トラブル

【⚠超・上から目線】消防検査時の消防士による誤った指摘【自火報】

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先日、(一社)予防団のFacebookグループに以下の投稿がありました。(※本人の許可を得て匿名で掲載)

匿名

(一社)予防団Facebookグループ

お疲れ様です!

今日、自火報設備の新設の消防検査だったんですが、皆さんのところの検査、どんなやり方でされてますか?

特に検査時にやる『送り配線』の消防側の確認方法を詳しく知りたいです!

ちょっと今日の検査で超〜上から態度&他の消防士さんたちの前での私に対する消防課長のいかにも自分のやり方は正しいですって言い張って、こちらの説明を聞いても頭固くて認めなたくない(こっちを明らかにバカにしてる)態度にキレそうでしたので😇

ちなみに、その課長が自分はいつも他の検査ではこうやっていると言い張るのが……

→終端に近い感知器を発報させてベル鳴動中にその手前の感知器で断線したらベルが止まるからそのあと断線している線を戻したら再びベルが鳴るから、ちゃんと送り配線になってるってのを確認する。
↑というのです。

設備士の方はもちろん、そんなわけあるか!!ってなると思います。

おそらくちゃんと送り配線と自火報の感知器、受信機、ベルの動作の流れを把握されてる消防の方もお分かりだと思います。

匿名

(一社)予防団Facebookグループ

こんなことは、あってはならない。

もしあるとすれば、実際の火災で発報したあとに線が焼けて断線したらベルが鳴らない→それが正解ってとんでもないことになります。

おそらく、受信機で試験復旧または自動復旧にしておいて、感知器は炙り続けたまま、手前を断線→その後、断線復旧→発報ならわかります。

だって断線したら信号保持しないので勝手に復旧するからベルが止まる。

それを説明してもいつもそれを検査でやらせて、それでちゃんとベルが断線で止まって復旧で鳴るのを確認できたら送り配線になってるからオッケーねーってしてる!って言い張るんですよ😡

あくまでこちら(設備士側)が間違えている。と言わんばかりに「じゃあ普段はどうやって送り配線試験をやってるんですか?」とバカにしたような表情で言ってきたんです。

私はそもそも普段は新設工事はやらないので、新設の検査はあまり経験がありません。

それだからか、経験が浅い→何も知らないって思われたんでしょうね。

でも私も消防設備士としてのプライドもありますので、このまま間違った認識をこれから検査などを経験していくであろう消防士さんたちへ引き継いでいって欲しく無いし、これからの消防設備士たちが経験が浅いからとそんな理不尽な事を言われるのは嫌なので…なので、正義のために戦う覚悟を決めました。

間違いを正さないと納得いかないので…。

なので、よろしくお願いします!

このブログを読んだ消防関係者さま(消防士・消防設備士・消防団員・防火管理者)は是非ご意見のコメントやSNSでのシェアおよびDM等々をお寄せくださいませ。

 

【⚠超・上から目線】消防検査時の消防士による誤った指摘【自火報】

上記の内容について(一社)予防団現役消防士から以下のコメントが寄せられました。

 

現役消防士からのコメント①

Mさん

現役消防士

その消防士の態度は同じ消防士として謝罪いたします🙇‍♂️

現場での頑固課長の思考を推測してみるとこんな感じじゃないかと思っています↓

頑固課長「新人に送り配線の試験方法でも見せてやるか(いいところ見せようとしている)」

新人「かちょーは予防のスペシャリスト!送り配線の試験なんてはじめて!すごい!」

○○さん(消防設備士)に間違いを指摘される。

頑固課長は実はここで自分のやり方が間違えていることに気づく。

でも、一度言ってしまったから引くに引けない。

頑固課長「ここで謝りを認めてしまうと後輩たちの前で示しがつかない。新人だから間違ってることを認めなければ課長が正しいこと言ってると思ってくれるだろう。設備業者には圧力的に対応して、こっちが正しい雰囲気に持っていってやる。」

新人「かちょー、設備業者相手に一歩も引かない。すごいできる人!」

信じられないかもしれないですが、公務員には平気でこんな身内の目しか気にしていない思考の人たち(消防村の住人)が山ほど居てます😢

「行政はお上」といまだに考えている上層部も多く、業者さんに横柄な態度をすることが普通だと本気で思っていることも多いです。(消防の常識は世間の非常識)

