消防点検の費用は言い値‥ではありません。
人が動く作業ですから、消防法に則った点検をする為の所用時間を計算して料金に反映します。
『これって適正価格‥?』や『高過ぎない? or 安過ぎない?』といった疑問をお持ちの方は、続きをご覧下さい。
消防点検の料金を積算する方法3つ
①前回の点検報告書から積算
前回に消防点検を行った際の “消防用設備点検結果報告書” があれば、消防点検の料金を積算できます。
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上の画像が消防用設備点検結果報告書の表紙です。
消防用設備点検結果報告書には、消防点検の料金を積算するに際して必要な以下の情報が記載されています。
- 建物にある消防用設備等の “種類”
- 各消防用設備等の “設置個数”
②設備・延べ面積等の情報から概算
消防用設備点検結果報告書が無くても、設置されている消防用設備や建物の延べ面積等が分かれば “概算お見積り” を作成することなら可能な場合があります。
③ 現地調査をして積算
消防用設備に関する情報が一切ない場合は、消防点検を行う建物に行って現地調査をした後に見積りを作成します。
※ Web消防点検価格一覧表のカラクリ
ネット上に消防点検「床面積~1,000㎡未満のマンションで1回あたり◯◯円」‥と格安な費用が表示されているケースが散見されます。
しかし、注釈のところを見てみると『価格表は消火器・避難器具の点検で、それ以外は追加費用が発生‥』等と明記してあるのです。
例えば(6)項ロ 老人ホーム等だと延べ面積に関係無く自動火災報知設備の設置義務が生じますから、床面積~1,000㎡未満で◯◯円と記載されている場合だと確実に追加料金が発生します。
◎ まとめ
- 前回に消防点検を行った際の “消防用設備点検結果報告書” があれば、消防点検の料金を積算できた。
- 設置されている消防用設備や建物の延べ面積等が分かれば “概算お見積り” を作成することなら可能な場合があった。
- 消防用設備に関する情報が一切ない場合は、消防点検を行う建物に行って現地調査をした後に見積りを作成した。