消防設備士

消防設備士として成功するとは|年収だけではない5つの物差し

消防設備士として成功するとは

著者:青木俊輔(強欲な青木)/青木マーケ(株) 取締役 COO、(株)防災屋 代表取締役 社長、(一社)予防団 共同代表理事(本人確認 2026-10-19)
保有資格:消防設備士(甲種特類・甲種1〜5類・乙種6類・乙種7類)ほか
確認日:2026年10月21日
更新内容:初版

この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

この記事の結論

書籍『消防設備士0類』で青木は、消防設備士として成功している人を、次の5つのどれかに当てはまる人としています(書籍 第5章。2023年執筆時の考え)。

  1. 年収:1,000万円以上ある
  2. 能力:専門の知識や技能の水準が高い
  3. 知名度:業界やWeb上での認知度や影響力が高い
  4. 勤続年数:10年を超えて続けている(天職である可能性が高い)
  5. サブスキル:消防設備士以外にも食べていけるスキルがある

この5つは、どれか一つだけを伸ばすものではなく、お互いに影響し合っています。成功の形は人によって違うので、自分はどの物差しを一番大事にしたいかを決めることが、キャリアの目標を考える出発点になります。

強欲な青木
成功って、結局は年収が高いことちゃうの?
人によって何が成功かは分かれますが、おおまかに「成功者とは」と思い浮かべる人は、年収・能力・知名度・勤続年数・サブスキルのどれかに当てはまっているのではないでしょうか。
消防設備士

5つの物差しは、つながり合っている

書籍で青木は、5つの物差しは「相互依存」の関係にあると書いています。例えば、能力や知名度があれば年収のベースが上がり、年収が上がれば仕事が楽しくなって勤続年数も重なっていき、さらに成長したくなればサブスキルも身に付いてくる、という具合です(書籍 第5章)。

能力・知名度・年収・勤続年数・サブスキルの5つの物差しが、能力と知名度から年収へ「年収のベースが上がる」、年収から勤続年数へ「仕事が楽しくなって続く」、勤続年数からサブスキルへ「さらに成長したくなる」、サブスキルから能力へ「掛け算で伸びる」という矢印でつながり合っていることを示した図

図のうち、サブスキルから能力へ向かう点線の矢印は、書籍の記述をもとに編集部が補ったものです。

物差し 伸ばし方の例(書籍の記述) 関連記事
年収 消防検査まで担う会社で、現場と組織の両方をまとめる(第5章) (消防設備士が年収を上げる方法|環境と役割で上限が決まる)
能力 資格を早くそろえ、現場の頭として仕事を納める(第4章) (消防設備士の新人が一人前になるまで|覚える順番と、資格と実務の差)
知名度 現場の一次情報を発信し、実績を外に見せる(第5章) (消防設備士の情報発信|ブログ・SNSが仕事につながった経緯)
勤続年数 成功するまで続ける(第5章) —
サブスキル 消防設備士×別のスキルの掛け算をする(第5章) (消防設備士の「一人前」の先|キャリアの頭打ちを越える3つの道)
強欲な青木
どれか一つ伸ばしたら、ほかもついてくるってことか。
そうなんです。能力や知名度があれば年収のベースが上がり、年収が上がれば仕事が楽しくなって勤続年数も重なっていきます。さらに成長したくなれば、サブスキルも身に付いてきます。
消防設備士

最初から全部を目指す必要はありません。今の自分が一番伸ばしやすい物差しを一つ選んで、そこから始めてください。

成功している人に共通するもの

書籍では、成功している消防設備士のキャリアとして「会社員で修行して、独立して個人事業主になり、法人にして経営者になる」流れが王道だと書いています。一方で、独立せずに会社に勤め続けて出世し、成功している人ももちろんいる、とも書いています(書籍 第5章)。

そのうえで、独立するか社内で出世するかに関わらず、成功している消防設備士に共通しているのは、営業力や技術力といった実力があることだ、というのが書籍の考えです。

強欲な青木
独立せえへんかったら、成功したことにならへんの?
独立するか社内で出世するかに関わらず、成功している消防設備士に共通しているのは、営業力や技術力といった実力があることです。結局どこでも食っていける状態にならなければ、どこにいても成功できません。
消防設備士

一番のコツは、成功するまで続けること

書籍で青木は、消防設備士として成功するコツを一つ挙げるなら「辞めずに続けること」、厳密には「成功するまで続けること」だと書いています。一時的に失敗しているように見えても、それは成功のために必要なステップだ、という考えです(書籍 第5章)。

