操作する機器、試験電流の経路、確認する作動を対応させます。
最新版の過去問情報は、学習の進み具合に合わせてこの講義で確認できます。
機能試験と誘導障害の問題では、受信機単体の作動試験と、変流器を含む漏えい電流検出試験を区別します。
以下は、出題内容をもとに学習用として再構成した確認問題です。接続関係を文章の順序で確認してから、試験名・判定範囲・不作動原因を解きます。
結論:受信機単体と検出系全体の試験を分ける
作動試験は受信機の表示・音響を確認し、漏えい電流検出試験は変流器と二次側配線を含む検出系全体を確認します。不作動時は、機器、配線、試験器を順に切り分けます。
仕組みと試験順
- 受信機の試験ボタンで表示灯と音響装置を確認する。
- 試験器から変流器へ試験電流を流す。
- 設定値に対する作動範囲を確認する。
- 不作動時は機器、配線、試験器を順に切り分ける。
- 二次側配線は大電流回路から離し、短く、必要に応じて遮へいする。
文章資料:試験と対策の対応
| 対象 | 確認方法 |
|---|---|
| 受信機単体 | 試験ボタンで表示灯と音響を確認 |
| 検出系全体 | 試験用電線を変流器へ通して試験電流を流す |
| 誘導障害 | 離隔、短縮、密着、遮へい、必要なコンデンサ |
| 不作動 | 機器→配線→試験器の順に切り分け |
ここからは「機能試験・誘導障害」の確認問題です。問題文から判断根拠を決めた後で、解答・解説を開いてください。
【過去問】機能試験・誘導障害
確認問題1:誘導障害の防止

大電流回路の近くへ変流器の二次側配線を設ける場合、誘導障害を防止する方法を答えてください。
確認問題2:金属管施工と不作動

金属管に変流器を設けた設備が漏電時に正常作動しない場合、確認すべき接地と変流器の位置関係を説明してください。
確認問題3:作動試験

受信機の試験ボタンを操作して行う試験名と、確認する二つの動作を答えてください。
確認問題4:設置工事完了時の作動範囲
設置工事完了時の漏えい電流検出試験では、検出漏えい電流設定値に対して、受信機がどの範囲で作動すれば適合でしょうか。
確認問題5:漏えい電流検出試験
試験器から変流器の貫通孔へ試験電流を流し、受信機の作動を確認する試験名は何でしょうか。
確認問題6:試験の目的
漏えい電流検出試験では、変流器へどのように試験電流を与え、何を確認しますか。
確認問題7:試験器の不良を切り分ける

受信機と変流器の機器点検は正常で、二次側配線の導通も正常ですが、試験器から100mAを流しても警報しません。考えられる原因の一つは何でしょうか。
実務メモ
- 試験ボタンは作動試験。
- 試験器から変流器へ流すのが漏えい電流検出試験。
- 設置工事完了時は40%以上105%以下。
- 誘導対策は、離す・短く・密着・遮へい。
- 不作動は、機器→配線→試験器の順で切り分ける。
試験前に設定値、試験器の出力、試験用電線の通し方を確認し、結果を段階ごとに記録します。誘導障害対策を変更した場合は、配線こう長、離隔、遮へいの接地状態も併せて残します。
まとめと次の講義
機能試験・誘導障害は「受信機単体か検出系全体か」を先に分け、機器、配線、試験器の順で確認します。鑑別等の講義を終えたら、単元案内へ戻って判断順を通して復習します。