試験名と条件・判定値・単位を一組で覚えます。
最新版の過去問情報は、学習の進み具合に合わせてこの講義で確認できます。
結論:42・52、−10・−20、65・30、500・5、0.5
変流器の規格問題は、試験名、入力条件、判定値、単位を一組にして整理します。屋内型と屋外型の違いは低温側にあり、絶縁抵抗と電圧降下は量と単位を取り違えないことが重要です。
仕組みと数値表:試験名から条件を引く
| 試験・性能 | 基準 |
|---|---|
| 公称作動電流値 | 200mA以下 |
| 機能試験 | 公称作動電流値の42%入力時、出力電圧は公称作動電流値に対応する設計出力電圧値の52%以下 |
| 屋内型の周囲温度試験 | −10℃・60℃、各12時間以上 |
| 屋外型の周囲温度試験 | −20℃・60℃、各12時間以上 |
| 老化試験 | 65℃、30日間 |
| 絶縁抵抗 | 直流500V、5MΩ以上 |
| 警戒電路の電圧降下 | 0.5V以下。ただし、電線を変流器に貫通させるものを除く |
電源電圧変動試験は受信機に対する試験であり、変流器へ行う試験ではありません。
ここからは「変流器の性能試験」の確認問題です。問題文から判断根拠を決めた後で、解答・解説を開いてください。
【過去問】変流器の性能試験
確認問題1:公称作動電流値
漏電火災警報器の公称作動電流値の上限はどれでしょうか。
- 100mA以下
- 200mA以下
- 250mA以下
- 300mA以下
確認問題2:変流器の機能試験
変流器の機能試験について、試験電流の公称作動電流値に対する割合/そのときの出力電圧が、公称作動電流値に対応する設計出力電圧値に対して満たす上限の正しい組合せはどれでしょうか。
- 32%/42%以下
- 42%/52%以下
- 52%/62%以下
- 62%/72%以下
確認問題3:屋内型の周囲温度試験
屋内型変流器の周囲温度試験について、低温/高温/放置時間の正しい組合せはどれでしょうか。
- 0℃/50℃/12時間
- 0℃/60℃/24時間
- −10℃/50℃/24時間
- −10℃/60℃/12時間
確認問題4:屋外型の周囲温度試験
屋外型変流器の周囲温度試験について、低温/高温/放置時間の正しい組合せはどれでしょうか。
- −20℃/50℃/24時間
- −20℃/60℃/12時間
- −10℃/50℃/12時間
- −10℃/60℃/24時間
確認問題5:老化試験
変流器の老化試験について、温度/放置日数の正しい組合せはどれでしょうか。
- 50℃/10日
- 55℃/10日
- 60℃/30日
- 65℃/30日
確認問題6:絶縁抵抗試験
変流器の一次巻線と二次巻線との間の絶縁抵抗試験について、測定電圧/抵抗値の正しい組合せはどれでしょうか。
- 直流250V/5MΩ以上
- 直流250V/10MΩ以上
- 直流500V/5MΩ以上
- 直流500V/10MΩ以上
確認問題7:変流器へ行わない試験
次のうち、変流器には行わない試験はどれでしょうか。
- 電圧降下防止試験
- 短絡電流強度試験
- 電源電圧変動試験
- 老化試験
確認問題8:警戒電路の電圧降下
警戒電路用変流器へ定格電流を流した場合、警戒電路の許容電圧降下はどれでしょうか。ただし、電線を変流器に貫通させるものを除きます。
- 0.5V以下
- 1.0V以下
- 3.0V以下
- 5.0V以下
実務メモ:量、単位、上限・下限を分ける
- 公称作動電流値は200mA以下。
- 機能試験は、公称作動電流値の42%入力時に、公称作動電流値に対応する設計出力電圧値の52%以下。
- 屋内は−10℃、屋外は−20℃、共通して60℃・12時間。
- 老化試験は65℃・30日。
- 絶縁抵抗は直流500V・5MΩ以上。
- 電圧降下は0.5V以下。ただし、電線を変流器に貫通させるものを除く。
試験結果を記録するときは、温度、時間、電圧、抵抗、電圧降下を別欄にします。似た数字でも単位が違えば別の判定なので、数値だけを横並びで暗記しないでください。
まとめと次の講義
変流器の性能試験は、試験名と条件・判定値・単位を一組で覚えます。続いて受信機と試験装置へ進んでください。