消防設備士 資格試験

消防設備士「特類」を取得した方がいい理由3つを有資格者が徹底解説!

消防設備士 特類

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強欲な青木
消防設備士の “特類” ってあるけど、アレ取得すべき!?‥どんな試験なのかも知りたいよ。
特類ねぇ‥管理人も有資格者なので、取得した理由を3つ挙げながら試験について解説してみます!
管理人

 

消防設備士の免状は、設備毎に以下の通り分類されています。

消防設備士免状の分類

特類‥特殊消防用設備等(従来の消防用設備等に代わり、総務大臣が当該消防用設備等と同等以上の性能があると認定した設備等)

1類‥屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備・パッケージ型消火設備・パッケージ型自動消火設備など

2類‥泡消火設備

3類‥不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備

4類‥自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備など

5類‥金属製避難はしご・救助袋・緩降機

6類‥消火器

7類‥漏電火災警報器

 

点検タマ王
つまり特類は「その他のハイテク消防用設備」的な扱いであり、効果が高いから他の消防用設備に代えて設置できるもの‥ですか。
よって特類の消防用設備について工事・整備をする際にのみ、特類の免状が必要となるワケです。
管理人

 

消防設備士「特類」を取得した理由3つ

◎ 特類は実務では不要

消防設備士「特類」は、実務において一切不要である‥と表現しても過言ではありません。

何故なら「特類の消防用設備の総数よりも、特類の有資格者の人数の方がはるかに上回っている。」状況である為です。

 

特類の有資格者は3,780人

類別の消防設備士免状保有者数は以下の通りです。

類別 消防設備士 有資格者数

参考令和元年版 消防白書 附属資料1-1-49 消防設備士の数

 

特類消防用設備等の認定件数は68件

日本全国で特類の消防用設備等が設置されている建物は、わずか68件しかありません。

特類 設置場所 数

参考令和元年版 消防白書 附属資料1-1-51 特殊消防用設備等の認定件数

強欲な青木
えっ‥って事は「3,780 ÷ 68 ≒ 55.59」つまり特類の消防用設備等一つに対して55人も有資格者がおるってこと!?
そうなんです。現時点で、特類の消防用設備等が少なすぎる為、例え免状を取得しても実務にありつける人は殆どいません。
管理人
強欲な青木
じゃあ、何で特類の免状を取ろうと思ったんですか?
実務で使わないのに、わざわざ勉強して免状取得してるなんてメッチャ勉強熱心で詳しいプロやと思われるやん!
管理人

特類の免状は、実務で使わないという持っていても圧倒的ムダという状況だからこそ輝くという面が取得する理由の一つになるでしょう。

 

◎ 受験資格にハードルあり

ドミノ

特類の受験資格は、他の甲種消防設備士と比べて若干ハードルが高くなっています。

特類の受験資格

甲種特類は、以下の消防設備士免状を既に保有している者でなければ受験することができません。

  • 甲種第1類から第3類までのいずれか一つ
  • 甲種第4類
  • 甲種第5類

上記の三種類以上の免状の交付を受けていることが、特類の受験資格として必要です。

強欲な青木
なるほど‥一通り免状取ってからでないと挑戦できないってのが “ラスボス感” を演出しているワケですか。
特に男性はチョコエッグの玩具とか無駄にコンプリートする‥みたいな習性あるので、勉強した勢いで取っちゃいたくなるんです。
管理人

特類は消防設備士試験における “最後の砦” の様な扱いである為、ついつい資格マニアな男性は欲しくなってしまうのです。

 

◎ 同僚の付き添い

まだ全ての消防設備士免状を取得していない「過去の自分」の様な同僚がいると、ついつい応援したくなるのが人間の性です。

消防設備士 特類

強欲な青木
なるほど‥同僚が消防設備士の試験を受けるから、自分も一緒になって勉強して会場入りしようと企んだワケですか。
はい。ホントは『特類は流石に要らねぇや…』と思って1~7類の取得だけで済ませる予定でしたが、山田バイトが6類を受けることになったので『ほんならワイも特類とか受けてみますか。』といった気持ちで取得しました。
管理人
山田バイト丸
山田バイト
ち、ちなみにボクは6類に落ちたけどね!
おーっと!めちゃくちゃ簡単な6類の試験に山田バイトは滑っていた――ッ!!
強欲な青木
絶望タマスケ
絶望タマ王
やっぱDラン大学において都市伝説と言われていた “留年” をかます奴は、ここでも結果残すんですね。

 

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消防設備業者に勤めていると『消防設備士の免状って何類もってる?』みたいな話題は定番です。

その際に胸を張って『全部、持ってます!』と高らかに宣言できる様に “特類” も取得してみては如何でしょうか。

 

◎ まとめ

  • 特類は「その他のハイテク消防用設備」的な扱いであり、特類の消防用設備について工事・整備をする際にのみ特類の免状が必要となった。
  • 「特類の消防用設備の総数よりも、特類の有資格者の人数の方がはるかに上回っている。」状況である為、実務においては不要であった。
  • 特類は消防設備士試験における “最後の砦” の様な扱いである為、ついつい資格マニアな男性は欲しくなってしまっていた。
  • この記事を書いた人

管理人

【経歴】鈴鹿高専材料工学科 ⇒ 静岡大学工学部(3年次編入学) ⇒ 院 ⇒ 鈴与㈱ ⇒ 某A防災㈱ ⇒ 青木マーケ㈱※独立
【保有資格】消防設備士全類・危険物取扱者全類・第二種電気工事士・工事担任者(AI・DD総合種)・第三種電気主任技術者
【主な活動】月刊誌「電気と工事(オーム社)」コラム執筆・ブログ(月間40万PV)・YouTubeチャンネル「強欲な青木&消防設備士」の動画作成

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