【過去問】消防設備士甲1の製図⑥|スプリンクラー系統図と水噴霧

【過去問】消防設備士甲1の製図⑥|スプリンクラー系統図と水噴霧

この講義は、第9章で最も情報量の多い系統図を扱います。閉鎖型、開放型、放水型、水噴霧を「水の待機場所」と「弁を開く信号」で分類すると複雑な図でも読めます。

水経路と作動信号を別々に完成し、最後に重ねる。

 

 

これから覚える7つ

  1. 閉鎖型湿式の作動順
  2. x1f9ea;末端試験弁
  3. 開放型の2つの起動方式
  4. x2699;ポンプ周辺の必須配管
  5. x1f50d;誤り訂正で見る5箇所
  6. x1f9e9;閉鎖型系統の機器7点・配線3系統
  7. x1f3af;設問指示を超えて描かない

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閉鎖型湿式の作動順

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x1f9ea;末端試験弁

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開放型の2つの起動方式

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x2699;ポンプ周辺の必須配管

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x1f50d;誤り訂正で見る5箇所

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x1f9e9;閉鎖型系統の機器7点・配線3系統

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x1f3af;設問指示を超えて描かない

現在地:実技(製図・甲種のみ)6(6/6)|この講義10問・単元全22問


 

🌧️ 閉鎖型湿式の作動順

  1. 閉鎖型ヘッドが熱で開放する
  2. 配管内が減圧する
  3. 起動用圧力タンクの圧力スイッチDが減圧を検知する
  4. 制御盤が電動機・ポンプを起動する
  5. 流水検知装置二次側へ水が流れる
  6. 圧力スイッチCが加圧を検知する
  7. 音響警報装置Bが作動する

ポンプ起動のDと流水警報のCを入れ替えないことが重要です。

閉鎖型湿式の水と信号

 

 

🧪末端試験弁

各系統の末端に、一次側から圧力計、試験弁、ヘッド同等オリフィスの順で設けます。実ヘッドを開放せず、流水検知装置の作動と流量条件を確認します。

流水検知装置一次側の制御弁、末端試験弁、二次側排水弁を混同しません。

 

 

🚪 開放型の2つの起動方式

 

加圧開放式

感知器→受信機→電磁弁等の信号で、一斉開放弁を加圧作動させます。手動式開放弁と遠隔起動も区別します。

 

減圧開放式

火災感知用ヘッドや手動式開放弁で制御配管を減圧し、一斉開放弁を開きます。

試験時は、試験用止水弁を閉じ、試験用排水弁を開き、実ヘッドから散水せずに弁の作動を確認します。

加圧開放式と減圧開放式

 

 

⚙ポンプ周辺の必須配管

  • 起動用圧力タンク:吐出側逆止弁の二次側から呼び25以上、止水弁付きで接続
  • 圧力タンク底部:ポンプ起動試験用排水弁
  • 呼水装置:減水警報発信部を設け、制御盤へ配線
  • 水温上昇防止用逃し配管:オリフィスと止切弁
  • 吸込側:連成計
  • 吐出側:圧力計
  • 性能試験装置:テスト弁、流量計、流量調整弁

水源水位がポンプより高い押込み条件では、図示条件に従い呼水装置を置きません。吸込側は止水弁、Y型ストレーナ、可とう継手、連成計を経てポンプへつなぎます。

ポンプ付属配管の基準位置

 

 

🔍誤り訂正で見る5箇所

U19-Q02の正解は次の5点です。

  1. 逃し配管の逆止弁をオリフィスへ訂正
  2. 送水口側逆止弁を、止水弁の立上り管側から送水口側へ移す
  3. 呼水管を、吐出側止水弁二次側から吐出側逆止弁一次側の所定部分へ直す
  4. 起動用圧力タンク枝の不要な逆止弁を削除
  5. ポンプ吸込側の圧力計を連成計へ訂正

U23では、手動式開放弁付近、圧力タンク付近、フート弁付近の不要な逆止弁を削除し、呼水管逆止弁の向きを直し、圧力タンクへ圧力計を追加します。

 

 

