しております。
以前10年ほど関東で働いており、現住所が近い事からなんとなく東京を想定しておりましたが良い会社があるのであれば大阪で働く事も問題御座いません。
青木様がよくおっしゃるように「生産性の低い悪い昭和の経営者の会社」かどうかをある程度判別したいのですが、求人票からだけでは「固定残業の設定時間が異常に長い」「設立年度の割に異様に社員数が少ない」という雰囲気でしか、どうにも求人票だけでは判断しきれず困っておりました。
お忙しいところ恐縮ですがアドバイス、ご協力等頂けますようどうぞ宜しくお願い致します。
事前に求人票以外の媒体から情報収集をしておくことは消防設備士の転職活動において重要な取り組みなので皆さんマネして下さい。
転職活動の準備が甘すぎたことでブラック企業に入ってしまい、その後に何年も時間をムダにしてしまう消防設備士が後を絶たないので、ここで以下の読者を想定した消防設備士の転職活動における基本的な注意喚起をします。
- これからキャリアを積み上げたい20~30代の消防設備士
- 他業種でキャリアを積んできた未経験40代の消防設備士
たくさん転職を失敗した消防設備士をみてきた消防設備士11年目の管理人が、消防設備士の転職者がハマりがちな落とし穴3つについて解説していきます。
これから転職して消防設備士になる人、消防設備士として既に働いているけど「ホワイト企業」に転職したい人、以下の消防設備士の転職者がハマりがちな落とし穴3つには気を付けて下さい!
【消防設備士】未経験40代の転職者がハマる落とし穴3つ【やめとけ】
◎ 消防設備士の転職者がハマる落とし穴3つ
転職に失敗した消防設備士は、たいてい以下の「消防設備士転職活動の禁止事項3つ」のどれかをやらかしています。
消防設備士転職活動の禁止事項3つ
- 【落とし穴①】転職活動の準備不足が原因で入る会社を間違えるな!
- 【落とし穴②】SNS等の「背伸びのメディア」を見ただけで応募するな!
- 【落とし穴③】ハローワークや転職エージェントの情報を鵜呑みにするな!
総じて「取りやすい情報だけ」で、人生の大半を過ごす「職場」を選んでしまうのは危険であると注意喚起したいです。
【落とし穴①】転職活動の準備不足が原因で入る会社を間違えるな!
まずメチャクチャ声を大にして言いたいのが『みんな職場テキトーに決めすぎ!』です。
逆に、超・高齢化社会によって労働人口が減少している現在、転職活動の準備を怠らなければ多くの消防設備士に「ホワイト企業」へ入社できる道が開けています。
🔰多くの消防設備士が「ホワイト企業」へ入社できる理由
下図の「1990年の新成人は180万人」および「2022年の新成人は120万人」をご覧下さい。
この図は、よく『これまで普通の人が普通の会社に入ってたけど、今の普通の企業は駄目な人の方が多いよ~♪』って話をするために用いられますが、もう一つ「駄目な会社」には誰も入らなくていい!ってことが証明されている図でもあります。
🔰「駄目な会社」には誰も入らなくていい!
よって現在、転職活動をしている消防設備士は以下の3つを覚えておいて下さい。
- まず、「駄目な会社」には誰も入らなくていい!
- しかも普通レベルであれば「凄い会社」にも潜り込める!
- もし自分が「駄目な層」だったとしても「普通の会社」には入れる!
特に零細企業が多く、かつビジネスモデルは強めで新陳代謝が起こりにくい消防業界には「駄目な会社」が残り続けてしまっています。
転職活動の準備を怠らなければ「ホワイト企業」もしくは「普通の会社」に誰でも入れることを消防設備士の皆さまは肝に銘じておいて下さい!
【落とし穴②】SNS等の「背伸びのメディア」を見ただけで応募するな!
SNS等は「背伸びのメディア」であり、会社の実像とは大きく異なる印象を良くも悪くも植え付けられます。
SNS等を用いて求人・採用活動をしてきた管理人が、これを自虐的に言っていることからも信ぴょう性ある話だと思って頂けるのではないでしょうか。
【落とし穴③】ハローワークや転職エージェントの情報を鵜呑みにするな!
