【構造・機能②】避難はしごの種類と構造|消防設備士甲5・乙5【過去問】

【構造・機能②】避難はしごの種類と構造|消防設備士甲5・乙5【過去問】
強欲な青木
避難はしごは、どこを見て種類を判定するん?
固定方法、展張の仕方、踏子と支持部の構造を見ます。
消防設備士

学習範囲:構造・機能|避難はしごの種類と構造


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併せて、ご参照ください。

突子、踏子、支持部といった名称は、どの部位が荷重を受けるかに結び付けます。名称だけでなく、器具を展張したときの向きや固定状態を想像して選択肢を比べます。

①:避難はしごは固定方法から見る

避難はしごの種類を問われたら、まずどこで支えられるかを見ます。固定はしごは建築物へ固定して使い、つり下げはしごは取付部からつり下げて展張します。単一式などの語は、はしごの構成や使用状態を示すため、名称だけでなく展張時の姿を想像して区別します。

②:踏子・突子・支持部の役割をつなげる

踏子は避難者が足を掛ける部分、突子ははしごを安定させるための部分として、どの位置で働くかを考えます。部位名と目的を別々に暗記すると、写真や構造図の向きが変わった肢で迷います。荷重を受ける部分、建築物へ接する部分、避難者が使う部分に色分けするつもりで読みます。

③:構造の引っかけを外す

「固定されている」ことと「使用時に展張する」ことは同じではありません。問題文が固定方法、部材の数、突子の有無のどれを聞いているかを先に決めます。用途を説明できても構造の語が違えば誤りになるため、肢の限定語を消さずに比較しましょう。

④:7問を解くための構造基準を先に整理する

横桟の踏面には滑り止めの措置を講じます。つり下げはしごの突子は、使用時に防火対象物から10cm以上の距離を保つためのもので、距離を保てる構造なら突子を要しない例外があります。立てかけはしごは、上部支持点に滑り・転倒防止、下部支持点に滑り止めの措置を講じます。

固定はしごは防火対象物に固定して使用するものです。収納式は横桟を縦棒内へ収納し、折りたたみ式と伸縮式は下部をそれぞれ折りたたみ、又は伸縮できる構造です。縦棒が1本の固定はしごでは、横桟先端に縦棒の軸と平行な長さ5cm以上の横滑り防止用突子を設けます。縦棒が2本の固定はしごには、この突子の規定はありません。

つり下げはしごでは、縦棒に相当する部分へワイヤロープ、チェーンその他の部材を用いることができます。横桟は25cm以上35cm以下の同一間隔で取り付けます。原典の分類では、縦棒が1本のものは固定はしごにあり、つり下げはしごにはありません。また、つり下げはしごの突子には、踏み足が十分に横桟にかかるようにする役割もあり、同等以上の強度・耐久性を満たせば金属製に限られません。

原典は、つり下げはしごをチェーン式、ワイヤロープ式、折りたたみ式等に分け、単一式を立てかけはしごとして扱います。これは採用原典の方式分類です。一方、現行省令は、固定はしご、立てかけはしご、つり下げはしごを使用時の固定方法で定義します。問3・問4では原典の方式分類を読み、他の問では現行の構造基準を照らして判断しましょう。

立てかけはしごの安全装置も区別します。伸縮式には自動で作動する縮梯防止装置を、折りたたみ式には自動で作動する折りたたみ防止装置を設けます。

引っかけ①:条件を一つだけで決めない

補足:はしごの問題では、踏子を足場、突子を安定に関わる部位として位置で確認します。部材の名称を見たら、避難者が体重を掛けるのか、建築物側へ接するのかを考えます。構造図の向きが変わっても、この役割から名称を戻せます。

過去問で確認

強欲な青木
ここまでの判断軸を使って、過去問を解いてみましょう。
問題文の主語と条件を先に確認してから、選択肢を比べてください。
消防設備士

【過去問1/7】突子の目的

金属製避難はしごの構造について誤っているものはどれか。

1.横桟の踏面に滑り止め措置がある
2.つり下げはしごの突子は、外壁に接して横揺れを防ぐために設ける
3.立てかけはしごの上部・下部支持点に滑り止め等がある
4.縦棒1本の固定はしごでは横桟先端に横滑り防止用突子がある


【過去問2/7】固定はしごの構造

固定はしごの説明として誤っているものはどれか。

1.防火対象物の壁面などへ固定する
2.収納式はハッチに格納する
3.折りたたみ式は下部を折りたためる
4.伸縮式は下部を伸縮する


【過去問3/7】つり下げはしご

つり下げはしごの構造として最も適当なものはどれか。

1.横桟が同一間隔でない
2.縦棒に相当する部分へワイヤロープを用いるものがある
3.縦棒が1本のものがある
4.突子を一切設けない


【過去問4/7】単一式

金属製はしごのうち、つり下げはしごに該当しないものはどれか。

1.チェーン式
2.ワイヤロープ式
3.折りたたみ式
4.単一式


【過去問5/7】突子の設け方

突子について誤っているものはどれか。

1.縦棒2本の固定はしごの横桟先端に、横桟と平行な突子を設ける
2.縦棒2本の固定はしごでは突子を設けなくてもよい
3.つり下げはしごの突子は、使用者の踏み足が十分に横桟にかかるようにするためのものであり、金属製でなくてもよい
4.突子なしでも壁から10cm以上を保てるつり下げはしごは例外となる


【過去問6/7】収納式固定はしご

金属製避難はしごの構造として誤っているものはどれか。

1.固定はしごには収納式・折りたたみ式・伸縮式がある
2.収納式固定はしごは、縦棒を横桟へ収納する
3.折りたたみ式固定はしごは下部を折りたたむ
4.伸縮式固定はしごは固定されているため運搬して使うものではない


【過去問7/7】固定はしごと立てかけはしご

金属製避難はしごの構造・機能について誤っているものはどれか。

1.固定はしごには、横桟へ足を掛けるための突子がある
2.縦棒1本の固定はしごがある
3.つり下げはしごの横桟は所定範囲の同一間隔で取り付ける
4.伸縮式の立てかけはしごには、自動で作動する縮梯防止装置がある

実務メモとまとめ

本文の条件を順に確認し、器具の役割と安全に使うための理由を一文で説明できるようにしましょう。

強欲な青木
迷わずに回答できましたか?
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士

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次の学習

次は「緩降機の構造と使用方法」へ進み、この単元の理解をつなげましょう。