- 粉末消火器を噴射すると、その周辺がピンク色の薬剤で汚れてしまいます。
- 強化液消火器の薬剤は透明の液体ですから、まだ片付けがラクでしょう。
- 二酸化炭素消火器の中身は気体である為、噴射後の汚損はゼロです。
以下、ヤマトプロテック㈱HPより引用です。
ステップ消火器スタンド
消火に伴う損害を最小限にする消火器スタンド。
パニック時にもパッと見ただけで、消火被害を抑えるステップが直感的にわかるデザインを採用しました。
まずは二酸化炭素、次に強化液、最終手段として粉末…と、消火汚損が少ない順番に使うことで、消火後の被害を最小限に抑えます。
ヤマトプロテック㈱のホームページ中にあるコレ、どうですか?ちょっと個人的には値段が高めだと思うのですかいかがでしょう…。
では、続きにステップ消火器スタンドにまつわる話+αを書いていきます。
ステップ消火器スタンド(設置台)について
◎ 設置台の「価格」
ステップ消火器スタンドには二種類あり、それぞれの以下の通り値付けされています。
- スリーステップ消火器スタンド‥¥25,000円
- ツーステップ消火器スタンド‥¥20,000円
参考スリーステップ消火器スタンド、ツーステップ消火器スタンド
そして『値段が高い気がするのですが‥』という話については、ぶっちゃけ安くしても売れ行きは変わらないのではないかと思っています。
◎ 設置台の「ニーズ」
では、ステップ消火器スタンドを誰が購入してくれそうか‥ということを推測してみます。
ターゲット層を一言で表現すると、以下の通りです。
防火管理に熱心な担当者および事業者
例えば、以下の様なお客様であれば未だ購入して頂ける可能性がある気がします。
- 安全衛生および防火管理について専任の担当者がいる様な(12)項 工場や(14)項 倉庫など
- 高額な医療機器が設置されている(6)項イ 病院や(6)項ロ 福祉施設など
- その他、防火管理に注力していることを対外的にアピールすることが商売に効果的である場合
防火管理に熱心かつ費用が捻出できる場合や、もしくは消火による汚損を避けるための工夫をしていることをアピールしたい場面でニーズがありそうです。
◎ 消火器にも得手不得手あり!
最も普及している消火能力が高い粉末消火器ですが、例えば「鉄粉・金属粉若しくはマグネシウム又はこれらのいずれかを含有するもの」である第2類の危険物の消火には適応していません。
その為、以下の2つの消火器が隣り合って設置されるケースがあります。
- 建物(ハコ)に対して設置義務が生じている消火能力単位を満たす為の粉末消火器
- 金属火災が懸念される箇所(モノ)に対して任意で設置される金属火災用の消火器
他にも、ステップ消火器スタンドの購買ニーズがあって提案すべきお客様や、効果的に初期消火できそうな場面ありましたら、皆さまのご意見を聞かせて頂きたいです!
◎ まとめ
- No.1消火器メーカーのヤマトプロテック㈱さんより、消火汚損が少ない順番に「①二酸化炭素、②強化液、③粉末」消火器と使用することが視覚的に認知し易くなる消火器設置台がリリースされていた。
- 営業さんより『値段が高い気がするのですが‥』というお話があったが、ステップ消火器スタンドは任意設置の云わば “贅沢品”であり消防法上の義務だけ果たしたい人は幾ら安売りしても買わないと思われたので妥当な価格な気がした。
- ステップ消火器スタンドの購買ニーズがあって提案すべきお客様や、効果的に初期消火できそうな場面あれば皆さまの意見を頂戴したかった。
ご意見を‥。
ヤマトプロテック㈱営業さん