消防設備士乙種6類の「構造・機能および工事または整備の方法」の(機械)は、合計9問の出題があります。
このうち問16~問20の5問が以下にまとめた「消火器の構造・機能(機械的なこと)」に関する問題で、その他の問21~問24の4問は「消火器の点検・整備」に関する問題です。
消火器の消火作用
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【過去問】消火器の消火作用|消防設備士乙種6類【消火器の構造・機能】
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危険物第4類第1石油類の火災の初期消火の方法として、誤っているものは次のうちどれか。
- 乾燥砂による消火は効果がある。
- 通常、窒息消火が効果的である。
- 一般に、引火点が低いので冷却消火が最もよい。
- 二酸化炭素消火器による消火でもよい。
抑制作用の最も優れている消火器は次のうちどれか。
- 化学泡消火器
- 粉末(ABC)消火器
- 強化液消火器
- 機械泡消火器
消火特性として抑制作用(負触媒作用)をもたない消火器は次のうちどれか。
- 強化液消火器
- ハロゲン化物消火器
- 化学泡消火器
- 粉末消火器
消火器の一般的な消火特性について、誤っているものは次のうちどれか。
- 強化液消火器は、アルカリ塩類を含む薬剤を放射するものであり、浸透性がよいので、再燃防止効果に優れている。
- 化学泡消火器は、低温でも発泡性能が低下しないものであり、浸透性がよいので、再燃防止効果に優れている。
- 機械泡消火器は、窒息作用により消火するものであり、また、浸透性がよいので、再燃防止効果に優れている。
- 水消火器は、冷却作用により消火するものであり、また、浸透性がよいので、再燃防止効果に優れている。
消火器の消火作用について、正しいものは次のうちどれか。
- 二酸化炭素を放射する消火器の消火作用は、主に窒息作用と抑制作用によるものである。
- 機械泡を放射する消火器の消火作用は、主に冷却作用と抑制作用によるものである。
- 粉末を放射する消火器の消火作用は、主に窒息作用と冷却作用によるものである。
- 棒状の強化液を放射する消火器の消火作用は、主に冷却作用と抑制作用によるものである。
消火器の消火作用について、誤っているものは次のうちどれか。
- 強化液による消火は、冷却作用と抑制作用によるものである。
- 二酸化炭素による消火は、窒息作用によるものである。
- 泡による消火は、冷却作用のみによるものである。
- 消火粉末による消火は、抑制作用と窒息作用によるものである。
消火器の消火薬剤の消火作用について、誤っているものは次のうちどれか。
- 強化液消火器…冷却作用と抑制作用があるが、冷却作用のほうが大きい。
- 泡消火器‥窒息作用と冷却作用があるが、窒息作用のほうが大きい。
- 二酸化炭素消火器‥抑制作用と窒息作用があるが、抑制作用のほうが大きい。
- 粉末消火器‥抑制作用と窒息作用があるが、抑制作用のほうが大きい。
消火器の消火作用について、主に窒息と抑制の両方の作用で消火するものの組み合わせとして、正しいものは次のうちどれか。
- 強化液消火器及び二酸化炭素消火器
- 機械泡消火器及び水消火器
- 粉末消火器及び化学泡消火器
- ハロゲン化物消火器及び粉末消火器
消火器の消火薬剤の消火作用には、冷却作用、窒息作用、抑制作用等があるが、抑制作用の少ない消火薬剤は、次のうちどれか。
- 強化液消火薬剤
- 化学泡消火薬剤
- ハロゲン化物消火薬剤
- 粉末消火薬剤
消火薬剤の一般的な性状について、適切でないものは次のうちどれか。
- 化学泡消火薬剤は、2種類の薬剤を混合させることにより、発生する窒素ガスを泡に含ませている。
- 界面活性剤泡消火薬剤は、炭化水素系界面活性剤を主成分とし、泡安定剤や不凍剤、防錆剤等を添加したものである。
- 水成膜泡消火薬剤は、フッ素系界面活性剤を主成分とし、油の表面に対し水性膜のフィルムを形成し、油の蒸発を防いで消火する。ただし、PFOSの問題がある。
- 二酸化炭素消火薬剤は、液体の状態でボンベに充てんされており、放射すると直ちにガス化する。
消火器の消火薬剤について、最も不適当なものは次のうちどれか。