書籍の終章では、消防への「偏った愛」は続けるうちに育ち、それを抱くことができれば人生は勝ち組、成功したも同然だ、とも書いています(書籍 終章)。

13年目の今、青木は、令和の時代になっても未完成な部分が多く残っていて、そこに自分が少しでも関わって改善し、次の世代にバトンタッチできるという自己効力感に、この仕事の面白さを感じているといいます(本人回答、2026年10月)。

強欲な青木
続けるだけで成功できるなら、苦労せえへんけどな…
一時的に失敗している状態に見えても、それは成功するために必要なステップなんです。これは消防設備士だけじゃなく、人生全般に言えることですね。
消防設備士

会社を経営する今の青木が考える「お金」

書籍を書いた後、(株)防災屋を経営するようになった青木は、お金との向き合い方が変わったと話しています(本人回答、2026年10月)。

  • お金は「もらうもの」ではなく「稼ぐもの」だと捉えるようになった
  • 自分の頑張りでお金を増やせるという自己効力感が、ビジネスを押し上げている
  • 稼げる額が増えても全然安心・安泰ではない、という危機感が生まれ、それを養えたことも大事なステップアップだった

書籍でも、真の安定は会社の安定ではなく、自分の市場価値を上げて、どこでも働けるような人材になることでしか得られない、と書いています(書籍 第5章)。

強欲な青木
年収が上がったら、もう安心やろ?
稼げる額は変わりましたが、お金が増えても全然安心・安泰じゃないという危機感が芽生えました。この危機感を養えたことも、大事なステップアップだったと思っています。
消防設備士

年収は成功の物差しの一つですが、ゴールではありません。お金を「稼ぐもの」と捉えられたときから、ほかの物差しも一緒に伸びていくと思います。

今の青木にとっての成功

5つの物差しは書籍を書いた2023年の考えです。今の青木は、自分にとっての成功を、次の3つの言葉で定義しています(本人回答、2026年10月)。

  • 自分の人生の有頂天を見出す
  • 周囲を勇気づける表現をする
  • 次世代にマシな未来を残す
強欲な青木
年収とか知名度の話ちゃうんやな。
自分の人生の有頂天を見出す。周囲を勇気づける表現をする。次世代にマシな未来を残す。今の私にとっての成功は、この3つです。
消防設備士

5つの物差しは、この3つにたどり着くための道具だと考えると、どれを伸ばすかも選びやすくなると思います。

自分の物差しを決めるために

書籍で青木は、これから消防設備士になる人には「どんな消防設備士になりたいか」という目標を設定し、日々の努力を積み重ねてほしい、と書いています(書籍 第1章)。

次の問いに答えてみると、自分が一番大事にしたい物差しが見えてきます。

  • 5年後、年収・能力・知名度・勤続年数・サブスキルのうち、どれが一番伸びていたらうれしいか
  • 今の職場で、その物差しを伸ばせるか
  • 伸ばせないなら、会社を変えるか、自分で道をつくるか

成功の物差しは、他人と比べるためではなく、昨日の自分と比べるために持つものだと思っています。

自分で決めた物差しで成功した人は、人から何を言われても揺らがないと思います。

次に読む

成功している消防設備士の特徴や、年収1,000万円に必要な条件は、書籍『消防設備士0類』の第5章「消防設備士として成功するコツは?」で詳しく書いています。本は2023年に書いたもので、統計の数字や著者の肩書きなど現在と違う点があります(紹介ページ)。

参考文献

  • 青木俊輔『消防設備士0類 〜消防設備士をする前に読む本〜』改訂版、電子書籍(Amazon Kindle)、本文2023年。第1章06、第5章(P1362〜P1382、P1473〜P1481)、終章。確認日:2026年10月21日
  • 青木俊輔 本人回答(2026年10月19日・21日・22日、チャット。9、Q34、Q9)
  • この記事を書いた人

aokimarke

平成元年生まれ
消防設備士12年目の経営者

【◎経 歴】
鈴鹿高専 ⇨ 静岡大学(3年次編入)⇨ 院 ⇨ 鈴与㈱ ⇨ 消防設備士など

【◎免 許】
消防設備士全類、危険物取扱者全類、第二種電気工事士、工事担任者(AI・DD総合種)、電験三種、予防技術検定(消防用設備等)など

【◎活 動】
月刊誌:電気と工事(オーム社)にてコラム執筆、消防設備士「過去問テスト」および予防技術検定「過去問テスト」の制作・販売、YouTubeチャンネル「強欲な青木&消防設備士」の動画作成・編集、青木マーケ㈱、㈱防災屋、(一社)予防団など

-消防設備士