先日、更新した前ブログ “公文書開示請求で消防署の内部資料を入手する方法【東大阪市の場合】” について民間業者だけでなく、公務員として勤められている消防関係者様側からも貴重なご意見ご感想を頂けました。
参考公文書開示請求で消防署の内部資料を入手する方法【東大阪市の場合】
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中でも特に「消防が公開請求を嫌がる(面倒な案件だと思う)」理由について挙げられた3つが興味深かったので、ここで管理人のフィルターを通した話を紹介させて頂きます。
消防署側が公文書開示請求を嫌がる理由3つ
①自家発メンテ業者が点検報告書の開示請求をかけまくった
およそ3年ほど前に消防用設備の自家発電設備の負荷運転の法改正があった際、雨後の筍の如く悪徳業者を含む有象無象が参入してきましたが、その際に手あたり次第に点検報告書を公文書開示請求した業者がいたらしいです。
参考自家発負荷運転の悪徳業者にご用心!、急いで自家発電設備の負荷試験の本当の話をします。
ただ、公文書開示請求は市民の権利であり、それが行使されること自体に異論があって取り合ってくれない消防署さんは皆無なのでご安心下さいませ。
参考悪徳業者に注意!急いで自家発電設備の負荷試験の本当の話をします!
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②消防マニアが車両関係の開示請求をかけまくった
「撮り鉄」よろしく、度が過ぎたマニアは人に迷惑をかけてしまうから控えておこう系のセンサーがブッ壊れてしまうみたいです。
当然、消防吏員および職員の皆様それぞれ普段の業務を抱えてらっしゃいますから、そこにオタクの熱量で公文書開示請求されると迷惑に。
消防署の皆様は、オタクの欲求を満たすために働いているわけではありません。
③余剰人員がいない中で消防署側が対応しなければならない
消防署宛に公文書開示請求がされること自体、イレギュラー業務ですから単純に消防吏員および職員の皆様の業務量が増加します。
消防署の方々は公務員ですから行政サービスとして対応しなければなりませんが、もし自分が忙しい中で仕事を増やされたら‥どう思うでしょうか。
公文書開示請求は市民の権利ですから、選択肢の一つとして持っておきましょう!
ただし消防署の方々の負担になることも間違いないので、ほどほどに!
◎ まとめ
- 前ブログ “公文書開示請求で消防署の内部資料を入手する方法【東大阪市の場合】” について民間業者だけでなく、公務員として勤められている消防関係者様側からも貴重なご意見ご感想を頂いていた。
- 中でも特に「消防が公開請求を嫌がる(面倒な案件だと思う)」理由について挙げられた3つが興味深かった。
- 消防署側が公文書開示請求を嫌がる理由3つは「①自家発メンテ業者が点検報告書の開示請求をかけまくった」「②消防マニアが車両関係の開示請求をかけまくった」「③余剰人員がいない中で消防署側が対応しなければならない」であった。