ちょっと何言ってるか分からへん。
このブログを見たら消防設備士試験の「応力ーひずみ曲線」と「安全率」に関する問題が得点源となるはず!
「ひずみ」の意味
まず「ひずみ」の意味ですが、ざっくり「どれだけ材料が変形したか」を表す数字と捉えて下さい。
応力―ひずみ曲線
材料が破断するまで応力を加えると以下の「応力ーひずみ曲線」の様に特徴的な挙動でひずみも大きくなっていき、最終的に破断します。
とっても「応力―ひずみ曲線」は重要である為、何も見なくても書ける&各点を説明できるように暗記しておきましょう!
弾性変形と塑性変形
安全率=引張強さ÷許容応力
材料が耐えられる最大の引張応力である「引張強さ(基準強さ)」に対して、機械や構造物を安全に使用するのに許しうる限界の応力を「許容応力」といいます。
引張強さと許容応力が等しかったら安全率は1になりますが、だいたい許容応力の方が小さく設計されるので安全率は整数となります。
さて「応力―ひずみ曲線」と「安全率」についてザっと理解したところで、消防設備士試験に出た過去問を使って効果測定してみましょう。
【過去問】応力ーひずみ曲線と安全率
機械の材料に働く荷重に関する次の記述において、文中の【 】に当てはまる語句として、正しいものは次のうちどれか。
「材料は荷重が加わると変形する。この変形量のもとの長さに対する割合を【 】という。」(甲5大阪)
- ひずみ
- 応力
- ヤング率
- 弾性限度
金属材料の基準強さと許容応力との比として、正しいものは次のうちどれか。(乙1大阪)
- たわみ
- 安全率
- 弾性係数
- 断面係数
金属材料の基準強さ、許容応力および安全率の関係を示す式として、正しいものはどれか。(乙6奈良)
- 許容応力=安全率÷基準強さ
- 許容応力=安全率×基準強さ
- 許容応力=基準強さ÷安全率
- 許容応力=基準強さ×安全率
下図は軟鋼を常温で引張試験したときの応力―ひすみ線図を示したものである。次の文中の【 】に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。
「荷重を加えたとき点【ア】の付近の応力では、荷重を除くとひずみもなくなる。点【ア】の応力を【イ】という。」(乙6奈良)
- 【ア】A、【イ】弾性限度
- 【ア】B、【イ】上降伏点
- 【ア】C、【イ】下降伏点
- 【ア】D、【イ】極限強さ
降伏点が340MPaの材料について、降伏点を基準強さとし、安全率を5としたときの許容応力として正しいものは次のうちどれか。(甲2奈良)
- 34MPa
- 68MPa
- 850MPa
- 1,700MPa
次の文中の【 】に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「金属材料を選定する場合の重要な要素の一つとして、使用される部分の荷重条件により設定する安全率があるが、これはその材料の【ア】と【イ】の比であり、一般に【ウ】の場合は、【エ】の場合よりも大きな数値で設定しなければならない。」(乙5大阪)
【ア】 | 【イ】 | 【ウ】 | 【エ】 | |
1 | 基準強さ | 許容応力 | 静荷重 | 動荷重 |
2 | 曲げ強さ | 基準強さ | 静荷重 | 動荷重 |
3 | 基準強さ | 許容応力 | 動荷重 | 静荷重 |
4 | 曲げ強さ | 基準強さ | 動荷重 | 静荷重 |
機械に関する基礎的知識の過去問
解説まとめページご活用下さい
参考【消防設備士】基礎的知識(機械)の過去問まとめ【解答・解説つき】
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