現在地:法令(類別)4(4/5)|このページ4問
避難器具の設置義務と個数は、収容人員によって変わります。
収容人員は、単純に「その場にいる人数」を数えるのではありません。防火対象物の用途ごとに、従業者、居住者、病床、座席、床面積などを使って算定します。
この講義で覚えることは、全部で4つです。
- ① 人数をそのまま数える用途
- ② 床面積を3・4・6㎡で除す用途
- ③ 長いす席は正面幅を0.4mまたは0.5mで除す
- ④ 病院は入院患者数ではなく病床数を使う
🧮 よく出る用途別の算定方法
劇場・映画館・集会場など(1)項
次を合算します。
- 従業者の数
- 固定式いす席:いす席の数
- 長いす式:正面幅÷0.4m
- 立見席:床面積÷0.2㎡
- その他の客席:床面積÷0.5㎡
飲食店・料理店など(3)項
次を合算します。
- 従業者の数
- 固定式いす席:いす席の数
- 長いす式:正面幅÷0.5m
- その他の客席:床面積÷3㎡
長いすは、劇場等0.4m、飲食店等0.5mで分ける。
百貨店・物品販売店など(4)項
次を合算します。
- 従業者の数
- 主として従業者以外が使う飲食・休憩部分:床面積÷3㎡
- 主として従業者以外が使うその他の部分:床面積÷4㎡
旅館・ホテルなど(5)項イ
次を合算します。
- 従業者の数
- 洋式宿泊室:ベッド数に対応する数
- 和式宿泊室:床面積÷6㎡
- 簡易宿所・主として団体客を宿泊させるものの和式宿泊室:床面積÷3㎡
- 集会・飲食・休憩部分:固定席数、長いす正面幅÷0.5m、その他の床面積÷3㎡
共同住宅など(5)項ロは、居住者の数で算定します。
ホテルは「洋室ベッド、和室6㎡、団体等3㎡」。
🏥 病院・学校・事務所の算定
病院など(6)項イ
次を合算します。
- 医師、歯科医師、助産師、薬剤師、看護師その他の従業者の数
- 病室内にある病床の数
- 待合室の床面積÷3㎡
入院患者は、患者数をそのまま足すのではなく、病床数で数えます。
幼稚園・特別支援学校など(6)項ニ
教職員の数と、幼児・児童・生徒の数を合算します。
小学校・中学校・高校・大学など(7)項
教職員の数と、児童・生徒・学生の数を合算します。
事務所・銀行など(15)項
次を合算します。
- 従業者の数
- 主として従業者以外が使う部分の床面積÷3㎡
消防法施行規則第1条の3第1項の表は、防火対象物の用途ごとに収容人員の算定方法を定めています。
病院は「従業者+病床+待合室÷3」、事務所は「従業者+来客部分÷3」。
🚗 人数だけで算定する用途
令別表第一(10)項と(12)〜(14)項は、従業者の数で算定します。
代表例は次のとおりです。
- 車両の停車場
- 工場・作業場
- 映画・テレビスタジオ
- 自動車車庫・駐車場
- 倉庫
用途名に「駐車場」とあっても、駐車台数を足すわけではありません。
工場・スタジオ・車庫・倉庫は、まず従業者数を見る。
✍️ 過去問は全部で4問
過去問 1/4|算定方法の組合せ
収容人員の算定方法として誤っているものはどれか。
- 共同住宅は居住者の数で算定する
- 中学校は教職員の数と生徒の数を合算する
- 病院は従業者の数と入院患者の数を合算する
- 駐車場は従業者の数で算定する
過去問 2/4|床面積を使う算定
避難器具の設置に係る収容人員の算定方法として誤っているものはどれか。
- 病院は待合室の床面積を3㎡で除した数
- 公衆浴場は浴場、脱衣場、マッサージ室、休憩部分の床面積合計を3㎡で除した数
- 百貨店は主として従業者を対象とした飲食・休憩部分の床面積を3㎡で除した数
- 銀行は主として従業者以外が使う部分の床面積を3㎡で除した数
過去問 3/4|旅館の和式宿泊室
旅館の収容人員の算定として誤っているものはどれか。
- 従業者数を算入する
- 和式宿泊室は床面積を5㎡で除した数を算入する
- 飲食部分の固定式長いす席は正面幅を0.5mで除した数を算入する
- 洋式宿泊室はベッド数に対応する数を算入する
過去問 4/4|事務所の来客部分
収容人員の算定方法として誤っているものはどれか。
- 飲食店の固定式長いす席は正面幅を0.5mで除す
- 病院の待合室は床面積を3㎡で除す
- 公衆浴場の対象部分は床面積合計を3㎡で除す
- 事務所で主として従業者以外が使う部分は床面積を5㎡で除す
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