ハローワークや転職エージェントが紹介する情報は「出涸らし≒人が集まらなくて残っている(条件が悪い)求人票」の可能性があります。
結局、自分で準備をすることが転職活動を成功させるために一番大事なことになります。
◎ 転職活動の準備で大事なこと3つ
まず転職活動の準備段階にいる消防設備士の皆さまは、以下の自分に関する情報3つを棚卸しして明らかにして下さい。
- 昔やってきたこと(これまで)
- 現時点でできること(即戦力)
- これからしたいこと(成長性)
この3つを整理できれば、たちまち面接で分かりやすく自己PRするための武器となります。
転職活動の準備で棚卸しすべき自分に関する情報3つについて詳しく解説していきます。
1⃣昔やってきたこと
もし未経験で消防設備士に転職する場合、昔やってきたことをアピールして「ポテンシャル」で採用してもらう必要があります。
ここで注意して頂きたいのが、職務経歴書や保有資格欄の濃度です。
一度、書き出したものをそのまま使うのではなく、整理して必要な情報だけにまとめて見やすい状態で面接官に渡して下さい。
転職活動の必須アイテムである履歴書や職務経歴書は、あくまで面接官が見やすいレベルの濃度で用意しましょう。
2⃣現時点でできること
言わずもがな消防設備士でも未経験より、すぐに現金化できる「即戦力」が欲しいです。
本当に「即戦力」であることをアピールできる優秀な消防設備士の場合、現状「凄い会社」に狙いを絞った転職活動でも引く手あまたになるでしょう。
3⃣これからしたいこと
転職活動をする上で一番大事なのが、この自分が「3⃣これからしたいこと」に関する棚卸しでしょう。
LINEオープンチャット「消防設備士Web勉強会」で年収の話題になった際、以下の通りタムさんが ❝3⃣これからしたいこと❞ に関する発言をしていました。
多村亮太
@KSS26518
どんな働き方がしたいのか?を明確にして就職先を決めれば良いかと思います。
これはこの業界に限らず私が転職希望者にお伝えしてるのは、就職を考えてる会社の募集要項みて、例えば残業はないよ!ってうたってる会社なら、あなたが残業だと思う時間に会社を見に行って見ればいい!
土日休みだと言い張る会社に土日見に行ってみればいい!
そうすれば、実態がどうかはある程度わかりますし、その実態を面接で聞けばいいわけです!
更にこの業界で都心部に限った話ならば、慢性的に人手が足りません。
どこかしらで技術を身につけた人間ならば引くて数多です。
どれだけ技術が進歩してもまだまだ人の手は必要です。
私個人的には今からメンテのみで生きるのはかなり厳しい世の中になると思ってますが、工事がロボットに成り代われるのは我々が生きてる間に可能なのか?と思えるレベルかと…私がもしも20代で今この業界に入るなら工事を覚えれる会社に行くでしょうね。
定年後にこの業界でと思っている場合はメンテが楽です。
私の周りにも70代、80代の現役プレーヤーが居ます。
意味わからんぐらい元気な方多いです!
文章では全然伝わらないかもですが、どう働きたいか!?を選べる仕事だと私は思います^_^
どんな会社で、どんな仕事がしたいですか?
もう一つ、自分が何をしたいかと同じくらい、それ以上に大事な「誰とするか(≒どんな人がいる会社で働くのか)」について補足していきます。
◎ こんな消防設備士の会社はやめとけ!
消防設備士が誰と仕事をするか(≒どんな人がいる会社で入るのか)を検討する上で、そこは『やめとけ!』と全力で転職を止めたい「駄目な会社」の条件は以下3つです。
- 経営者がいない零細企業
- 高齢化≒衰退している会社
- ものすごく雰囲気が悪い職場
もし消防設備士のリアルを知らない方いらっしゃいましたら、管理人の著書である「【改訂版】消防設備士0類」をお読み下さいませ。
これらの『やめとけ!』と全力で転職を止めたい「駄目な会社」の条件と真逆の会社に行けば、転職活動を成功させられる可能性が高まるはず。
◎ 消防設備士にオススメできる会社は?
上述した『やめとけ!』な「駄目な会社」と真逆の「凄い会社」の条件としては以下の項目が挙げられるでしょう。
- 経営者がビジョン・ミッションを掲げて仲間と協力して働ける企業
- 若い世代が集まってグングン成長している会社
- ものすごく雰囲気が良い職場
これら全ての条件に当てはまる「凄い会社」は、今のところ(株)スマテンしかないのではないかと思います。
詳しくは(株)スマテンの都築社長と取締役COOの冨澤さんが話している動画をご覧頂ければ、この「凄い会社」で消防設備士が働く意義があることが分かるはずです。
>> (株)スマテンの「問い合わせはこちら」
もし ❝転職者がハマるな落とし穴❞ ではなく、もっと消防設備士の仕事にハマりたい転職者がいらっしゃいましたら、きっと(株)スマテンは有力な転職先の候補になるでしょう。
以上、強欲な青木でした!
◎ まとめ
- 消防設備士は、転職活動の準備を怠らなければ「ホワイト企業」もしくは「普通の会社」に誰でも入れた。
- 今の時代「駄目な会社」(経営者がいない零細企業、高齢化≒衰退している会社、ものすごく雰囲気が悪い職場)には、誰も入らなくてよかった。
- 『やめとけ!』な「駄目な会社」と真逆の「凄い会社」へ入社するために、ちゃんと転職活動の準備(自分に関する情報3つを棚卸し)して臨めばよかった。
火口さん(仮名)
40代男性