学習範囲:法令(類別)|避難器具の設置義務と対象用途
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
この講義の目的は、避難器具が必要になる建物・階を判定することです。器具の種類を先に選ぶと、設置義務そのものがない選択肢に引っかかります。問題文では用途、対象階、収容人員、そして耐火構造や直通階段といった追加条件を順番に拾います。
①:判定は用途から始める
防火対象物の用途区分によって、設置義務が問題になる階と収容人員の基準が変わります。同じ2階でも、診療所・学校・事務所では結論が同じとは限りません。用途名を見たら、まずどの区分の基準を使うかを固定します。
②:次に対象となる階を確かめる
地階、無窓階、避難階以外の2階、3階以上など、問題文が指定する階を確認します。人数が基準に達していても、その階が対象外なら設置義務は生じません。反対に、2階だけを見て『対象外』と決めず、用途や直通階段の条件も読みます。たとえば『耐火構造の2階』と『耐火構造以外で避難階ではない2階』は、同じ2階でも問題文が追加した条件が違います。用途名だけ、または人数だけで選択肢を消さず、条件の一組を最後まで比較しましょう。
③:人数は最後に基準へ当てはめる
用途と階が定まった後で収容人員を基準値と比べます。問題文に『ほかの条件は考慮しない』とあるときは、与えられた用途・階・人数だけで判定します。3要素を一度に暗記するのでなく、用途→階→人数の順に線を引くと安定します。
過去問で確認
【過去問1/15】耐火構造の2階
特定主要構造部を耐火構造とした建築物の2階で、収容人員により避難器具を設置しなければならないものはどれか。
1.マーケット
2.診療所
3.工場
4.中学校
【過去問2/15】3階の無窓階
次の防火対象物の3階(無窓階)で、避難器具の設置が必要ないものはどれか。ほかの条件は考慮しないものとする。
1.共同住宅・収容人員30人
2.飲食店・収容人員40人
3.大学・収容人員50人
4.事務所・収容人員100人
【過去問3/15】2階の設置義務
避難器具を設置しなければならない防火対象物の階として、誤っているものはどれか。用途・階・収容人員以外の条件は考慮しないものとする。
1.幼稚園の2階・20人
2.共同住宅の2階・30人
3.マーケットの3階・40人
4.飲食店の3階・50人
【過去問4/15】単独用途の2階
次のうち、避難器具を設置しなければならない階として正しいものはどれか。いずれも単独用途とし、ほかの条件は考慮しないものとする。
1.診療所の2階・15人
2.小学校の2階・55人
3.演芸場の2階・35人
4.工場の2階・155人
【過去問5/15】20人で対象になる用途
次の防火対象物の2階(避難階以外)で収容人員が20人の場合、避難器具を設置しなければならないものはどれか。特例は考慮しないものとする。
1.展示場
2.宿泊所
3.乳児院
4.蒸気浴場
【過去問6/15】直通階段が1つの2階
2階の収容人員が15人で、避難階または地上に直通する階段が1つしかない場合、避難器具を設置しなければならないものはどれか。いずれも単独用途とする。
1.キャバレー
2.旅館
3.中学校
4.幼稚園
【過去問7/15】集会場160人
集会場の3階で収容人員が160人の場合、避難器具の最少個数はいくつか。ほかの条件は考慮しないものとする。
1.1個
2.2個
3.3個
4.4個
【過去問8/15】事務所350人
事務所の5階(無窓階)で収容人員が350人の場合、避難器具の最少個数はいくつか。ほかの条件は考慮しないものとする。
1.1個
2.2個
3.3個
4.4個
【過去問9/15】百貨店500人
百貨店の5階で収容人員が500人の場合、最少の設置個数はいくつか。
1.1個
2.2個
3.3個
4.4個
【過去問10/15】2階で人数にかかわらず対象外
収容人員にかかわらず、避難器具の設置が必要ないものはどれか。単独用途で、ほかの条件は考慮しないものとする。
1.映画スタジオの2階
2.図書館の2階
3.旅館の2階
4.熱気浴場の2階
【過去問11/15】耐火構造ではない2階
特定主要構造部が耐火構造以外で、2階が避難階ではない場合、避難器具の設置が必要ないものはどれか。
1.診療所・20人
2.ホテル・30人
3.小学校・50人
4.事務所・100人
【過去問12/15】テレビスタジオの2階
特定主要構造部が耐火構造以外で、2階が避難階ではない場合、避難器具の設置が必要ないものはどれか。
1.各種学校・50人
2.美術館・50人
3.ホテル・30人
4.テレビスタジオ・100人
【過去問13/15】3階の個数
防火対象物の3階に設置する避難器具の個数の算出として正しいものはどれか。個数の減免は考慮しないものとする。
1.病院100人なので1個
2.共同住宅200人なので1個
3.旅館200人なので1個
4.百貨店300人なので1個
【過去問14/15】誤っている個数
防火対象物の3階に設置する避難器具の個数として、誤っているものはどれか。個数の減免は考慮しないものとする。
1.ホテル100人なので1個
2.劇場200人なので1個
3.図書館300人なので1個
4.事務所300人なので1個
【過去問15/15】用途別の個数
防火対象物に設置する避難器具の個数の算出として正しいものはどれか。ほかの条件は考慮しないものとする。
1.演芸場の5階・200人なので1個以上
2.映画スタジオの5階・300人なので2個以上
3.特別支援学校の5階・200人なので3個以上
4.ホテルの5階・500人なので4個以上
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
次の学習
次は「各階に適応する避難器具」へ進み、この単元の判断をつなげましょう。