- 強化液消火薬剤は、無色半透明又は淡黄色の高濃度の炭酸ナトリウム水溶液である。
- 合成界面活性剤泡消火薬剤は、界面活性剤の水溶液に浸潤性、浸透性、不凍性を促進する薬剤を加えたもので、一般的に長期安定性を有している。
- 水成膜泡消火薬剤は、フッ素系界面活性剤を主成分とするもので、その水溶液は表面張力が極めて小さいという特徴を有している。
- 化学泡消火薬剤は、外筒用薬剤と内筒用薬剤からなり、これらを混合、反応させると二酸化炭素を含む泡となる。外筒用薬剤には炭酸水素ナトリウムが用いられ、内筒用薬剤には硫酸アルミニウムが用いられる。
消火器の適応火災
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【過去問】消火器の適応火災|消防設備士乙種6類【消火器の構造・機能】
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石炭の火災に適応しない消火器は、次のうちどれか。
- 棒状の水を放射する消火器
- 泡を放射する消火器
- 棒状の強化液を放射する消火器
- リン酸塩類以外の粉末薬剤を放射する消火器
消火器具の適応火災について、正しいものは次のうちどれか。
- 棒状の水を放射する消火器は、建築物その他の工作物の火災に適応する。
- 棒状の水を放射する消火器は、油火災に適応する。
- 乾燥砂、膨張ひる石または膨張真珠岩は、建築物その他の工作物の火災に適応する。
- 二酸化炭素を放射する消火器は、建築物その他の工作物の火災に適応する。
電気設備の火災に適応しない消火器は、次のうちどれか。
- 粉末消火器
- 二酸化炭素消火器
- 霧状の強化液を放射する消火器
- 棒状の水を放射する消火器
粉末消火器の消火薬剤の性状および消火の適応性について、誤っているものは次のうちどれか。
- リン酸アンモニウムを主成分とした微粉末で、A火災・B火災および電気火災に適応する。
- 炭酸水素ナトリウムを主成分とした微粉末で、B火災および電気火災に適応する。
- 炭酸水素ナトリウムを主成分とした微粉末で、B火災および電気火災に適応する。
- 炭酸水素カリウムと尿素を化学反応させた生成物を主成分とした微粉末で、B火災および電気火災に適応する。
消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 霧状の強化液を放射する強化液消火器は、電気火災の消火には適応しない。
- 水消火器は冷却作用により消火を行うものであり、油火災には適応しない。
- 化学泡消火器の外筒には、炭酸水素ナトリウムを主成分とした消火薬剤を、内筒には、硫酸アルミニウムを主成分とした消火薬剤を入れてある。
- 機械泡消火器は、冷却及び窒息作用により消火を行うものであり、透視性に優れている。
蓄圧式消火器の指示圧力計
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【過去問】蓄圧式消火器の指示圧力計|消防設備士乙種6類【消火器の構造・機能】
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指示圧力計の目盛り板にBSと表示されていた。BSの表示の説明として、正しいものは次のうちどれか。
- 圧力検出部(ブルドン管)の材質を表す。
- 指示圧力計の精度の等級を表す。
- 指示圧力計の製作メーカーの商標を表す。
- 日本消防設備安全センターの品質評価の合格の表示を表す。
蓄圧式消火器と指示圧力計の緑色範囲と圧力検出部(ブルドン管)の材質の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
1. | 水消火器 (浸潤剤入り) | 6〜9.8×10⁻¹MPa | BS |
2. | 強化液消火器 | 7〜9.8×10⁻¹MPa | BeCu |
3. | 機械泡消火器 | 6〜9.8×10⁻¹MPa | PB |
4. | 粉末消火器 | 7〜9.8×10⁻¹MPa | SUS |
消火器の種別と指示圧力計に示される圧力検出部(ブルドン管)の材質記号の組み合わせとして、誤っているものは次のうちどれか。
消火器の種別 | 材質記号 | |
