資格試験

参考書・問題集は紙とPDFどっちがいい?資格勉強での使い分けと、冊子版・PDF版の選び方

参考書は紙とPDFどっちがいい?

著者:青木俊輔(強欲な青木)/青木マーケ(株) 取締役 COO、(株)防災屋 代表取締役 社長、(一社)予防団 共同代表理事
保有資格:消防設備士 全類
確認日:2026年10月19日
更新内容:初版

この記事の結論

紙とPDFのどちらが「覚えやすいか」は、研究でもはっきりした差が出ていません。ノートの取り方を比べた研究では、手書きとパソコンの差は一貫せず、成績を左右したのは記録の手段より、ノートに問われる内容が入っているか、見直したかでした(Morehead ほか、2019)。

だから選び方は、使う場面で決めるのが現実的です。持ち歩いてすき間時間に読むならPDF、書き込みながら解く問題集や、本番と同じ形で解く模擬試験は紙が向いています。PDFで買って、解く分だけ印刷する方法なら両方の良いところを使えます。

研究からわかること

研究 対象と条件 わかったこと 限界
Morehead, Dunlosky, Rawson(2019) 大学生。講義を手書き・パソコン・電子ペン・ノートなしで記録し、直後と2日後にテスト(一部は見直しあり) 群の間の差は一貫せず、見直せる条件では差がさらに縮んだ。成績を左右したのは、記録の手段より、ノートに問われる内容が入っているか 講義のノート取りの研究で、参考書を読む場面や資格試験を直接調べたものではない

研究からは「紙なら覚えられる」「PDFだと覚えられない」とは言えません。大事なのは、どちらを使っても、自分で問題を解き、間違えた所を見直すことです。

紙とPDFの向き不向き

場面 紙 PDF(スマートフォン・タブレット・パソコン)
通勤・すき間時間に読む かさばる 持ち歩きやすい
書き込みながら解く 書きやすい 端末と専用ペンがあれば可能
本番形式の模擬試験 本番(マークシート・紙の問題用紙)に近い 画面で解くと本番の感覚と離れる
製図・鑑別の図を見る 大きく見られる 拡大できるが、全体を見渡しにくいことも
費用 印刷・製本・送料の分高くなりやすい 安く、すぐ使える

消防設備士の試験は、問題用紙とマークシートを使う筆記と、記述式の実技です(消防試験研究センター「試験の方法」)。仕上げの模擬試験は紙で解き、本番と同じ時間で通すことをおすすめします。

消防設備士「過去問テスト」の冊子版とPDF版

強欲な青木
過去問テストって、冊子版とPDF版があるけど、何が違うの?
PDFはデータです。自分で印刷して使うとか、端末で勉強する人を想定しています。冊子は冊子にして送っています。データのほうが1,000円安いし、俺ならデータで買って、自分で印刷して勉強しますね。
消防設備士
区分 冊子版 PDF版
形 冊子で発送 データ(自分で印刷、または端末で使う)
価格 PDF版より1,000円高い 冊子版より1,000円安い
向いている人 印刷の手間をかけたくない人、紙で解きたい人 印刷できる環境がある人、端末で勉強する人、すぐ使いたい人
ある類 甲種特類・1〜5類、乙種1〜7類 甲種特類・1〜5類、乙種1〜7類、予防技術検定、危険物取扱者

(価格差は aokimarke.store の表示価格で確認、2026-10-19。本人回答19)

青木の感覚では、PDF版のほうが安いこともあって、PDF版を選ぶ人のほうが多いそうです(本人回答Q17、2026-10-21。割合の数字は公表していません)。

PDF版を買った人は、本番形式で解く回だけ印刷し、見直しは端末で行う使い方が、紙と電子の良いところを両方使えると思います。

買う前に中身と類の選び方を確かめたい人は、こちらを読んでください。
https://aokimarke.com/setsubishi-kakomon/

商品の一覧(aokimarke.store):https://aokimarke.store/collections/all

無料で見られるPDFもある

消防試験研究センターは、過去に出題された問題の一部をPDFで公開しています。解答は付いていますが、解説はありません。中身と見方は別の記事で紹介しています。
https://aokimarke.com/setsubishi-pdf/

強欲な青木
PDFだとつい読むだけで終わっちゃうんだよね……。
それは紙でも同じです。読むだけで終わらせないために、PDFでも1ページ読んだら1問解く、とルールを決めてしまうのがおすすめです。
消防設備士

参考文献

最終確認日:2026年10月19日

  • この記事を書いた人

aokimarke

平成元年生まれ
消防設備士12年目の経営者

【◎経 歴】
鈴鹿高専 ⇨ 静岡大学(3年次編入)⇨ 院 ⇨ 鈴与㈱ ⇨ 消防設備士など

【◎免 許】
消防設備士全類、危険物取扱者全類、第二種電気工事士、工事担任者(AI・DD総合種)、電験三種、予防技術検定(消防用設備等)など

【◎活 動】
月刊誌:電気と工事(オーム社)にてコラム執筆、消防設備士「過去問テスト」および予防技術検定「過去問テスト」の制作・販売、YouTubeチャンネル「強欲な青木&消防設備士」の動画作成・編集、青木マーケ㈱、㈱防災屋、(一社)予防団など

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