学習範囲:規格|緩降機の各種試験と表示
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
①:緩降機の各種試験と表示の判断軸
緩降機の試験問題は、試験名と数値を丸暗記するより、「何を確かめる試験か」を先に言えるようにします。降下時の安全を確かめる試験、構成部品の強さを確かめる試験、繰返し使った場合の性能を確かめる試験では、同じ荷重でも目的が違います。問題文の主語が調速器、ロープ、取付具のどれかを最初に拾いましょう。
②:部品・条件を比較する
調速器は降下速度を安定させる部品なので、速度に関する条件と結び付きます。ロープや着用具は使用者を支えるので、強度や損傷に関する条件と結び付きます。試験条件を入れ替えた肢は、数字だけ追うともっともらしく見えるため、部品の役割へ戻るのが有効です。
③:設問を解く手順
表示では、使用者・点検者が器具の性能や取扱上の注意を確認できることが重要です。表示事項と試験方法を混同せず、器具本体に示す情報なのか、製造時に行う確認なのかを区別します。
●:引っかけを避ける確認
解答前に、①対象部品、②試験で加える条件、③確認したい性能、④表示か試験か、を小さく並べます。例えば速度の話なら調速器、荷重の話なら支持経路、と仮置きするだけで選択肢の矛盾を見つけやすくなります。
この講義では、緩降機の試験を、部品の役割と確認目的から読み解くことを目標にします。
ここで扱う条件は、単独の語句として覚えるのではなく、器具又は図面のどこに関係するかを結び付けて確認します。選択肢を読んで違和感があれば、対象・位置・働きの三点へ戻り、根拠を一つずつ照合してください。
過去問で確認
【確認問題1/8】
【1】1人用緩降機の最大使用荷重について、規格省令上、正しいものはどれか。
1.1,000N
2.800N
3.650N
4.500N
【確認問題2/8】
【2】緩降機(1人用)の強度試験で加える荷重として、正しいものはどれか。最大使用荷重は最大使用者数に1,000Nを乗じた値とする。
1.最大使用荷重に3.0を乗じた静荷重
2.最大使用荷重に3.9を乗じた静荷重
3.最大使用荷重に4.5を乗じた静荷重
4.最大使用荷重に5.0を乗じた静荷重
【確認問題3/8】
【3】緩降機について、規格省令上、誤っているものはどれか。
1.緩降機の降下速度は、定められた条件で200cm/s以下であること。
2.調速器の連結部は、取付け具と調速器を連結する部分である。
3.可搬式緩降機は、使用時に取付け具に取り付けて使用する緩降機である。
4.固定式緩降機は、常時取付け具に固定されて使用する緩降機である。
【確認問題4/8】
【4】緩降機の降下速度試験について、(ア)、(イ)及び(ウ)の組合せとして正しいものはどれか。
650Nに(ア)を乗じた荷重を左右交互に加え、左右連続してそれぞれ10回降下させた場合、(イ)の平均降下速度の80%以上(ウ)%以下であることを確認する。
1.(ア)人間の平均体重、(イ)10回、(ウ)105
2.(ア)加速度、(イ)20回、(ウ)110
3.(ア)最大使用荷重、(イ)10回、(ウ)115
4.(ア)最大使用者数、(イ)20回、(ウ)120
【確認問題5/8】
【5】緩降機の降下速度試験について、正しい数値の組合せを選びなさい。
650Nに最大使用者数を乗じた荷重を左右交互に加え、左右連続してそれぞれ10回降下させたときの平均降下速度を確認する。
1.95%以上105%以下
2.90%以上110%以下
3.85%以上115%以下
4.80%以上120%以下
【確認問題6/8】
【6】緩降機の試験として、規格省令に定められていないものはどれか。
1.強度試験
2.降下速度試験
3.繰返し試験
4.振動試験
【確認問題7/8】
【7】緩降機に表示しなければならない事項として、誤っているものはどれか。
1.製造番号及び製造年月
2.型式及び型式番号
3.ロープ長及び取扱い上の注意事項
4.種別及び使用区分
【確認問題8/8】
【8】緩降機に表示しなければならない事項として、適切でないものはどれか。
1.設置する階
2.最大使用荷重
3.最大使用者数
4.取扱い上の注意事項
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
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