このページを見たら消防設備士乙7の「構造・性能・表示」を、過去問で判断する順番が分かるはず!
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
まず覚える全体像
漏電火災警報器の規格分野は、変流器と受信機の役割を分けたうえで、試験ごとの数値を組み合わせて覚えることが重要です。
このページでは、「一般構造」「音響装置」「変流器の性能試験」「受信機の表示と短絡保護」「受信機の試験装置」「受信機の機能試験」の6つに分けて整理します。

- 漏電火災警報器は、600V以下の警戒電路を対象とする。
- 変流器が漏えい電流を検出し、受信機へ信号を送る。
- 音響装置は、作動電圧・休止時間・絶縁抵抗・音圧を確認する。
- 変流器は、作動電流、温度、老化、絶縁、電圧降下の各試験を区別する。
- 受信機は、表示、短絡保護、試験装置、機能試験を区別する。
1. 一般構造と信号の流れ
漏電火災警報器は、600V以下の警戒電路における漏えい電流を検出して報知する設備です。変流器と受信機で構成され、信号は変流器から受信機へ送られます。
機器の部品は定格の範囲内で使用し、著しい雑音や障害電波を発しないこと、端子以外の部分を堅ろうなケースへ収納すること、耐久性を備えることが基本です。
2. 音響装置の数値
音響装置は、次の4項目をセットで覚えます。
| 確認項目 | 基準 |
|---|---|
| 音響を発する電圧 | 定格電圧の90% |
| 断続音の休止時間 | 2秒以下 |
| 充電部と非充電部との間の絶縁抵抗 | 5MΩ以上 |
| 音圧 | 中心から1mで70dB以上 |
断続音では、鳴動時間を休止時間以上とします。音圧は距離と組み合わせて「1mで70dB以上」と覚えます。
3. 変流器の性能試験
変流器の公称作動電流値は200mA以下です。機能試験では、公称作動電流値の42%に相当する試験電流を流したとき、設計出力電圧に対する出力電圧の変動を52%以下とします。
温度と時間は、試験名ごとに区別します。
| 試験 | 条件 |
|---|---|
| 屋内型の周囲温度試験 | −10℃・60℃、各12時間以上 |
| 屋外型の周囲温度試験 | −20℃・60℃、各12時間以上 |
| 老化試験 | 65℃、30日間 |
絶縁抵抗は直流500Vで測定し、5MΩ以上とします。警戒電路用変流器へ定格電流を流したときの警戒電路の電圧降下は0.5V以下です。
電源電圧変動試験は受信機へ行う試験であり、変流器へ行う試験ではありません。
4. 受信機の表示と短絡保護
受信機本体の表示では、電源周波数、公称作動電流値、作動入力電圧などを整理します。型式番号は、受信機本体へ表示する事項として列挙されていません。
電源入力側などは、外部回路の短絡に対する有効な保護措置を備える必要があります。感度調整装置は、ケースの外面へ露出させません。
5. 受信機の試験装置
試験装置は、受信機前面で手動により容易に試験できる構造とします。集合型受信機では、全回線を一括するだけでなく、回線ごとに試験できる必要があります。
試験装置では、次の点も確認します。
- 公称作動電流値に対応する設計出力電圧の2.5倍以下を入力端子へ加えられる。
- 変流器に至る外部配線の断線を試験できる。
- 試験後に定位置へ戻す操作忘れを防ぐ措置を備える。
6. 受信機の機能試験
受信機の機能試験は、非作動側と作動側を逆に覚えないことが重要です。
| 試験入力 | 判定 |
|---|---|
| 設計出力電圧の52% | 30秒以内は作動しない |
| 設計出力電圧の75% | 1秒以内に作動する |
受信機の充電部とケースとの間などの絶縁抵抗は、直流500V絶縁抵抗計で測定し、5MΩ以上とします。
試験直前の確認順
- 適用電圧は600V以下、信号は変流器から受信機へ送る。
- 音響装置は90%・2秒以下・5MΩ以上・1mで70dB以上。
- 変流器は200mA、42%・52%、−10℃・−20℃、65℃・30日を試験名と結び付ける。
- 絶縁抵抗は直流500V・5MΩ以上、電圧降下は0.5V以下。
- 試験装置は前面で手動、集合型は回線ごと、入力は2.5倍以下。
- 受信機の機能試験は52%で非作動、75%で1秒以内に作動する。
個別の確認問題では、「一般構造と音響装置」「変流器の性能試験」「受信機と試験装置」の順に学ぶと、似た数値を試験名と結び付けやすくなります。
消防設備士乙7の過去問で「構造・性能・表示」を仕上げる
消防設備士「過去問テスト」は、実際に出題された情報をもとにした過去問ベースの模擬試験です。
ブログでお馴染みの管理人が過去問情報を収集し、その中から過去問ベースの模擬試験を作成しています。
新傾向問題の情報提供があり次第、解説を毎年追記して更新しています。
それでは続いて【規格①】一般構造と音響装置|消防設備士乙7【過去問】の過去問をみていきましょう。