🧩閉鎖型系統の機器7点・配線3系統

番号 機器
末端試験弁
流水検知装置一次側の制御弁
圧力タンク枝の止水弁
ポンプ起動試験用排水弁
吐出側圧力計
吸込側連成計
テスト弁・流量計・流量調整弁からなる性能試験装置
  • I:圧力タンク圧力スイッチ→制御盤
  • II:減水警報発信部→制御盤
  • III:流水検知装置圧力スイッチ→受信・警報系

 

 

🎯設問指示を超えて描かない

U22では、凡例・指示に電磁弁がなければ追加しません。配管だけ、配線だけ、配管と弁、配線と弁など、空欄ごとの要求を分けます。

U24の一斉開放弁二次側に圧力スイッチを置く警報方式は、一般的な全国共通配置と断定せず、所轄消防機関の了解を要する図示条件として扱います。

知っている機器を描く問題ではなく、指定条件を満たす線と機器を描く問題。

 

 

🏟️ 放水型ヘッド等

主な水経路は次の順です。

水源 → 加圧送水装置 → 逆止弁 → 選択弁(一斉開放弁) → 放水区域 → 固定式放水部

信号は、感知部、受信部・中央制御部、現地操作部、ポンプ制御盤・加圧送水装置を連動させます。

高さ条件の代表値は次のとおりです。

  • 百貨店で可燃物を大量に存し消火困難な部分:床面から天井まで6mを超える部分
  • 地階を除く12階建てホテルの該当部分:10mを超える部分
放水型ヘッド等の水・信号経路

 

 

🚗 水噴霧消火設備

番号 正解
湿式流水検知装置
流水検知装置二次側排水弁
一斉開放弁(加圧開放式、電磁弁Sを含む)
④・⑤ 感知器
試験用排水弁
加圧送水装置の止水弁
逆止弁
フート弁

水経路は水源→ポンプ→止水弁・逆止弁→流水検知・一斉開放→噴霧ヘッド。信号経路は感知器→受信機→電磁弁・制御盤です。

閉鎖型・開放型・水噴霧の比較

 

 

✍過去問ベースの類題で確認しよう

※以下は、原題の論点・条件・正答を維持しつつ、表・図・文章を学習用に再構成した類題です。原題の問題文・図版そのものではありません。

 

閉鎖型湿式系統について、各系統に設ける流水検知装置と試験弁、流水検知側Cと起動用圧力タンク側Dの役割を答えてください。


 

A階を減圧開放式、B階を閉鎖型とする系統について、A階の試験・起動機器とB階の試験・放水機器を答えてください。また、水源がポンプより高い図示条件で不要となる装置を答えてください。


 

起動用圧力タンク、ポンプ起動試験、呼水槽減水警報、水温上昇防止用逃し配管について、必要な接続位置・口径・弁・配線・機器を答えてください。


 

本文U19の開放型系統について、誤り5箇所の訂正内容を列挙してください。


 

本文U20の空欄①~⑦へ入る機器と制御盤へ接続する3つの信号系統を答えてください。


 

本文U22の加圧開放式系統について、①~⑥とA・Bへ追加する配管、配線、弁の種類を答えてください。


 

本文U23について、不要・逆向きの逆止弁と不足する圧力計を訂正し、①~⑤の機器名を答えてください。


 

本文U24の条件を満たすため、加圧開放式一斉開放弁へ接続する感知・手動・遠隔起動・試験系統を答えてください。


 

固定式放水型ヘッド等の水・信号系統に必要な主要機器を答えてください。また、百貨店の所定部分と地階を除く12階建てホテルについて、高天井部分の高さ境界を答えてください。


 

本文の水噴霧消火設備系統について、①~⑨へ入る機器を答えてください。


 

まとめ

  • 閉鎖型はヘッド開放による減圧でポンプが起動する
  • 流水検知は警報、圧力タンクはポンプ起動を担う
  • 開放型は加圧開放式と減圧開放式を分ける
  • ポンプ付属配管は逆止弁の一次・二次側を基準にする
  • 放水型と水噴霧も水経路・信号経路を別々に追う

 

➡次に進みましょう

強欲な青木
次はどこへ進めばいいですか?

実技(製図)の全6講義・22問はここで終了です。これで甲種1類の全講義が完了しました。全体まとめで総復習します。
消防設備士

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