学習範囲:構造・機能|緩降機の構造と使用方法
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
設問では注油、保管、試験、ロープの状態などが混ざります。器具を安全に作動させる部品か、点検で確認する状態かを区別し、使用方法と維持管理を混同しません。
①:緩降機は下降の流れで部品を覚える
緩降機は、着用具を身に付け、取付部からロープを用い、調速器によって降下速度を調整する器具です。リールはロープを収める役割を持ちます。部品名を一列に覚えるのでなく、避難者が装着してから地上へ到達するまでの順で追うと、各部の役割が混ざりません。
②:調速器とロープの状態を混同しない
調速器は降下を安全な速度に保つ部分であり、注油の可否などは器具の指定に従って判断します。一方、ロープの損傷、含水、変形などは使用前後の状態確認に関わります。設問では部品の働きと点検上の扱いが同じ肢に並ぶため、「速度を調整する話」か「ロープを安全に使えるかの話」かに分けます。
③:使用方法の肢を読む順番
着用具、取付部、調速器、ロープ、降下地点の順に条件を拾います。どれか一つが正しくても、着用や取付けの説明が誤っていれば安全な使用方法にはなりません。下降中の動きだけに目を奪われず、使用前の準備と使用後の収容まで含めて判断しましょう。
引っかけ①:条件を一つだけで決めない
補足:緩降機は一人用の避難動作を安全に制御する器具です。着用具が正しく使えても、ロープや取付部の状態が悪ければ安全な降下にはなりません。設問では部品名の正誤だけでなく、避難者の身体をどこで支え、速度をどこで調整するかまで結び付けます。
過去問で確認
【過去問1/7】着用具とリール
緩降機の構造・機能について誤っているものはどれか。
1.リールは、降下時に使用者の監視・動作へ支障を生じない
2.緊結金具はロープと着用具を離脱しない方法で連結する
3.ロープは金剛打ちまたは同等以上にねじれを生じない構造とする
4.最大使用荷重は最大使用者数×1,000N以上とする
【過去問2/7】調速器への注油
調速器の構造について誤っているものはどれか。
1.降下速度を安全な範囲へ自動調節する
2.降下時の熱で機能異常を生じない
3.過熱防止のため回転部へ常時注油する
4.異物が容易に入らないよう堅固なカバーで覆う
【過去問3/7】着用具の保持
緩降機の構造・機能として最も不適当なものはどれか。
1.ロープは全長を通じ均一な構造
2.着用具は一定の操作を加えることで身体の定位置を保持する
3.緊結金具はロープと着用具を離脱しない方法で連結する
4.ベルト材料に綿糸またはポリエステルを使う
【過去問4/7】降下速度試験
降下速度試験の正しい組合せはどれか。
1.12〜100cm/s・平均の70〜130%
2.12〜100cm/s・平均の80〜120%
3.16〜150cm/s・平均の70〜130%
4.16〜150cm/s・平均の80〜120%
【過去問5/7】ロープの含水
ロープが著しい水を含んだ場合、機能へ最も大きく影響するものはどれか。
1.ロープ強度
2.降下速度
3.握り太さ
4.自重
【過去問6/7】可搬式だけの試験
可搬式緩降機だけに行う試験はどれか。
1.落下試験
2.落下衝撃降下試験
3.降下速度試験
4.強度試験
【過去問7/7】降下手順
緩降機で降下する手順として誤っているものはどれか。
1.着用具を頭からかぶり、リングを胸の中央へ装着する
2.2本のロープを握って外へ出て、身体をつり下げる
3.壁面へ向かい、身体が安定しても2本のロープを握ったまま降下する
4.降下後に着用具を外す
実務メモとまとめ
本文の条件を順に確認し、器具の役割と安全に使うための理由を一文で説明できるようにしましょう。
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
次の学習
次は「救助袋の種類と構造」へ進み、この単元の理解をつなげましょう。