学習範囲:規格|金属製避難はしごの材料・試験・表示
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
①:材料は部品ごとの表で確認する
規格省令第7条は、固定・立てかけはしご用と、つり下げはしご用を分けて材料を表で定めています。つり下げはしごでは、縦棒と突子にフラッシュバット溶接アンカーチェーン、一般構造用圧延鋼材、航空機用ワイヤロープ又はアルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条を用いることができます。横桟、つり下げ金具、ピン類はそれぞれ別の行で確認します。表に掲げる材料と同等以上の強度・耐久性をもち、耐食性を有しない材質には耐食加工が必要です。
つり下げはしごの横桟に掲げられる材料は、JIS G3101の一般構造用圧延鋼材、JIS G3123の磨き棒鋼、JIS G3141の冷間圧延鋼板及び鋼帯、JIS G3444の一般構造用炭素鋼鋼管、JIS H4000のアルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条です。つり下げ金具はJIS G3101の一般構造用圧延鋼材、ピン類はJIS G3104のリベット用丸鋼又はJIS H4040のアルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線と定められています。
②:強度試験は部位・荷重・加え方を対応させる
横桟は、縦棒の方向について、1本につき中央7cmの部分へ1,000Nの等分布荷重を加え、永久ひずみを生じないことを確認します。つり下げ金具は、最上部から最下部までを2m又はその端数ごとに区切り、1個につき1,500Nの引張荷重で著しい変形・亀裂・破損がないことを確認します。つり下げはしごの突子は、縦棒及び横桟に同時に直角となる方向へ150Nの圧縮荷重を加える試験です。
第8条の縦棒の静荷重は、最上部の横桟から最下部の横桟までの部分を2m又はその端数ごとに区切り、原則として1本につき500Nの圧縮荷重です。縦棒にワイヤロープ又はチェーンを用いるものは750N、縦棒を3本以上とするものの内側の縦棒又は縦棒1本のものは1,000Nとします。固定はしご・立てかけはしごは原則として圧縮荷重ですが、下部を折りたたみ又は伸縮でき、使用時に縦棒へ引張り力が加わる部分をもつ固定はしごはその部分に引張荷重を加え、つり下げはしごも引張荷重を加えます。
金属製以外の避難はしごは、規格省令ではなく消防庁告示「避難器具の基準」の対象です。縦棒は2m又はその端数ごとに1本につき1.3kNの圧縮荷重を受け、つり下げはしごでは引張荷重で確認します。この区分を、金属製避難はしごの第8条・第9条の試験と混同しないことが大切です。
③:表示は器具を特定するための情報
規格省令第11条では、種別、区分、製造者名又は商標、製造年月、製造番号、長さ、型式番号を表示します。立てかけはしご又はつり下げはしごでは自重も表示し、ハッチ用つり下げはしごでは「ハッチ用」という文字も必要です。最大使用荷重や耐用年数は、この表示事項には含まれません。
材料表の部品名、試験の対象部位、表示の対象を分けて確認すると、似た材料名・荷重・表示項目を混同せず整理できます。

過去問で確認
【確認問題1/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
次の材料のうち、金属製避難はしごの突子に用いることができるものとして、規格省令に定められているものはどれか。
1.一般構造用炭素鋼鋼管
2.アルミニウム及びアルミニウム合金の棒又は線
3.磨き棒鋼
4.フラッシュバット溶接アンカーチェーン
【確認問題2/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製避難はしごのうち、つり下げはしごの横桟に用いる材料として、規格省令に定められていないものは次のうちどれか。
1.磨き棒鋼(JIS G 3123)
2.一般構造用圧延鋼材(JIS G 3101)
3.リベット用丸鋼(JIS G 3104)
4.一般構造用炭素鋼鋼管(JIS G 3444)
【確認問題3/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製避難はしごで、つり下げはしごのつり下げ金具の材料として、規格省令上、正しいものは次のうちどれか。
1.磨き棒鋼
2.一般構造用圧延鋼材
3.リベット用丸鋼
4.フラッシュバット溶接アンカーチェーン
【確認問題4/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製の避難はしごの強度について、次の文中の( )に当てはまる数値及び語句の組合せとして、規格省令上、正しいものはどれか。