1. | 粉末消火器 | SUS |
2. | 粉末消火器 | Bs |
3. | 強化液消火器 | SUS |
4. | 強化液消火器 | Bs |
強化液消火器
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【過去問】強化液消火器|消防設備士乙種6類【消火器の構造・機能】
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強化液消火器の構造・機能について、誤っているものは次のうちどれか。
- 消火剤の凝固点は−20℃以下である。
- 放射される消火薬剤は防炎性を有する。
- 霧状放射によりA、B、C火災に適応する。
- 主たる消火作用は冷却作用のみである。
強化液消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 消火薬剤は液体なので凍結の恐れがあるため寒冷地には適さない。
- 使用圧力範囲は0.7MPa〜0.98MPaである。
- 消火薬剤に炭酸カリウム(K₂CO₃)を使用するものはpH約12の強アルカリ性で比重は1.3〜1.4である。
- 蓄圧式には、圧縮ガスとして、圧縮空気、窒素ガスが使用されている。
蓄圧式の強化液消火器の構造について、誤っているものは次のうちどれか。
- 鋼板製の本体容器内に消火薬剤が窒素ガスとともに充てんされ、レバー式の開閉バルブが装着されているもの
- 本体容器内面には、充てんされた消火薬剤の液面を示す表示が設けられているもの
- 内部圧力を示す指示圧力計が取り付けてあり、使用圧力範囲は0.7MPa~0.98MPaで、ノズルは霧状噴射用であるもの
- 使用温度範囲は、-20℃~+40℃であるもの
蓄圧式の強化液消火器の構造について、誤っているものは次のうちどれか。
- 鋼板製の本体容器内に消火薬剤が窒素ガスとともに充てんされ、レバー式の開閉バルブが装着されているもの
- 本体容器内面には、充てんされた消火薬剤の液面を示す表示が設けられているもの
- 内部圧力を示す指示圧力計が取り付けてあり、使用圧力範囲は0.7MPa~0.98MPaで、ノズルは霧状噴射用であるもの
- 使用温度範囲は、-20℃~+40℃であるもの
化学泡消火器
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【過去問(筆記)】化学泡消火器|消防設備士乙種6類【構造・機能】
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化学泡消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 外筒薬剤(A剤:アルカリ性)と内筒(B剤:酸性)の化学反応を利用したものである。
- 化学反応により発生した二酸化炭素を圧力源として泡を放射する。
- 消火作用は窒息作用、冷却作用、抑制作用がある。
- 消適応火災は、A火災、B火災である。
化学泡消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 放射時間 10 秒以上である。
- 液温が著しく低温の状態では機能が低下する。
- 内筒液と外筒液との化学反応によって圧力を発生する。
- 外筒液は酸性のA剤、内筒液はアルカリ性のB剤である。
化学泡消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 充てんされた消火薬剤は経年劣化するので1年に1回、交換が必要である。
- ろ過網と安全弁が付いている。
- 使用時の反応圧力を確認できるように指示圧力計が付いている。
- 本体容器と内筒には液面表示が付いている。
化学泡消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 使用するとき、本体容器を逆さまにすると、内筒の蓋が自重で落下して蓋が開き、A剤とB剤が化学反応し発生する二酸化炭素の圧力により泡を放射する消火器を転倒式化学泡消火器と呼ぶ。
- 破蓋転倒式化学泡消火器とは、内筒を鉛板などで密封し使用のときキャップに装着されたカッター付き押し金具を推して、鉛板等の封板を破ってから転倒するものをいう。