送り配線の件については、はっきり言って消防士は詳しくありません。

なぜなら、消防士の人たちは配線の仕組みを勉強する機会なんてほとんどないため、だいたいの消防士がOJT(現場)でしか学べないからです。

そして、現場で教えてもらうときに出てくる上司が↑の頑固課長のような人だと、正しい知識ではない知識が伝承されてしまいます。

悲しいことにこれが公務員の現状です。

私はこの公務員の現状を打破するために、消防士一人一人が村の悪習に流されない信念が大事だと思っています🫶

悪を悪というためには、正しい知識をつける必要があり、OJTでしか学ぶことのできなかった消防士たちが「正しい知識をつけれる場所」をこの予防団で作って行きたいと思っています👏

○○さん(消防設備士)のその怒り、すごく伝わります。でも、いい社会にするためにその怒りをモチベーションにして一緒に作り上げて行きましょう!

さっそく
「送り配線の正しい試験方法について」
という題材で
一緒に作って行きましょう!

 

匿名

(一社)予防団Facebookグループ

ありがとうございます😭

私も途中から怒り沸々を通り過ぎて呆れてしまいましたが、おそらくそんな心境だったのでしょうね…。

私も頭と口が回る方ではないので🤣特にめちゃくちゃ緊張しぃなんで、周りに人が多いと緊張で頭の中が真っ白になってしまって…🤯

ちゃんとビシッとその場で冷静に説明して…って事が出来なかったので押されるがままになってしまい、悔しいです🥹

これは自分が慣れていかないといけない課題です…💦

でも正しい知識をしっかりと自信を持って…倍返し(古い)したいと思います🤣

 

Mさん

現役消防士

現場の若手職員は正しい知識を得れていないかもしれませんので、次にその消防署に行った時に「送り配線の試験方法をネットでアップしたので是非みてください」と言えるように準備しましょう👏

消防関係者向けの情報発信をしておく(≒予防線を張る)ことが大事!

 

現役消防士からのコメント②

Tさん

現役消防士

○○さん(消防設備士)、お疲れさまです!

大変な現場でしたね。。

私の理解では感知器回路の末端に発信機がある回路を使い、手前の感知器を断線→その状態のまま発信機を押す→ベル鳴動しない→線を繋ぐとベル鳴動という確認をします。

あくまで、同一の回路の中でやるものだと理解していますが、今回のケースではベル回路は別回路であるにも関わらず、消防側が言ってこられてるのは理解しがたいです💦

私も含め消防士は配線関係に疎い傾向があると感じています。

私はそのあたりはプロの設備士の方々に教わる思いですが、変なプライドを持たれている方がいるのも事実。

消防士は設備士からレクチャーを受ける機会が必要だと感じますし、決して上からの態度をとってはならないと思います。

消防士と設備士は火災予防の両輪ですから😃

 

匿名

(一社)予防団Facebookグループ

ありがとうございます🥹✨

消防士と消防設備士は火災予防の両輪

 

現役消防士からのコメント③

Tさん

現役消防士

年功序列で上がった昭和時代の老害ですね。

私の所属にも予防ではありませんが、似たような人間は結構おります。

私は送り配線試験に立ち会った経験は一度しかなく、その当時は全然知識がなかったので、記憶を呼び起こしながら書いています。

マニュアル的に申し上げれば警戒区域数に応じた試験回線数の試験を行います。

その後、感知器の一線を外し、当該回線端末の発信機等を作動させることにより行う。となってます。

・回路を一線外して、受信機で回路試験を行い、断線を確認する。
・回路を一線外して、その同系統に接続されてるスポットを炙り、作動しないことを確認する。
・回路を一線外して、回路端末の発信機を作動させてみる。

などなど、あったかと思います。

要は線外したら系統全てが作動しない証明が出来ればOKな検査だったかと。(間違っていればご指摘いただきたいです。勉強させていただきます😥)

