【工事・整備③】緩降機の設置基準|消防設備士甲5・乙5【過去問】

【工事・整備③】緩降機の設置基準|消防設備士甲5・乙5【過去問】
強欲な青木
緩降機は、設置場所で何を一番に確認するん?
取付部の確実さと、ロープを安全に降下させる経路です。
消防設備士

学習範囲:工事・整備|緩降機の設置基準


最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」毎年更新しています。

>> 消防設備士「過去問テスト」

併せて、ご参照ください。

開口部、障害物、取付位置に関する条件は、ロープの降下と避難者の安全を守るためにあります。器具名だけを見ず、使用時に人とロープがどこを通るかを考えます。

①:緩降機の取付部は荷重の出発点

緩降機では、避難者の荷重が着用具、ロープ、調速器を通り、取付部へ伝わります。設置基準を読むときは、ロープだけでなく、取付部がこの荷重を確実に受けられるかを確認します。構造の講義で見た部品を、設置場所でどう支えるかへつなげます。

②:ロープの降下経路に障害を残さない

開口部から下方へ伸びるロープは、避難者とともに移動する経路です。窓、ひさし、突出物、地上側の障害などとの関係を確認し、ロープが安全に下降できる位置を選びます。設問の距離や位置は、単なる寸法暗記ではなく、降下中の接触や巻き込みを避けるための条件です。

③:設置判定の順序

取付部の確実さ、操作位置、開口部、降下経路、地上側の安全を順に見ます。フック高さ、使用時の壁面からロープ中心までの距離、操作面積、開口部、降下空間はそれぞれ測定の基準が異なります。部品の機能と設置環境を一つの流れとして判定しましょう。

バルコニーの開口部に、取付具へ接続した調速器、両端の着用具、障害物のないロープ降下経路が見える緩降機のイメージ
緩降機は、取付部から地上側までの降下経路を安全に確保します。数値条件は本文で確認します。

引っかけ①:条件を一つだけで決めない

補足:緩降機はロープを使用するため、取付位置と下方の空間の関係が特に重要です。開口部のすぐ外だけでなく、地上側までの経路で接触や障害がないかを見ます。設置の肢は、部品の機能説明ではなく、器具をその場所で安全に使えるかの説明かを分けて読みます。

学習用確認問題

以下の7問は原問未取得のため、公式法令に基づき学習用に新設した問題です。過去問そのものの再現ではありません。

強欲な青木
ここまでの判断軸を使って、公式法令に基づく学習用問題を解いてみましょう。
問題文の主語と条件を先に確認してから、選択肢を比べてください。
消防設備士

【学習用再構成・問1/7】緩降機の設置基準

フック高さと、使用時の壁面からロープ中心までの距離を別々に確認する。適切な組合せはどれか。
1.高さ1.5m、ロープ中心の距離0.1m
2.高さ1.7m、ロープ中心の距離0.2m
3.高さ1.9m、ロープ中心の距離0.2m
4.高さ1.7m、ロープ中心の距離0.4m



【学習用再構成・問2/7】緩降機の設置基準

1人用緩降機の操作面積の条件として正しいものはどれか。
1.器具の水平投影面積を除き0.5㎡以上、各辺0.6m以上で、操作に支障がない。
2.面積が0.5㎡以上なら各辺の長さは問わない。
3.各辺0.6m以上なら器具の水平投影面積を含めてよい。
4.操作に支障があっても面積が0.9㎡あればよい。



【学習用再構成・問3/7】緩降機の設置基準

他器具との降下空間・避難空地の共用はなく、0.1mを超える突起物へのロープ損傷防止措置もない。この場合に適切な降下空間はどれか。
1.中心から半径0.3mで、突起物は0.1m以内ならよい。
2.中心から半径0.5mで、突起物は0.1m以内かつ避難上支障がない。
3.中心から半径0.5mで、突起物は0.15m以内ならよい。
4.中心から半径0.6mで、突起物の条件は問わない。



【学習用再構成・問4/7】緩降機の設置基準

器具ごとの設置条件を比べる。誤っている記述はどれか。
1.固定はしごの横桟は防火対象物から10cm以上離す。
2.つり下げはしごの横桟は使用時に10cm以上離す。
3.緩降機のロープは壁面から10cm以上離せばよい。
4.救助袋は安全な降下速度を保てる長さとする。



【学習用再構成・問5/7】緩降機の設置基準

次のア・イ・ウの組合せとして正しいものはどれか。
ア.操作面積は水平投影面積を除き0.5㎡以上、各辺0.6m以上で支障がない。
イ.フック高さは床面から1.2m以上1.8m以下である。
ウ.着用具下端は降着面等から±0.5mとなるようにする。

1.アのみ
2.ア、ウ
3.イ、ウ
4.ア、イ、ウ



【学習用再構成・問6/7】緩降機の設置基準

緩降機の設置周囲で誤っている記述はどれか。
1.壁面開口は器具取付状態の有効寸法で確認する。
2.降下空間は緩降機中心から外方0.2m、前面奥行0.65mの直方体とする。
3.操作面積は水平投影面積を除き0.5㎡以上、各辺0.6m以上とする。
4.避難空地は降下空間の水平投影面積以上とする。



【学習用再構成・問7/7】緩降機の設置基準

緩降機を設置する安全な開口部について、最も適切な記述は次のうちどれか。
1.避難器具を使用する際の安全な構造は、開口部には求められない。
2.壁面に設ける開口部の寸法は、器具を取り付ける前の枠寸法だけで判定する。
3.避難器具を安全に使用できる構造を有する開口部とし、壁面開口の有効寸法は器具を取り付けた状態で確認する。
4.開口部下端が床面から0.5m以上でも、有効に避難できるように固定又は半固定のステップ等を設ける必要はない。


強欲な青木
迷わずに回答できましたか?
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士

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上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。

次の学習

次は「救助袋の設置基準」へ進み、この単元の理解をつなげましょう。