- 開蓋転倒式化学泡消火器とは、常時はキャップに装着されたハンドルと連動する蓋で内筒を密閉しておき、使用時にハンドルを回して、内筒の蓋を開いてから転倒するものをいう。
- 転倒式化学泡消火器とは、A剤とB剤を反応させた溶液を充てんしておき、使用時に消火器を転倒させて泡を放射するものをいう。
機械泡消火器
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【過去問】機械泡消火器|消防設備士乙種6類【消火器の構造・機能】
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機械泡消火器(蓄圧式)の構造について、正しいものは次のうちどれか。
- 二酸化炭素消火器と同じく高圧ガス容器が使われている。
- 消火薬剤には、主として炭酸水素ナトリウム(外筒用)と硫酸アルミニウム(内筒用)が使用されている。
- 蓄圧式であるため、指示圧力計が装着されている。
- ノズルは、粉末消火器のホーンと同じ構造のものを装着されている。
機械泡消火器(蓄圧式)の構造について、正しいものは次のうちどれか。
- 二酸化炭素消火器と同じく高圧ガス容器が使われている。
- 消火薬剤には、主として炭酸水素ナトリウム(外筒用)と硫酸アルミニウム(内筒用)が使用されている。
- 蓄圧式であるため、指示圧力計が装着されている。
- ノズルは、粉末消火器のホーンと同じ構造のものを装着されている。
機械泡消火器(蓄圧式)の構造または機能について、誤っているものは次のうちどれか。
- ノズルには、薬剤が放射されるときに外部の空気をノズル内に吸い込むための空気吸入口がある。
- この消火器による消火作用には、冷却作用及び窒息作用がある。
- 蓄圧式であるため、指示圧力計が装着されている。
- 電気設備の消火にも適応する。
蓄圧式機械泡消火器の構造で、誤っているものは次のうちどれか。
- 充填する消火薬剤は、水成膜泡剤または界面活性剤の水溶液である。
- 消火薬剤がノズルから放射される際にノズルに設けられた空気吸入孔から空気を吸入し機械的に泡を作る消火器である。
- 充てんされているガスは、圧縮空気または窒素ガスである。
- 棒状ノズルでの放射の場合は、電気火災に適応できる。
粉末消火器
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【過去問(筆記)】粉末消火器|消防設備士乙種6類【構造・機能】
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粉末消火器の消火薬剤と適応火災の組合せで、正しいものはどれか。
- 白色の粉末消火薬剤 A火災、B火災
- 淡紅色の粉末消火薬剤 A火災、B火災、C火災
- ねずみ色の粉末消火薬剤 A火災、C火災
- 紫色の粉末消火薬剤 C火災のみ
粉末消火器の消火薬剤の性状及び適応性について、誤っているものは次のうちどれか。
- リン酸アンモニウムを主成分とした微粉末で、A火災、B火災及び電気火災(C火災)に適応する。
- 炭酸水素ナトリウムを主成分とした微粉末で、B火災及び電気火災(C火災)に適応する。
- 炭酸水素カリウムを主成分とした微粉末で、A火災及びB火災にのみ適応する。
- 炭酸水素カリウムと尿素の化学反応した生成物を主成分とした微粉末で、B火災及び電気火災(C火災)に適応する。
粉末消火器の消火薬剤名と消火薬剤の成分の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
- 粉末(ABC) 炭酸アンモニウムを主成分としたもの
- 粉末(K) 水酸化カリウムを主成分としたもの
- 粉末(KU) 水酸化カリウムと尿素の反応物を主成分としたもの
- 粉末(Na) 炭酸水素ナトリウムを主成分としたもの
粉末消火器(蓄圧式)の構造について、最も不適当なものは次のうちどれか。
- 放射圧力源として、圧縮ガスが充てんされている。
- 使用圧力範囲は、0.7~0.98MPaである。
- 容器内にはサイホン管が設けられている。
- サイホン管の内部で粉末が詰まることを防止するため、粉上り防止のための装置が装着されている。
