中消防署の指導方針について、その解釈を担当窓口の上席の方より直々にお電話にて説明頂けました。
東大阪市中消防署と、西消防署および東消防署の指導内容が異なった旨をお聞きしました。中消防署だけにしかない資料もあるので、それに基づく指導方針が異なることは有り得ます。
東大阪市中消防署における屋内消火栓設備に係る指導方針および特例適用にてパッケージ型消火設備を設置することの解釈について、このお電話にて説明させて頂いても宜しいですか?
ここに回答を紹介および共有させて頂きます。
東大阪市消防局中消防署と西および東消防署の指導方針が異なる理由
◎ 東大阪市消防局管轄の消防署3つ
東大阪市は「西」「中」「東」に分けられ、それぞれ管轄区域が3つの消防署に割り振られています。
参考東大阪市 みんなの行政地図、東大阪市 各消防署の管轄区域
中消防署と西および東消防署の指導方針が異なった件については、前ブログ “【屋内消火栓】パッケージ型消火設備の特例設置基準【東大阪市】” をご参照下さいませ。
参考【屋内消火栓】パッケージ型消火設備の特例設置基準【東大阪市】
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大阪市平野区のお隣、東大阪市の(14)項 倉庫に「(特別)立入検査結果通知書」が相次いで発行され、屋内消火栓設備の設置が指導される建物が急増しているのは、日立物流倉庫火災の影響もありそうです。
◎ 中消防署の特例(32条)解釈
令32条の特例については前ブログ “【記入例】消防用設備等の設置義務は特例申請で緩和できます【令32条】” をご参照下さいませ。
参考【記入例】消防用設備等の設置義務は特例申請で緩和できます【令32条】
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ただ、同じ東大阪市消防局の管轄でパッケージ型消火設備の設置に際する費用感が異なってくるのは不公平な気するのは管理人だけでしょうか。
◎ 予防行政に対する考え方の相違
以下、中消防署の予防担当者様よりご回答頂きましたパッケージ型消火設備の設置に際する特例適用および予防行政に対する意向です。
※マジで仰ってました
尾阪社長については、前ブログ “【対談】予算8,000万円!消防関係書類「電子申請システム」の秘密” をご参照下さいませ。
参考【対談】予算8,000万円!消防関係書類「電子申請システム」の秘密
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今後も、最適な火災予防を民・官のタッグで実現していきましょう!
◎ まとめ
- 東大阪市中消防署と、西消防署および東消防署の指導内容が異なる理由を中消防署の上席の方より直々にお電話にて説明頂けたので共有した。
- 中消防署では令32条の建物全体の安全性を担保する為に、煙感知器の設置や既存の重大不備以外の不備個所の改修を指導していた。
- ただ、同じ東大阪市消防局の管轄でパッケージ型消火設備の設置に際する費用感が異なってくるのは不公平な気がした。
東大阪市中消防署 予防担当者さま
東大阪市消防局