【法令(類別)⑤】設置位置・特定一階段等防火対象物|消防設備士甲5・乙5【過去問】

【法令(類別)⑤】設置位置・特定一階段等防火対象物|消防設備士甲5・乙5【過去問】

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避難器具は、設置個数を満たすだけでは足りません。避難者が接近しやすく、安全に使用できる開口部へ設け、必要なときにすぐ使える状態にしておく必要があります。

特定一階段等防火対象物では、避難経路が限られるため、器具の状態、開口部の位置、表示にも追加基準があります。

この講義で覚えることは、全部で4つです。

  • ① 容易に接近できること
  • ② 階段・避難口等から適当な距離にあること
  • ③ 安全な構造を有する開口部に設置すること
  • ④ 特定一階段等では使用状態・開口部・表示を追加確認すること

 

 

🚪 一般の設置位置は3条件

消防法施行令第25条第2項第2号の要点は、次の3つです。

  1. 避難に際して容易に接近できる
  2. 階段、避難口その他の避難施設から適当な距離にある
  3. 器具を使用するについて安全な構造を有する開口部に設置する

「20m以内」「直近」といった一律の数値ではなく、条文上は「適当な距離」です。

穴埋めでは「接近・適当な距離・開口部」の3語がそのまま狙われます。
消防設備士

消防法施行令第25条第2項第2号。

接近・適当な距離・安全な開口部を一組で覚える。

 

 

🧰 常時取付け、または速やかに取付けられる状態

避難器具は、開口部へ常時取り付けておくか、必要に応じて速やかに取り付けられる状態にしておきます。

格納箱に収納する器具でも、周囲に物品を置いて取り出せない状態ではいけません。

消防法施行令第25条第2項第3号。

収納されていても「必要に応じて速やかに取り付けられる状態」が必要。

 

 

🏢 特定一階段等防火対象物の追加基準

特定一階段等防火対象物またはその部分に設ける避難器具は、次のいずれかに適合させます。

  • 安全かつ容易に避難できる構造のバルコニー等に設ける
  • 常時、容易かつ確実に使用できる状態で設置する
  • 一動作で容易かつ確実に使用できるものとする

一動作の判定では、開口部を開く動作と保安装置を解除する動作を除きます。

 

開口部は同一垂直線上を避ける

避難器具を設置する開口部は、原則として相互に同一垂直線上にない位置へ設けます。

ただし、次の器具はこの規定の対象から除かれます。

  • すべり棒
  • 避難ロープ
  • 避難橋
  • 避難用タラップ

また、避難上支障がないものにはただし書があります。

強欲な青木
全部の避難器具で上下をずらすんですか?

原則はずらしますが、棒・ロープ・橋・タラップは除外です。問題では避難用タラップがよく出ます。
消防設備士

消防法施行規則第27条第1項第2号。

同一垂直線の除外は「棒・ロープ・橋・タラップ」。

 

 

🪧 特定一階段等の表示

特定一階段等防火対象物では、次の表示を確認します。

  1. 避難器具設置等場所の出入口上部または直近に、場所を識別できる措置
  2. 設置等場所の見やすい箇所に、避難器具である旨と使用方法を表示する標識
  3. その階のエレベーターホールまたは階段室の出入口付近に、設置等場所を明示した標識

使用方法の標識は「設置場所の出入口直近」ではなく、避難器具の直近の見やすい箇所という別の基準もあるため、設問の主語を確認します。

消防法施行規則第27条第1項第3号、消防庁告示「避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目」第五。

出入口の識別、器具と使用方法、ホール・階段室の案内を分ける。

 

 

✍️ 過去問は全部で6問

 

過去問 1/6|接近と開口部

次の文の(ア)(イ)に当てはまる組合せとして正しいものはどれか。

「避難器具は、避難に際して容易に(ア)ことができ、階段、避難口その他の避難施設から適当な距離にあり、かつ、安全な構造を有する(イ)に設置する。」

  1. 見通しする・開口部
  2. 見通しする・壁または床
  3. 接近する・開口部
  4. 接近する・壁または床

 

過去問 2/6|距離の表現

次の文の(ア)(イ)に当てはまる組合せとして正しいものはどれか。

「避難器具は、避難に際して容易に(ア)し、階段、避難口その他の避難施設から(イ)距離にある。」

  1. 接近・20m以内の
  2. 接近・適当な
  3. 歩行・20m以内の
  4. 歩行・適当な

 

過去問 3/6|適当な距離

次の文の(ア)(イ)に当てはまる組合せとして正しいものはどれか。

「避難器具は、避難に際して容易に(ア)し、階段、避難口その他の避難施設から(イ)にある。」

  1. 見通し・歩行距離20m以上
  2. 見通し・適当な距離
  3. 接近・歩行距離20m以上
  4. 接近・適当な距離

 

過去問 4/6|設置位置の基本文

次の文の(ア)(イ)に当てはまる組合せとして正しいものはどれか。

「避難器具は、避難に際して容易に(ア)ことができ、階段、避難口その他の避難施設から(イ)にある。」

  1. 持ち出し・直近の位置
  2. 操作する・直近の位置
  3. 接近する・適当な距離
  4. 取り付ける・適当な距離

 

過去問 5/6|特定一階段等の3階

特定一階段等防火対象物の3階へ避難器具を設置する場合、誤っているものはどれか。

  1. 設置場所を明示した標識を、3階のエレベーターホールまたは階段室の出入口付近に設ける
  2. 使用方法を表示する標識を、設置場所の出入口直近に設ける
  3. 安全かつ容易に避難できる構造のバルコニー等に設ける
  4. 4階・2階の避難器具と相互に同一垂直線上にない位置へ設ける

 

過去問 6/6|同一垂直線の除外器具

避難器具を設ける開口部を相互に同一垂直線上にない位置へ設ける規定から除かれる器具はどれか。

  1. 救助袋
  2. 避難はしご
  3. 緩降機
  4. 避難用タラップ

 

 

➡次に進みましょう

次は「避難はしご・緩降機・救助袋」へ進みます。
消防設備士

【構造・機能まとめ】避難はしご・緩降機・救助袋|消防設備士甲5・乙5【過去問】