課長様の崇高なお考えは、愚鈍な私めには到底理解できませんが、消防法令上の基準を理解されていないのではないかと愚考いたします。

併せて消防職員が世間一般にみて身分が高いと勘違いされているようなので、意見愚申致します。

貴方様の役職・立場は所属においてのものであって、対外的な箔はありませんので、ご自身を過大評価するのは如何なものかと思います。

消防吏員は検査・指導する立場にはありますが、立場が上の人間ではございません。と、課長様にお伝えしたいですね。(絶対面と向かっては言えないやーつ)

所属の規模や毛色によるのでしょうが、なぜか予防は本部の中でもカーストが低いです。

よってコネやトップとのつながりで「とりあえず課長職」によいしょするポストとして第一に上がるイメージがあります。(※あくまで私の独断と偏見)

 

匿名

(一社)予防団Facebookグループ

ありがとうございます😭

本当そうですよね…。

消防の上の方は両極端ですよね…。

本当に素晴らしい人(知識も人間的にも)or誰にでも嫌われる嫌なヤツ(知ったかぶりは多々、自分の意見は全て正しい、誰も逆らえない)

前者のような上の人たちが増えていくことを祈るばかりです🥺

課長が消防法を理解していない&組織外でも偉いと勘違いしている

 

消防設備士からのコメント

強欲な青木

消防設備士

まず “課長” の役職の人が現場の消防検査に出てくるってのが珍しいというか、これまで私は出くわしたことないです。

今、目の前に元予防課長の岩本さんがいますが『課長時代は1回しか消防検査に行ったことない』と仰ってました。

明らかに課長さんが勘違い(設備についても態度についても)しているので、誤りを認めてもらうところまでいきましょう!

本件、論理でいくと以下の3点が問題だと思いました。
①消防士(課長)が消防用設備について知らない
②消防士が設備について勉強できる機会が少ない
③誰も課長の暴走を止められていない

①について、もっと勉強してから能動的に仕事に取り組めるはずなのに、それを怠っているのは問題だと思います。

年功序列の縦社会の身分でゴリ押しできる範疇を超えた場所で幅を利かせようとしているので、「世間知らず」な人になっちゃってます。

②について、そもそも消防士さんって設備について実地で学ぶ機会がなさ過ぎるので、もっと消防設備士がスキルについては教えるというか伝えさせていただく側にならなければならないというのは兼ねてより予防団でも議論されている通りです。

いきなり救急から予防に配属された消防士さんとか仕事内容が違い過ぎるので、まず現場研修した方がいいと思います。

③については、これからの取り組みだと思います。課長の「世間知らず」が通ったままになると、○○さん(消防設備士)の仰る通り今後のためにも交通整理しておいた方がいいと思います!

この件、もう少し公に発信してもいいですか?
(例えば今の話をブログにしたり、InstagramやYouTubeライブで話す等)

 

匿名

(一社)予防団Facebookグループ

ありがとうございます😊✨

特定されなければ、ブログでもYouTubeでも発信大丈夫です😂

消防設備士が、もっと消防士向けの発信や研修をした方がいい!

強欲な青木
‥‥‥と言ったところで本件の様な消防業界の課題について、もっと多くの声を集めて解決に向かう行動をしていきたいです。
現場研修については大阪府下の消防設備業者さん(予防団メンバー)が自前の施設をこさえているのを見学させて頂きました!
管理人

現役消防士、消防設備士その他の消防関係者さまの正直でリアルな感想をお待ちしております。

  • この記事を書いた人

aokimarke

ニッポンを、強欲に! 消防設備士10年目やってます。
【◎経 歴】
鈴鹿高専 ⇨ 静岡大学(3年次編入)⇨ 院 ⇨ 鈴与㈱ ⇨ 消防設備士など
【◎免 許】
消防設備士全類、危険物取扱者全類、第二種電気工事士、工事担任者(AI・DD総合種)、電験三種、予防技術検定(消防用設備等)など
【◎活 動】
月刊誌:電気と工事(オーム社)にてコラム執筆、消防設備士「過去問テスト」の制作・販売、YouTubeチャンネル「強欲な青木&消防設備士」の動画作成・編集、青木マーケ㈱、㈱防災屋、(一社)予防団など

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