【過去問】消防設備士甲1の製図③|屋内消火栓の水量・吐出量・全揚程

【過去問】消防設備士甲1の製図③|屋内消火栓の水量・吐出量・全揚程

屋内消火栓の計算は、1号か2号かを決めれば骨格が定まります。水源、ポンプ吐出量、摩擦損失、実揚程、放水に必要な圧力水頭を一つずつ積み上げます。

種類を決め、同時使用個数nを決めてから計算する。

 

 

これから覚える7つ

  1. x1f522;1号・2号の基本値
  2. x1f4d0;全揚程を4つに分ける
  3. x1f9ed;代表問の計算一覧
  4. U03:性能曲線まで判定する
  5. x1f3f7;U04:1号と2号を設備で見分ける
  6. U13:管径別に摩擦損失を分ける
  7. x26a0;よくある誤り

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x1f522;1号・2号の基本値

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x1f4d0;全揚程を4つに分ける

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x1f9ed;代表問の計算一覧

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U03:性能曲線まで判定する

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x1f3f7;U04:1号と2号を設備で見分ける

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U13:管径別に摩擦損失を分ける

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x26a0;よくある誤り

現在地:実技(製図・甲種のみ)3(3/6)|この講義8問・単元全22問


 

🔢1号・2号の基本値

項目 1号消火栓 2号消火栓
水源水量 2.6m3 × n 1.2m3 × n
ポンプ吐出量 150L/min × n 70L/min × n
全揚程 H=h1+h2+h3+17m H=h1+h2+h3+25m
ノズル放水量 130L/min以上 60L/min以上
ノズル放水圧力 0.17MPa以上0.7MPa以下 0.25MPa以上0.7MPa以下

nは設置個数が最も多い階の個数で、2を超える場合は2です。

1号・2号の計算マスター表

 

 

📐全揚程を4つに分ける

H = h1 + h2 + h3 + 放水圧力換算水頭

  • h1:消防用ホースの摩擦損失水頭
  • h2:配管・継手・弁の摩擦損失水頭
  • h3:吸水基準位置から最遠・最高位の開閉弁までの落差
  • 定数:1号17m、2号25m

最遠と最高が別の消火栓なら、計算対象は設備条件に従って最も不利な系統を選びます。高さは階数だけでなく、吸水基準位置、階高、消火栓箱の高さを漏れなく足します。

 

 

🧭代表問の計算一覧

問題 種類 水源 吐出量 全揚程
U03 1号 5.2m3 300L/min 39m
U04-A 1号 2.6m3 条件による 47m
U04-B 2号 2.4m3 条件による 63m
U07 2号 2.4m3 140L/min 65m
U08 1号 5.2m3 300L/min 60m
U10 2号 2.4m3 140L/min 71m
U11 1号/2号 5.2/2.4m3 300/140L/min 49/68m
U12 1号 5.2m3 300L/min 51m
U13 1号 条件による 条件による 35.7m
全揚程の積み上げ

 

 

📈 U03:性能曲線まで判定する

h3 = 1 + 3.5×3 + 2.5 + 2 = 16m

H = 4 + 2 + 16 + 17 = 39m

必要吐出量は150×2=300L/min以上です。提示ポンプは定格320L/min・40mでも、定格流量の150%である480L/min時に、定格全揚程の65%である26m以上を満たさないため不適です。

定格点だけを見て「320>300、40>39だから適」と判定しないことが重要です。

ポンプ性能曲線の合否

 

 

🏷U04:1号と2号を設備で見分ける

  • Aは独立した起動スイッチを備えるため1号
  • Bは開閉弁等にリミットスイッチを内蔵するため2号
  • A:H=12.5+17.5+17=47m、水源2.6m3
  • B:H=20.5+17.5+25=63m、水源2.4m3

名称のラベルがなくても、起動方法とホース操作から種類を判別します。

 

 

🧾 U13:管径別に摩擦損失を分ける

ホースは30m×12m/100m=3.6mです。

配管は40A・1mと50A・22mを分けます。

h2 = 1×13.3/100 + 22×4.2/100 + 2 = 3.057m → 3.1m

h3 = 1 + 9 + 2 = 12m

H = 3.6 + 3.1 + 12 + 17 = 35.7m

流量または管径が変わるたびに区間を分け、指定された段階まで丸めません。

管径別区間計算

 

 

⚠よくある誤り

  • 1号の130L/minとポンプ150L/minを入れ替える
  • 2号の60L/minとポンプ70L/minを入れ替える
  • 最多設置階の個数をそのまま使い、上限2を忘れる
  • h3にホース長や水平配管長を重ねて足す
  • 1号へ25m、2号へ17mを使う
  • MPaとm、L/minとm3を混在させる
  • 性能曲線を定格点だけで判定する

 

解答の型

  1. 消火栓の種類とnを宣言する
  2. 水源水量を求める
  3. ポンプ吐出量を求める
  4. h1、h2、h3を別式で出す
  5. 17mまたは25mを足してHを求める
  6. 性能曲線や放水圧条件があれば最後に判定する

 

✍過去問ベースの類題で確認しよう

※以下は、原題の論点・条件・正答を維持しつつ、表・図・文章を学習用に再構成した類題です。原題の問題文・図版そのものではありません。

 

1号消火栓の代表問で、ホース損失4m、配管等損失2m、実揚程16m、計算個数2個です。必要全揚程と吐出量を求め、定格320L/min・40mのポンプが150%流量480L/min時に26m未満となる場合の適否を答えてください。


 

独立した起動スイッチを持つAと開閉弁等にリミットスイッチを内蔵するBについて、消火栓の種類、水源水量、全揚程をそれぞれ答えてください。


 

本文U07の2号消火栓について、水源水量、ポンプ吐出量、実揚程h3、全揚程Hを答えてください。


 

本文U08の工場に設ける1号消火栓について、水源水量、ポンプ吐出量、全揚程、必要な放水圧力範囲を答えてください。


 

本文U10の2号消火栓について、水源水量、ポンプ吐出量、実揚程h3、全揚程Hを答えてください。


 

本文U11について、1号を選んだ場合と2号を選んだ場合の水源水量、ポンプ吐出量、全揚程をそれぞれ答えてください。


 

本文U12の倉庫に設ける1号消火栓について、水源水量、ポンプ吐出量、実揚程h3、全揚程Hを答えてください。提示された摩擦損失は4mと4mです。


 

1号消火栓で、ホース30mの損失率12m/100m、40A・1mの損失率13.3m/100m、50A・22mの損失率4.2m/100m、弁継手相当2m、実揚程12mです。h1、h2、Hを求めてください。


 

まとめ

  • 1号は2.6m3・150L/min・17m
  • 2号は1.2m3・70L/min・25m
  • ノズル放水量とポンプ吐出量は別の数値
  • 全揚程はh1・h2・h3・圧力水頭の合計
  • 管径別計算と性能曲線判定は途中を省略しない

 

➡次に進みましょう

強欲な青木
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