設備業ITフェアの感想
◎ ONLINEの展示会
2021年2月9~10日に設備業ITフェアが開催されました(アーカイブ配信は2021年3月31日まで)。
以下、主なコンテンツです。
ウェビナー
ブース
◎ アークリード㈱さんのブース
大阪市内にて、同じ消防設備業を営むアークリード㈱さんのブースは以下の通り。
AIBO-ZU
アークリード㈱さんのAIBO-ZU(アイボーズ)は、弊社も利用させて頂いております点検報告書作成ツールです。
楽ECO
続いて、アークリード㈱さんが開発されたノンフロンの加煙試験器「楽ECO」について(※煙感知器の作動試験をする機器)。
その他のブース
他の企業のブースでも、設備業者をターゲットにした様々なITツールが紹介されており目からウロコでした。
◎ 建設業界のウェビナー
色んな登壇者さんがいらっしゃいましたが、建設業界における以下の課題解決に向けた話が多かったです。
高齢化・人手不足(若者が入ってこない)
大きな建設業界にて、ひっそり消防設備業を営む弊社にとっても他人事ではない話が盛りだくさんでした。
高齢化
ご存知の通り、建設業界は「高齢者の割合が平均より高く、若者の割合が平均より低い。」傾向が顕著です。
積算とは‥工事業者にとっての “積算” は「直接工事に要する材料費や労務費(人件費)等の全てを足し算すること」を表しています。
この “積算” を社内でキチンとして数字を把握しておかなければ、お客様に提出する “見積り” の価格を安くし過ぎて会社に利益が出ない‥どころか損をしてしまうといったことが起こる可能性があります。
キャリア
職人気質な高齢者の多い建設業界は “背中を見て覚えろ” 的な古い風潮があり、次世代がキャリアを形成する際の不透明感が強いでしょう。
消防設備業については、美容院やカフェの様に「華やかなイメージに食いついた若い労働力を使って薄利でも人件費を抑えて継続できる」業種ではないでしょう。
よって、若者に「実現し得るキャリアを提示し、将来を想像してもらえる環境」を整えることが大事そうです。
消防設備業界では未だ見かけることはありませんが、工事現場では既に多くの外国人作業員さんが活躍されているのを目にします。
また、消防設備業においても、外国人労働者を受け入れる準備が徐々にされていると見受けられる通知が以下の通りです。
消防法施行規則 第33条の6第2項第1号に定める消防設備士免状の書換えの申請書に添付する写真に関し、宗教上又は医療上の理由がある者については頭部を布等で覆うことを認めることとされました。
参考消防設備士免状の写真に関する運用上の留意事項について(通知)
キャリアを描けない消防設備士は、近い将来に外国人に替えられるでしょう。
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発信すべき情報は?
求人の為に企業Webサイトで発信すべき情報は?‥という話で、実際の仕事内容や社風といった項目が挙げられていました。
◎ まとめ
- 新型コロナ禍ということもあり、オンラインで「設備業ITフェア」という展示会が行われているということを、いつも大変お世話になっているアークリード株式会社さんが出展されると尾阪社長より伺っていましたので覗かせて頂いた。
- ウェビナーでは設備業者の役に立つ話をしている感を演出しながら自社の製品をPRする動画が放映されており、ブースではテレビCM打たれてる様な企業さんも展示されていた。
- 建設業界のウェビナーでは色んな登壇者さんがおられたが、建設業界における「高齢化・人手不足(若者が入ってこない)」という課題についてITの力を使って解決しようとするものが多かった。