学習範囲:工事・整備|避難はしごの設置基準
工事・整備|全7講義
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
壁や取付具、開口部、降下方向に関する条件は、はしごを確実に支持し、避難経路を妨げないためのものです。問題文の距離や位置は、何と何の関係かを読み直して判定します。
①:避難はしごの設置は支持から始める
避難はしごは、器具を支える取付部が確実でなければ使用できません。固定部、取付具、建築物側の状態を確認した後に、避難者が操作する位置と降下方向を見ます。はしごの構造を知っているだけでは足りず、設置場所で荷重を安全に伝えられるかが重要です。
②:開口部から地上までの流れを追う
避難者が開口部へ到達し、はしごを展張し、踏子を使って降下し、地上へ離脱する流れを追います。開口部付近の障害、はしごの支持位置、降下空間は、どれもこの流れを止めないための条件です。距離の設問では、何と何の距離かを図にするつもりで読みます。
③:設置条件の引っかけ
取付部が強固でも、操作位置が狭い肢は正しいとは限りません。逆に、空間があっても固定方法が不適切なら荷重を支えられません。「取付け」「操作」「降下」のどの段階の説明かを分類し、異なる段階の正しい説明をつなぎ合わせた肢に注意しましょう。
設置条件の整理
取付部、操作面積、降下空間、避難空地は別の条件です。避難はしごの水平投影面積を除く操作面積は0.5㎡以上かつ各辺0.6m以上、壁面の開口部下端は原則として床面から1.2m以下、最下部横桟から降着面等までは0.5m以下を確認します。
過去問で確認
【確認問題1/10】避難はしごの設置基準
避難器具の設置の基準として、消防法令上、正しいものは次のうちどれか。
1.4階以上の階に、金属製の固定はしごを設置する場合、原則として安全かつ容易に避難することができる構造のバルコニー等に設けること。
2.4階以上の各階に、避難はしごを設置する場合、原則として降下口は、直下階の降下口と相互に同一垂直線上とすること。
3.緩降機のロープの長さは、取付位置から地盤面その他降着面までの長さの 2倍とすること。
4.斜降式救助袋の長さは、避難上支障がなく、かつ、安全な降下角度を保つことができる長さであること。
【確認問題2/10】避難はしごの設置基準
避難はしごの設置の基準として、消防法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1.固定はしごの横桟は、防火対象物から5cm以上の距離を保持すること。
2.固定はしごは、溶接等により堅固に取付けること。
3.4階以上の階に縦棒が繊維製のつり下げはしごを設置することはできない。
4.4階以上の階に設けるつり下げはしごは、原則として安全かつ容易に避難することができる構造のバルコニー等に設置すること。
【確認問題3/10】避難はしごの設置基準
つり下げはしごの設置の基準として、消防法令上、正しいものは次のうちどれか。
1.4階以上の各階に、避難はしごを設置する場合、原則として降下口は、直下階の降下口と相互に同一垂直線上とすること。
2.取付け具が耐食性の素材ではなかったので、耐食加工したカバーで覆った。
3.壁面に設置する場合、横桟と壁との間隔は0.5m以上とすること。
4.堅固な窓台に直接取付けられたので、取付け具を付けなかった。
【確認問題4/10】避難はしごの設置基準
避難はしご(避難器具用ハッチに格納されている金属製避難はしごを除く。) の設置位置に関する記述において、文中の()内に当てはまる数値として、消防庁告示上、正しいものは次のうちどれか。 「壁面の部分に設ける取付部の開口部の下端は、床面から()m以下の高さとすること。ただし、開口部の部分に避難上支障のないように固定又は半固定のステップ等を設けた場合にあっては、この限りでない。」
1.0.8
2.1.0
3.1.2
4.1.4
【確認問題5/10】避難はしごの設置基準
金属製避難はしごの設置位置について、消防庁告示上、最も不適当なものは次のうちどれか。
1.操作面積はそれぞれの辺の長さが、0.5mと1.2mであった。
2.開口部の大きさが、高さ1.0m、幅0.5mであった。
3.床面からの開口部の下端の高さが、1.2mであった。
4.降下地点から幅1.2mの通路により広場へ通じていた。
【確認問題6/10】避難はしごの設置基準
避難はしご(避難器具用ハッチに格納した金属製避難はしごを除く。)の設置について、消防庁告示上、最も不適当なものは次のうちどれか。
1.高さ1.0m、幅0.8mの壁面の開口部に取付けた。
2.取付部の開口部の下端を床面から1.0mの高さとした。
3.取付部の開口部の窓にストッパーを付け、避難はしごの操作や降下に支障を生じないようにした。
4.操作面積を、避難はしごの水平投影面積を含めた0.5㎡とした。
【確認問題7/10】避難はしごの設置基準
避難はしご(避難器具用ハッチに格納した金属製避難はしごを除く。)の設置について、消防庁告示上、最も不適当なものは次のうちどれか。
1.取付部の開口部の大きさは、高さ1m以上幅0.45m以上であること。
2.開口部の下端は、床面から1.2m以下の高さとすること。
3.操作面積は、0.5㎡以上(当該器具の水平投影面積を除く。)で、かつ、一辺の長さはそれぞれ0.5m、1.0mとすること。
4.最下部横桟(伸張した場合を含む。)と降着面等との間隔は、0.5m以下であること。
【確認問題8/10】避難はしごの設置基準
金属製避難はしごの設置周囲状況として、消防庁告示上、最も適当なものは次のうちどれか。
1.避難空地の広さは、直径0.6mの円の面積以上とすること。
2.降下空間は、横桟後方1m以上とすること。
3.取付部の操作面積は、特に必要ない。
4.取付部の開口部の大きさは、壁面の部分に設ける場合にあっては、高さ 0.8m以上幅0.5m以上、又は高さ1m以上幅0.45m以上であること。
【確認問題9/10】避難はしごの設置基準
避難はしご(避難器具用ハッチに格納した金属製避難はしごを除く。)の設置について、消防庁告示上、誤っているものは次のうちどれか。
1.取付部の開口部の大きさは、床面の部分に設ける場合にあっては、直径 0.5m以上の円が内接することができること。
2.操作面積は、0.5㎡以上(避難はしごの水平投影面積を除く。)で、かつ、 一辺の長さはそれぞれ0.6m以上とすること。
3.避難はしごを使用状態にした場合における、当該避難はしごの最下部横桟 (伸張した場合を含む。)から降着面等までの高さは0.5m以下であること。
4.降下空間と架空電線との間隔は、0.5m以上とすること。
【確認問題10/10】避難はしごの設置基準
避難器具用ハッチに格納された金属製避難はしごの設置の基準として、消防庁告示上、最も適当なものは次のうちどれか。
1.操作面積は0.5㎡以上(避難はしごの水平投影面積を除く。)で、かつ、一辺の長さはそれぞれ0.5m以上とし、当該避難はしごの操作に支障のないものであること。
2.避難はしごを使用状態にした場合における、当該避難はしごの最下部横桟 (伸張した場合を含む。)から降着面等までの高さは0.65m以下であること。
3.降下空間は、避難器具用ハッチの開口部から降着面等まで避難器具用ハッチの開口部の面積以上を有する円柱形の範囲とすること。
4.避難空地は、降下空間の水平投影面積以上の面積とし、避難上の安全性が確保されたものとすること。
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
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次は「緩降機の設置基準」へ進み、この単元の理解をつなげましょう。
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