【法令(類別)①】ラス・モルタル構造と防火対象物|消防設備士乙7【過去問】

【法令(類別)①】ラス・モルタル構造と防火対象物|消防設備士乙7【過去問】
強欲な青木
ラス入りの建物なら、用途や面積を見なくても設置対象なん?
先に壁・床・天井の構造を確認し、用途・面積と50A超の条件を別々に判定します。
消防設備士

構造、用途・面積、契約電流の順に条件を拾えるようになります。

最新版の過去問情報は、学習の進み具合に合わせてこの講義で確認できます。

 

結論:構造を確認し、面積基準と一定用途の50A超を分ける

漏電火災警報器の設置義務は、建物の用途だけでは決まりません。最初に壁・床・天井のいずれかが対象構造に当たるかを確認し、次に用途と延べ面積を確認します。さらに、法令で定められた一定用途だけは、最大契約電流容量が50Aを超えるかを別分岐で確認します。

 

仕組み:建物側の条件を3段階で判定する

対象となるのは、次のいずれかの構造を有する建築物です。

  • 間柱または下地を準不燃材料以外の材料で造った、鉄網入りの壁
  • 根太または下地を準不燃材料以外の材料で造った、鉄網入りの床
  • 天井野縁または下地を準不燃材料以外の材料で造った、鉄網入りの天井

壁・床・天井の3部位をすべて備えることが要件ではありません。いずれかに該当するかを部位ごとに判定します。

屋根は、この構造条件として列挙されていません。「壁・床・天井」と覚えましょう。

用途ごとの延べ面積は、次の5段階に整理できます。

延べ面積 主な用途
面積条件なし 重要文化財等の建造物
150m²以上 寄宿舎・共同住宅、蒸気浴場・熱気浴場など
300m²以上 劇場、遊技場、飲食店、物品販売店、福祉施設、工場・作業場など
500m²以上 学校、図書館、発着場、神社・寺院など
1,000m²以上 倉庫、その他の事業場

さらに、対象となる一定用途の建築物では、最大契約電流容量が50Aを超える場合にも設置義務が生じます。50Aちょうどは含みません。

 

図解:構造、用途・面積、契約電流を分ける

漏電火災警報器の構造条件、用途別面積基準、一定用途の契約電流基準を整理した図

図は、対象構造を確認してから、用途・面積と契約電流の分岐へ進む順番で読みます。いずれか一つの数字だけで判定せず、問題文の用途と境界表現を照合してください。

 

ここからは「ラス・モルタル構造と防火対象物」の確認問題です。問題文から判断根拠を決めた後で、解答・解説を開いてください。

強欲な青木
要点を確認できたから、過去問で判断してみるん!
問題文の条件を一つずつ照合してから、解答・解説を開きましょう。
消防設備士

【過去問】ラス・モルタル構造と防火対象物

 

確認問題1:対象となる建物部分

次の選択肢は、「鉄網入りの壁の間柱・下地/鉄網入りの床の根太・下地/鉄網入りの天井の天井野縁・下地」に用いる材料条件の順です。正しい組合せはどれでしょうか。

  1. 準不燃材料以外・準不燃材料以外・不燃材料
  2. 準不燃材料以外・不燃材料・不燃材料
  3. 準不燃材料以外・準不燃材料以外・準不燃材料以外
  4. 不燃材料・不燃材料・不燃材料

 

確認問題2:屋根は対象部位か

延べ面積300m²の工場で、設置義務がある構造として誤っているものはどれでしょうか。

  1. 準不燃材料以外の下地で造った鉄網入りの屋根
  2. 準不燃材料以外の天井野縁で造った鉄網入りの天井
  3. 準不燃材料以外の間柱で造った鉄網入りの壁
  4. 準不燃材料以外の根太で造った鉄網入りの床

 

確認問題3:300m²と500m²の区別

建築構造と契約電流容量を考えない場合、設置対象となるものはどれでしょうか。

  1. 延べ面積500m²の事務所
  2. 延べ面積500m²の神社
  3. 延べ面積275m²の老人福祉センター
  4. 延べ面積250m²の遊技場

 

確認問題4:50Aの境界

寄宿舎で、建築構造と延べ面積を考えない場合、設置義務が生じる契約電流容量はどれでしょうか。

  1. 50A以上
  2. 50Aを超える
  3. 60A以上
  4. 60Aを超える

 

確認問題5:用途・面積・契約電流の総合判定

構造条件を満たす平家建で、設置しなくてもよいものはどれでしょうか。

  1. 100m²の演芸場、契約電流容量60A
  2. 200m²の幼稚園、契約電流容量50A
  3. 500m²の図書館、契約電流容量40A
  4. 800m²の工場、契約電流容量60A

 

実務メモ:図面と建物条件を先に分ける

  1. 鉄網入りの「壁・床・天井」のいずれかに該当するか確認する。
  2. 用途を別表の区分へ当てはめる。
  3. 150・300・500・1,000m²のどこに属するか確認する。
  4. 一定用途では50Aを超えるかも確認する。

「50A以上」ではなく「50Aを超える」が頻出の境界です。

実務で図面や現地条件を確認するときも、まず対象となる壁・床・天井の構造を確認し、用途・面積と契約電流は別の欄で整理します。試験でも同じ順番で条件を拾うと、境界値の見落としを減らせます。

 

まとめと次の講義

設置義務は、対象構造、用途・面積、一定用途の契約電流の順で判定します。続いて変流器・音響装置・設定値へ進み、機器側の設置基準を学んでください。

 


強欲な青木
迷わずに回答できましたか?
無料講義で知識を身に付けた後に、過去問ベースの模擬試験で合格圏内かを確認しましょう。
消防設備士

無料講義を終えた後の確認

過去問テストで合格圏を確認する

過去問ベースの模擬試験です。