フィリップ・コトラー‥アメリカ合衆国の経営学者(マーケティング論)。
コトラー氏は、標的市場(消費者の購買行動)を理解するための「7つのO(オー)」を以下の通り整理しています。
7つのO(オー)とは‥
- Occupants(主体)‥誰が標的市場を構成しているのか
- Objects(客体)‥何を購入するのか
- Objectives(目的)‥なぜ購入するのか
- Organizations(組織)‥誰が購入に関与しているのか
- Occasions(時期)‥いつ購入するのか
- Outlet(販路)‥どこで購入するのか
- Operations(活動)‥どのように購入するのか
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アルファベット順でO(オー)がPの前に来るように、マーケティング・ミックスの4Pを構築するには、それに先だって標的市場の特徴として「7つのO(オー)」の内容を明確にしておく必要があるとコトラー氏は述べています。
これから本格的に着手していく新事業を成功させる為には、効果的かつ効率的なマーケティングを行うことは避けて通れません。
参考【事業再構築補助金】採択された事業計画書の書き方【テンプレート】
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ここではマーケティングを行う為の準備として、現役の消防設備士が「7つのO(オー)」のフレームワークを用いて市場把握をしていきます。
消防設備市場把握のための7つのO(オー)
①Occupants(主体)
誰が標的市場を構成しているのかを把握し、市場細分化する際の基準として用います。
まず、弊社ホームページ(https://www.aokibosai.com/)および(https://aokimarke.com/)から収集したGoogleアナリティクスのデータを参考にして確認してきます。
せっかく2つのページからデータ取れている為、半ば無理矢理ですがマスマーケティングの基準として使います。
男女比と年齢層
https://www.aokibosai.com/およびhttps://aokimarke.com/共に、男女比およそ8:2で男性が多く、年齢層は25~34歳が32%程度および35~44歳が22%程度となっており、25~44歳のユーザが過半数を占めています。
【参考】https://www.aokibosai.com/のユーザー属性
【参考】https://aokimarke.com/のユーザー属性
アフィニティカテゴリ
アフィニティカテゴリをみると『こういう趣味嗜好の人がページに興味を持って来訪してるよ♪』ってのが分かります。
アフィニティカテゴリとは‥特定の趣向を持った人物を特定することができるカテゴリのこと。
そのままだと英語で何のこっちゃ分からんので、右クリックでGoogleアナリティクスのデータ表示を「日本語に翻訳」して見ていきます。
アフィニティカテゴリはhttps://www.aokibosai.com/およびhttps://aokimarke.com/共に「ビジネスの専門家」がトップ、二番目にDIYをする人(日曜大工愛好家)がランクインしていました。
【参考】https://www.aokibosai.com/のアフィニティカテゴリ
【参考】https://aokimarke.com/のアフィニティカテゴリ
ただ、アフィニティカテゴリで上位だからといってサービスを利用することに積極的かどうかは別問題です。
購買意向の強いセグメント
次に、購買意欲の強かったセグメントをみていきます。
セグメントとは‥集団やまとまりを区切った区分のこと。
購買意向の強いセグメントはhttps://www.aokibosai.com/が「ビジネスおよび生産性向上ソフトウェア」がトップに、一方https://aokimarke.com/では「テストの準備と個別指導」がトップとなっていました。
【参考】https://www.aokibosai.com/の購買意向の強いセグメント
【参考】https://aokimarke.com/の購買意向の強いセグメント
セグメントを意識して、より購買意欲の高いターゲットにリーチできる発信をすべき!