以下の読者を想定します。
- 消防署の立入検査があり、消防点検の実施を指導された建物オーナー様
- 不動産を取得した後に、消防点検業者をお探しの建物オーナー様
- 建物の防火管理を引き継がれた管理会社および防火管理者
以下の疑問についてプロの消防設備士が回答します。
- そもそも消防点検とは何か?
- なぜ消防点検の料金が高い?
- 業者によって費用は異なる?
消防点検にかかる費用について
⓪消防点検とは‥?
消防点検の “実施” 周期は以下の通りです(消防法施行規則 第31条の6〔消防用設備等又は特殊消防用設備等の点検及び報告〕)。
- 機器点検☞半年に一回
- 総合点検☞一年に一回(※総合点検は、機器点検に点検項目が追加されたもの)
消防点検の “報告” 周期は以下の通りです(消防法施行規則 第31条の6〔消防用設備等又は特殊消防用設備等の点検及び報告〕)。
- 特定防火対象物(不特定多数の人が出入りする物)‥一年に一回
- 非特定防火対象物(特定防火対象物以外の建物)‥三年に一回
①消防点検の費用を「計算」する方法
消防点検は “法定点検” であり点検項目が決まっている為、それを行う為に何名で何時間かかるかで費用が異なります。
しかし、例えばアパート・マンションであれば規模と設置されている消防用設備の種類が分かれば、ある程度までなら費用を “概算” できます。
【よくある質問】アパート・マンションの消防点検にかかる費用って?
続きを見る
☝消防点検の目安を知る足掛かりとして、ご参考程度に利用下さいませ。
消防点検の適正価格
お客様にとって消防点検の費用が高過ぎるのは勿論NGですが、安過ぎる業者にも注意すべきです。
なぜなら上述した通り、消防点検は実施項目が消防法上で規定されている為、安過ぎる業者だと点検を法令通りに行っていない可能性が高いからです。
例えば以前の消防点検にて、弊社の社員4人で丸1日かかった物件について、その前の業者は2人で半日で点検終了していた‥という事がありました。
破格が提示された消防点検のウラには、手抜きサービスや法令に違反した無免許ド素人の作業といった “不適切な節約” がされているリスクがあります。
②消防点検の費用を「節約」する方法
弊社の様な専門業者以外で消防点検を担当する窓口となっている会社は、大まかに以下の3つでしょう。
- 警備会社
- ビル管理会社
- 消防機器メーカー
そして上記の会社は多くの場合だと自社で消防点検を行っておらず、お客様と専門業者の間に入る役割のみを果たしています。
例えば管理会社であれば他の清掃業務等とセットで値引が掛っている場合もありますが、確実に中間マージンが乗って割高な消防点検になっているでしょう。
よって、消防点検のコストを節約する方法の一つとして「地域密着の小さい業者に、直で消防点検を発注して中間マージンをカットする。」が挙げられます。
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【よくある質問】大阪の消防点検業者を探すには?プロ目線で徹底解説!
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また、大阪界隈で消防点検業者をお探しのお客様は、是非一度ご連絡を青木防災㈱へ下さいませ。
青木防災㈱を選ぶメリット
- 弊社は非上場の中小企業である為 “融通” を利かせられる。☜割安
- 創業60年の老舗である為、蓄積された知識と経験がある。☜信頼
- 優秀なメンテナンス部と情報管理システムが構築されている。☜確実
メーカー下請け or 独立系?
消防点検業者には、大手消防機器メーカーの下請けとして動いている “メーカー下請け” の会社と青木防災㈱の様にメーカーの下に入らず独立して案件を受注している “独立系” の会社があります。
メーカーの下に入ると安定的に仕事を受注できるメリットがありますが、もちろんメーカーが中間マージンを取っているので利益率が低いというデメリットがあります。
お客様の中には、この市場原理をご存知で『青木防災㈱さんと直で消防点検の契約をしたいのですが‥』と相談して下さる方もいらっしゃいます。
大手の看板に手数料を支払うか、それとも手堅い中小企業を自分で見つけて少しでも消防点検のコストを削減するかはお客様次第ですが、個人的には後者を選びます。
③青木防災㈱の点検コスト削減方法
青木防災㈱に消防点検をご依頼頂くに際し、費用を割安にする為の方法として以下の3つが挙げられます。
青木防災㈱の値引き方法
※消防点検お見積り無料
【追記】
弊社に消防点検を含むサービスをご依頼下さったお客様の中で、タマスケ広報課長グッズが欲しい方は青木防災㈱の担当社員までお気軽にお声かけ下さい。(笑)
◎ まとめ
- 消防点検とは、半年に一度の実施周期で建物内の消防用設備等を点検し、その結果を所轄消防署へ報告するものであった。
- 消防点検の料金は “法定点検” であり点検項目が決まっている為、それを行う為に何名で何時間かかるかで費用が異なった。
- 業者によって費用は異なり、消防点検のコストを節約する方法の一つとして「地域密着の小さい業者に、直で消防点検を発注して中間マージンをカットする。」が挙げられた。