このブログを見たら消防設備士試験の「滑車」に関する問題が得点源となるはず!
滑車とは
「ロープやチェーン」および「円盤状回転輪」で構成され、ロープ等の流動に伴って受動的に回転する円盤状回転輪単体および円盤状回転輪に他の物体へ張力を伝達する構造を付加した器具のこと。
滑車には大きく定滑車と動滑車があり、これらが複数一体となっている滑車を複合滑車といいます。
滑車の種類2つ
- 定滑車
- 動滑車
消防設備士の試験には動滑車3~4個と定滑車が組み合わさった複合滑車の力について出題されます。
定滑車とは
定滑車は中心軸が固定された滑車で、力の方向を変える目的で用います。
定滑車を用いても力の大きさは、そのままです。
動滑車とは
動滑車は物体を動かす力を1/2にする目的で使用します。
物体を動かす力が1/2になる分、滑車のロープ等を引っ張る距離が2倍になります。
【過去問】ロープと滑車における力のつり合い
下図において、1,600Nの重力を受けている物体とつり合うための力Fとして、正しいものは次のうちどれか。
ただし、ロープと滑車の自重および摩擦損失は無視するものとする。(乙6滋賀)
- 50N
- 100N
- 200N
- 400N
下図において、800Nの重力を受けている物体とつり合うための力Fとして、正しいものは次のうちどれか。
ただし、ロープと滑車の自重および摩擦損失は無視するものとする。(甲1大阪)
- 50N
- 100N
- 200N
- 400N
下図のように、半径Rのものと半径rのものを組み合わせた滑車に荷重Wを釣り下げたとき、この荷重につり合う力Fの大きさとして正しいものは次のうちどれか。
ただし、滑車とロープの摩擦は無視する。(乙3奈良)
- F=rW/R
- F=RW/r
- F=W
- F=(R+r)W
機械に関する基礎的知識の過去問
解説まとめページご活用下さい
参考【消防設備士】基礎的知識(機械)の過去問まとめ【解答・解説つき】
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消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。
上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、毎年追記して解説を更新していきます。こまめにチェックして下さい。