蓄圧式粉末消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 使用温度範囲は、−30〜+40℃である。
- 蓄圧ガスは、圧縮空気である。
- 指示圧力計の緑色範囲は、0.7MPa〜0.98MPaである。
- 指示圧力計の取付けが義務付けられている。
粉末消火器(蓄圧式)の使用圧力の範囲として、最も適正なものは次のうちどれか。
- 0.6MPa以上〜0.85MPa未満
- 0.7MPa以上〜0.85MPa未満
- 0.7MPa以上〜0.98MPa未満
- 0.8MPa以上〜0.98MPa未満
蓄圧式の粉末消火器の構造又は機能について、最も不適当なものは次のうちどれか。
- レバーを握ることにより作動して、消火薬剤の放射を開始することができる。
- 内部圧力を示す指示圧力計が、取り付けられている。
- サイホン管の先端に逆流防止装置が、取り付けられている。
- 消火薬剤が、鋼板製、ステンレス鋼板製等の本体容器内に、圧縮された空気、窒素ガス等とともに充てんされている。
蓄圧式粉末消火器の構造又は機能について、正しいものは次のうちどれか。
- 放射圧力源は、一般に二酸化炭素が用いられている
- 使用圧力範囲は、0.5〜1.0MPaの範囲とされている。
- レバー操作で放射停止できるように、開閉バルブが設けられているものがある。
- サイホン管の内部に消火薬剤が詰まらないように、サイホン管の先端に粉上り防止用封板が設けてあるものがある。
手さげ式ガス圧粉末消火器の説明で誤っているものは次のうちどれか。
- 加圧用ガス容器が装着されている。
- 上レバーに連動し加圧用ガス容器の封を開封できるようカッターが付いている
- サイホン管の下部には逆流防止装置が取り付けられている。
- ガス導入管の先端には逆流防止装置が取り付けられている。
手さげ式ガス加圧粉末消火器の構造について、誤っているものは次のうちどれか。
- 使用温度範囲は−10℃または−20℃〜40℃である。
- 開閉バルブ式のものには使用済み表示装置の取付が義務付けられている。
- 開閉バルブ式は、薬剤が残っている間は何回でも使用可能である
- 開放式は放射を中断できないもので、全量放射する。
粉末消火器の付属品の機能について次のうち誤っているものはどれか。
- 加圧用ガス容器のガスは、放射時に薬剤を加圧かくはんし、放射させるものである。
- ガス導入管は、加圧ガスを本体容器内に噴射させるものである。
- ガス導入管の先端に粉上がり防止封板が取り付けられていて管内での薬剤の詰まりを防止している。
- 開閉バルブには、加圧用ガス容器を開封するカッターが付いており、レバーを握ったとき加圧用ガス容器の封を開封しバルブが開く、レバーを離したときに消火薬剤の放射を停止するものである。
ガス加圧式粉末消火器の構成部品で、省令で取付を義務付けているものは次のうちどれか。
- 減圧孔または減圧溝
- 逆流防止装置
- 粉上り防止用封板
- 排圧栓
ガス加圧式粉末消火器の構成部品で、省令で取付を義務付けているものは次のうちどれか。
- 減圧孔または減圧溝
- 逆流防止装置
- 粉上り防止用封板
- 排圧栓
大型粉末消火器(ガス加圧式)の構造について、最も不適切なものは次のうちどれか。
- 使用する場合に、二酸化炭素加圧のものは押し金具を押してガスの封板を破り、ガスを本体容器内に導入して加圧放射する。
- 使用する場合に、窒素ガス加圧のものはガス容器のハンドルを回してバルブを開き、ガスを本体容器内に導入して加圧放射する。
- ノズルは開閉式でノズルレバーの操作により放射及び放射停止ができる。
- 加圧用ガスとして小容量のものには窒素ガスが、大容量のものには二酸化炭素が用いられる。
粉末消火器 (大型を除く。) の構造について、一般的でないものは次のうちどれか。
- ガス加圧式の本体容器内には、ガス導入管・サイホン管がセットされ、それらの先端には、薬剤の詰まりを防止する装置としてろ過網および粉上り防止封板が装着されている。
- 蓄圧式は、本体容器内に消火薬剤が窒素ガスとともに充てんされ、レバー式の開閉バルブが装着されている。
- ガス加圧式には、レバーの操作で放射および放射停止ができる開閉バルブ式と、放射停止ができないで全量放射する開放式がある。
