以下に当てはまる方を、読者として想定します。
- これから消防設備士として働く上で資格取得していく人
- 資格の種類が多くて何を取得すればいいか分ってない人
- ワンランク上の消防設備士として仕事をしていきたい人
エキスパート消防設備士への一歩として、資格取得にも注力していきましょう!
消防設備士が消防設備士以外に取るべき資格3つ
①電気工事士
第二種電気工事士
自動火災報知設備や誘導灯といった設備の電源を触らなければ仕事になりませんから、消防設備士の実務をする上で電気工事士の取得はmustと言えるでしょう。
あと、甲種消防設備士の受験資格満たす為にも乙6消防設備士を取得した後に電気工事士の取得が推奨されます。
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②防火対象物点検資格者
防火対象物点検資格者
新宿歌舞伎町ビル火災を契機に制度化された「防火対象物点検」を実施する為に必要なのが、この防火対象物点検資格者になります。
(6)項ロ 福祉施設の場合は特定一階段等防火対象物だと収容人員10名以上から防火対象物点検の実施義務あるので要注意!
近江商人の経営哲学のひとつとして「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方を「三方よし」といいます。
消防設備士が実施できる価値の高い業務の一つとして、防火対象物点検が挙げられるってワケです。
③工事担任者
工事担任者
工事担任者はズバリ「火災通報装置の新設工事の際に、電話線や通信線を接続するため。」だけに必要となります。
よって火災通報装置の新設をサービスの一つとして実施される場合は、工事担任者の免状も必要となります。
参考:工事担任者資格制度の見直し(令和3年4月1日から変更されるとのこと)
以上、①電気工事士・②防火対象物点検資格者・③工事担任者の3つが「消防設備士が消防設備士以外に取得すべき優先順位が高い資格」であるとして挙げさせて頂きました!(※所属する組織やサービス内容によって異なる可能性があります。)
◎ まとめ
- 自動火災報知設備や誘導灯といった設備の電源を触らなければ仕事にならん為、消防設備士の実務をする上で電気工事士の取得はmustと言えた。
- 消防設備士が実施できる価値の高い業務の一つとして、防火対象物点検が挙げられた。
- 火災通報装置の新設をサービスの一つとして実施される場合は、工事担任者の免状も必要となった。