㈱石井マーク様(@ishiimark_sign)より、以下の様なツイートが投稿されていました。
「リサイクル」が本当に環境に対して良いか否かの見解はいったん横に置いとくとして、左様な議論の前に先ず知っておきたいのは(日本の)飲料ペットボトルは「リサイクルする事を前提に設計され流通している」という点です。96年の小型ペットボトル解禁も、リサイクルの仕組みが整備されてからの話です。
◎ 2010年より以前の消火器にはシールを!
2010年以降の消火器には以下の通り、既にリサイクルシールなるものが貼りついた状態になっています。
それ以前の消火器を廃棄する際には別途リサイクルシールを購入して貼り付けた上で、弊社の様な特定窓口に処分を依頼します。
◎ 消火器リサイクルが仕組み化された背景
消火器のリサイクルが仕組み化された背景の一つに、粉末消火薬剤の主成分であるリンが入手し難い事情がありました。
消火薬剤だけでなく更にフタや管まで9割以上リサイクルされ、資源活用及び安定供給が実現されています。
◎ 老朽化した加圧式消火器の危険性
また、老朽化した加圧式の粉末消火器を放置しておくと破裂事故が起こる危険性もある為、積極的な回収が必要になる面もあります。
余程の状態でなければ破裂事故のリスクも低いですが、消防点検時に劣化の激しい加圧式消火器を見つけたり、弊社に持ち込まれることが往々にしてあります。
◎ 環境を汚染する消火薬剤の適切な廃棄
消火薬剤にPFOSなる残留性有機汚染物質が含まれる泡消火器や、オゾン層破壊および温室効果ガスが消火薬剤であるハロン1301消火器があり、未だ置かれている場所もあります。
現在、最も一般的な粉末ABC消火器をリサイクルすること以外に、それらの環境を汚染する消火薬剤を含む昔の消火器を適切に回収・廃棄する事で、環境負荷の低減が期待されます。
— 青木防災㈱【公式】🧯 (@aokibosai) March 28, 2021
◎ まとめ
- 消火器は「普通に捨てられない」もので、リサイクルの代金を納める為の “リサイクルシール” ってのが貼らないと処分できなかった。
- 2010年以降の消火器には既にリサイクルシールなるものが貼りついた状態だが、それ以前の消火器を廃棄する際には別途リサイクルシールを購入して貼り付けた上で、弊社の様な特定窓口に処分を依頼しなければならなかった。
- 消火器のリサイクルが仕組み化された背景の一つに、粉末消火薬剤の主成分であるリンが入手し難い事情や老朽化した加圧式の粉末消火器を放置しておくと破裂事故が起こる危険性への予防という側面もあった。
株式会社石井マーク
@ishiimark_sign