- 蓄圧式は、内部圧力を示す指示圧力計が取り付けられてあり、使用圧力範囲が示されている。
加圧用ガス容器
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【過去問(筆記)】粉末消火器|消防設備士乙種6類【構造・機能】
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消火器の加圧用ガス容器について、最も不適当なものは次のうちどれか。
- 作動封板を有するものを使用した場合は、同じ容器記号のものと取り替える。
- 容器弁付きのものを使用した場合は、専門業者に依頼してガスを充てんする。
- 内容積が100㎤以下のものは、すべて液化炭酸ガスを使用している。
- 内容積が100㎤を超えるものは、窒素ガス又は液化炭酸ガスを使用している。
加圧式の消火器に用いる加圧用ガス容器について、正しいものは次のうちどれか。
- 容器弁付きの加圧用ガス容器は、必ず専門業者に依頼してガスを充てんする。
- 作動封板を有する加圧用ガス容器は、容量が同じであれば製造メーカーにかかわらず交換できる。
- 内容積100㎤以下の作動封板を有する加圧用ガス容器が腐食している場合は、充てんガスを放出せず廃棄処理する。
- 作動封板を有する加圧用ガス容器は、すべて高圧ガス保安法の適用を受けない。
加圧式の消火器の加圧用ガス容器に関する記述のうち、正しいものの組み合せはどれか。
ア.加圧用ガス容器を交換する場合、作動封板を有するものは、消火器銘板に明示されている容器記号のものと取り替える。
イ.加圧用ガス容器を交換する場合、容器弁付きのものは、専門業者に依頼してガスを充てんする。
ウ.作動封板を有するものは、その容量にかかわらず高圧ガス保安法の適用を受ける。
- ア、イのみ
- ア、ウのみ
- イ、ウのみ
- ア、イ、ウすべて
内容積100㎤以下の加圧用ガス容器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 容器の外面は亜鉛メッキである
- 作動封板付きである。
- ガスの再充てんはできない。
- 充てんされている液化炭酸は高圧ガスに該当するので、すべて高圧ガス保安法の適用をうける。
高圧ガス保安法の適用を受ける本体容器又は加圧用ガス容器を使用しなければならない場合がある消火器は、次のうちどれか。
- 加圧式粉末消火器(薬剤質量が20Kg以上のもの)
- ハロン2402消火器(薬剤が常温で液体のもの)
- 蓄圧式粉末消火器
- 蓄圧式機械泡消火器
消火器及び消火器の部品として使用されている高圧ガス容器に関する説明として、誤っているものは次のうちどれか。
- 二酸化炭素消火器の本体容器は高圧ガス保安法に適合したもの以外は、使用が禁止されている。
- 内容積100㎤以下の加圧用ガス容器は高圧ガス保安法の適用除外を受け、外面はメッキがしてある。
- 加圧用ガス容器に充てんするガスとしては、主に二酸化炭素又は窒素ガスが用いられる。
- 窒素ガスを充てんした内容積100㎤を超える加圧用ガス容器の外面は、緑色に塗装されている。
内容積100㎤以下の加圧用ガス容器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 刻印 C60 の C は容器記号でネジの種類を表し、C60 の60は充てんされているガスの質量が60gであることを表す。
- 刻印CO2のCO2は、充てんガスが、二酸化炭素を表す。
- 刻印TW285は、加圧ガス容器の総質量が285gであることを示す。
- 充てんされているガスの種類により容器の1/2以上指定の塗色をしなければならない。
内容積が100㎤を超える加圧用ガス容器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 刻印 C60 の C は容器記号でネジの種類を表し、C60 の60は充てんされているガスの質量が60gであることを表す。
- 刻印CO₂のCO₂は、充てんガスが、二酸化炭素を表す。
- 刻印TW285は、加圧ガス容器の総質量が285gであることを示す。
- 充てんされているガスの種類により容器の1/2以上指定の塗色をしなければならない。