「避難はしごの横桟は、縦棒の方向について、1本につき中央(ア)cmの部分に1,000Nの(イ)を加える試験において、永久ひずみを生じないものでなければならない。」
| 選択肢 | ア | イ |
|---|---|---|
| 1 | 7 | 集中荷重 |
| 2 | 14 | 集中荷重 |
| 3 | 7 | 等分布荷重 |
| 4 | 14 | 等分布荷重 |
【確認問題5/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製つり下げはしごの試験に関する記述について、次の文中の( )に当てはまる数値及び語句の組合せとして、規格省令上、正しいものはどれか。
「つり下げはしごのつり下げ金具は、その1個につき、当該はしごを伸ばした縦棒の方向に、当該はしごの最上部の横桟から最下部の横桟までの部分について(ア)m又はその端数ごとに1,500Nの(イ)を加える試験において、著しい変形、亀裂又は破損を生じないものでなければならない。」
| 選択肢 | ア | イ |
|---|---|---|
| 1 | 1 | 引張荷重 |
| 2 | 1 | 圧縮荷重 |
| 3 | 2 | 引張荷重 |
| 4 | 2 | 圧縮荷重 |
【確認問題6/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製避難はしごのうち、つり下げはしごについて、次の文中の( )に当てはまる数値及び語句の組合せとして、規格省令上、正しいものはどれか。
「つり下げはしごの突子は、1本の横桟に取り付けられた突子について、縦棒及び横桟に対し同時に直角となる方向に(ア)の(イ)荷重を加える試験において、著しい変形、亀裂又は破損を生じないものでなければならない。」
| 選択肢 | ア | イ |
|---|---|---|
| 1 | 140N | 圧縮 |
| 2 | 140N | 引張 |
| 3 | 150N | 圧縮 |
| 4 | 150N | 引張 |
【確認問題7/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製つり下げはしごの突子の強度試験において、それに加える荷重の種類として、規格省令上、正しいものは次のうちどれか。
1.150Nの衝撃荷重
2.150Nの圧縮荷重
3.150Nのせん断荷重
4.150Nの引張荷重
【確認問題8/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製避難はしごの縦棒の強度試験のために加える荷重として、規格省令上、 正しいものは次のうちどれか。
1.固定はしごには圧縮荷重、つり下げはしごには引張荷重を加えること。
2.固定はしご、立てかけはしごには引張荷重、つり下げはしごには圧縮荷重を加えること。
3.固定はしご及び立てかけはしご、つり下げはしごにはすべて圧縮荷重を加えること。
4.固定はしご及び立てかけはしご、つり下げはしごにはすべて引張荷重を加えること。
【確認問題9/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製以外の避難はしごの強度について、次の文中の( )に当てはまる数値及び語句の組合せとして、消防庁告示上、正しいものはどれか。
「縦棒は、避難はしごを伸ばしたときの全長において最上部の横桟から、最下部の横桟までの部分について2m又はその端数ごとに縦棒の方向について、縦棒1本につき(ア)kNの(イ)荷重(つり下げはしごにあっては、(ウ)荷重)を加える試験において、亀裂、破損等を生じないものであること。」
1.1.1・引張・圧縮
2.1.1・圧縮・引張
3.1.3・引張・圧縮
4.1.3・圧縮・引張
【確認問題10/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製避難はしごに表示しなければならない事項として、規格省令上、誤っているものは次のうちどれか。
1.種別
2.製造者名又は商標
3.最大使用荷重
4.長さ
【確認問題11/11】金属製避難はしごの材料・試験・表示
金属製避難はしごに表示しなければならない事項として、規格省令上、正しいものは次のうちどれか。
1.製造年月及び耐用年数は、すべて表示しなければならない。
2.立てかけはしご又はつり下げはしごにあっては、自重を表示しなければならない。
3.立てかけはしごには、種別を表示する必要がないが、区分を表示しなければならない。
4.固定はしごにあっては、長さを表示する必要がない。
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
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