学習範囲:法令(類別)|収容人員の算定
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
この講義では、避難器具の設置判定にも使う収容人員の算定を整理します。算定は一律の式ではありません。問題文の用途、客席・宿泊室・事務所などの部分、面積や人数の与え方を見て、使う算定方法を選びます。
①:まず用途と場所を分ける
同じ建物内でも、客席、宿泊室、事務所、来客部分では算定の根拠が異なることがあります。問題文にある室名・部分名を見落とさず、建物全体のイメージだけで人数を決めません。複数の用途が並ぶ問題では、それぞれを別に読んでから合計します。
②:人数の根拠を選ぶ
固定席数が示されるなら席数、従業者数が示されるなら従業者数、床面積が示されるなら用途に応じた面積基準を使います。数字だけを追うのでなく、『何人を数えるための数字か』を言葉にすると、床面積を使う選択肢と使わない選択肢を分けられます。
③:端数と合計を最後に点検する
部分ごとに求めた人員を合計する問題では、途中の値を混ぜないことが重要です。問題文が単独用途か複数用途か、算定対象の部分だけが指定されているかも確認します。求めた収容人員は、次に設置義務や必要個数を判定するための入力値になります。
算定の早見
病院は従業者数・病床数・待合室面積、旅館は宿泊室の種類と客席、事務所・銀行は主として従業者以外が使う部分を分けて数えます。面積を使うときは、用途ごとの基準面積で除してから他の人数と合算します。
過去問で確認
【過去問1/4】算定方法の組合せ
収容人員の算定方法として誤っているものはどれか。
1.共同住宅は居住者の数で算定する
2.中学校は教職員の数と生徒の数を合算する
3.病院は従業者の数と入院患者の数を合算する
4.駐車場は従業者の数で算定する
【過去問2/4】床面積を使う算定
避難器具の設置に係る収容人員の算定方法として誤っているものはどれか。
1.病院は待合室の床面積を3㎡で除した数
2.公衆浴場は浴場、脱衣場、マッサージ室、休憩部分の床面積合計を3㎡で除した数
3.百貨店は主として従業者を対象とした飲食・休憩部分の床面積を3㎡で除した数
4.銀行は主として従業者以外が使う部分の床面積を3㎡で除した数
【過去問3/4】旅館の和式宿泊室
旅館の収容人員の算定として誤っているものはどれか。
1.従業者数を算入する
2.和式宿泊室は床面積を5㎡で除した数を算入する
3.飲食部分の固定式長いす席は正面幅を0.5mで除した数を算入する
4.洋式宿泊室はベッド数に対応する数を算入する
【過去問4/4】事務所の来客部分
収容人員の算定方法として誤っているものはどれか。
1.飲食店の固定式長いす席は正面幅を0.5mで除す
2.病院の待合室は床面積を3㎡で除す
3.公衆浴場の対象部分は床面積合計を3㎡で除す
4.事務所で主として従業者以外が使う部分は床面積を5㎡で除す
実務メモとまとめ
問題文に書かれた条件を順に確認し、結論に至る理由を一文で説明できるようにしましょう。
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
次の学習
次は「設置位置・特定一階段等防火対象物」へ進み、この単元の判断をつなげましょう。