二酸化炭素ガスと窒素ガスの共通的性質として、正しい組合せは次のうちどれか。
A:無色無臭である
B:空気より重い
C:電気絶縁性がある
D:水に溶けやすい
1 AとB
2 BとC
3 CとD
4 AとC
二酸化炭素消火器
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【過去問(筆記)】二酸化炭素消火器|消防設備士乙種6類【構造・機能】
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二酸化炭素消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 消火薬剤として液化炭酸が充てんされており、液化炭酸の蒸気圧による蓄圧式で、指示圧力計が取り付けられている。
- 使用温度範囲は−30〜+40℃である。
- 放射の際、ホーン部で気化冷却するため凍傷防止のため、ホーンの直近に断熱材で成形されたホーン握りが付いている。
- 本体容器は高圧ガス保安法に定める高圧ガス容器で安全弁付きで、消火薬剤の充てん比は1.5以上である。
二酸化炭素消火器の構造または機能について、誤っているものは次のうちどれか。
- 二酸化炭素消火器の消火剤は、B火災およびC火災の消火に適応している。
- 本体容器は、赤色に塗られるほか、表面積の1 / 4以上が緑色にぬられていることと定められている。
- 本体容器が高圧ガス保安法の容器検査に合格したものであっても、日本消防検定協会または指定検定機関の個別検定合格の表示が付されていなければ消火器として認められない。
- 消火剤には、日本産業規格(JIS)で定める2種または3種の液化二酸化炭素が使用されている。
二酸化炭素消火器の構造と機能について、誤っているものは次のうちどれか。
- 充てんされている消火薬剤の量の測定には、圧力計を用いる。
- 容器の内圧は、高温になると非常に大きくなって、ガス漏れの原因になることがあるので、高温の場所へ設置することは避ける。
- 安全栓とともに安全弁の取り付けも必要である。
- 本体容器の表面積の1/4以上を赤色に、また1/2以上を緑色に塗ることとされている。
二酸化炭素消火器について、誤っているものは次のうちどれか。
- ガス量の測定には圧力計を用いる。
- ガス漏れの原因となるので、高温になる場所へは設置しない。
- 地階や無窓階に設置してはならない。
- 必ず安全弁が設けられている。
二酸化炭素消火器を使用・設置する上での注意事項で、誤っているものは次のうちどれか。
- 直接吸うと危険であるため、吸わない。
- 著しく高温の場所には置かない。
- 地階には置かない。
- 指示圧力計で圧力があるか確認する。
二酸化炭素消火器を使用・設置するうえでの注意事項として、誤っているものは次のうちどれか。
- 地下街、準地下街や密閉した狭い地階、無窓階等では、使用してはならない。
- 火炎に接すると消火薬剤が熱分解し、有毒な一酸化炭素が発生するので吸入しないこと。
- 消火した後は、速やかに換気をはかる。
- -40℃の冷蔵倉庫での使用はできない。
二酸化炭素消火器について、正しいものは次のうちどれか。
- 二酸化炭素消火器は二酸化炭素ガスによるガス加圧式である。
- 安全弁および指示圧力計は必ず取り付けなければならない。
- 充てんガスの少量のものはB火災とC火災に適応するが、充てんガス量の多いものはA火災にも適応する。
- 消火剤(二酸化炭素)は窒息性があるので、地下街等には設置制限がある。
二酸化炭素消火器の容器の肩部に刻印されている「W」の記号の意味として、正しいものは次のうちどれか。
- 耐圧試験圧力
- 容器の質量
- 容器の内容積
- 充てんガス量
参考【消防設備士】基礎的知識(機械)の過去問まとめ【解答・解説つき】
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消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。
上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。