最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
>> 消防設備士「過去問テスト」
併せて、ご参照ください。
構造・機能・工事・整備の5講義中4講義目です。検出対象→素子の変化→回路→受信・表示の順に追い、方式名だけで判断しません。
回路、電源、信号伝送の一般原理は、電気基礎講義を正本として確認します。この講義では、特類で混同しやすい検出対象、素子の変化、受信・表示、安全条件を横断して判定します。
検出対象から表示までをつなぐ
感知器・検知器の原理問題では、名称より先に何を検出しているかを決めます。熱なら温度や温度上昇、煙なら光の散乱や減光、炎なら紫外線・赤外線などの放射、可燃性ガスなら燃焼熱や素子の変化へ戻ります。火災信号とガス漏れ信号はどちらも受信機へ伝わりますが、最初の検出対象が異なります。
自動火災報知設備は感知器・発信機から受信機へ火災信号を送り、地区表示と警報を行います。ガス漏れ火災警報設備は検知器、受信機、検知区域警報装置、表示灯の配置と作動を別系統として整理します。検出対象 → 検知器・感知器 → 回路 → 受信機 → 表示・警報・連動の順に置くと、どの段階の説明かを分けられます。

接触燃焼式と半導体式の違い
接触燃焼式では、可燃性ガスが触媒上で燃焼すると発熱し、その温度変化に伴う抵抗変化を利用します。半導体式では、ガスと素子の作用による電気抵抗等の変化を利用します。材料名だけ、または「抵抗変化」という結果だけを暗記すると肢を逆にされます。「何が素子上で起きるか」から抵抗変化へ矢印を引き、方式を逆方向からも説明できるようにします。
数値を回路の種類へ戻す
配線・電源・表示灯の設問は、原理問題とは切り離します。感知器回路は信号を受信機へ伝え、受信機は区域や設備の状態を表示し、警報・連動は必要な相手へ知らせる段階です。配線問題は、受信機の型式、例外回路、絶縁抵抗を測る回路、その回路に対応する数値の順に判定します。共通線の7警戒区域、250V絶縁抵抗計、0.1MΩは、どの回路にも一律に使う数字ではありません。
たとえば「7警戒区域以下」という数値を見ても、R型・GR型受信機へ接続する固有信号回路まで一律に当てはめません。回路の種類と例外を確定してから、数値を照合します。
比較表:問われる段階を取り違えない
火災とガス漏れの信号経路を比べる
警報設備の問題は、機器名を横に並べて覚えると、検出・伝送・表示の役割が入れ替わります。最初に検出対象を決め、次に検知器又は感知器の素子で何が変化するかを確認し、その信号が回路を通って受信機へ届き、どこで表示・警報・連動するかを追います。戻り方向に読んでも同じ系統を説明できるかで確認します。
接触燃焼式と半導体式は、どちらも電気的な変化を利用する説明だけでは区別できません。可燃性ガスが触媒上で燃焼して発熱するのか、ガスと素子の作用による変化を利用するのかを、現象から確認します。警戒区域、電圧、絶縁抵抗の数値は、感知器・附属装置回路か、受信機の型式に関わる固有信号回路かを確定してから照合します。
設備横断:検出と起動を同じ言葉で混ぜない
水系・泡・ガス系では、感知又は起動が次の送水・混合・放出を始める入口になります。警報設備では、検出から受信・表示・連動へ至る信号の経路自体が主題です。したがって、警報設備の肢では「何を検出したか」と「どこへ知らせるか」を分け、消火設備の作動条件をそのまま当てはめません。
煙感知器(光電式分離型感知器を除く。)を特定一階段等防火対象物以外の防火対象物に設置した場合の記述として、誤っているものは次のうちどれか。
1 天井が低い居室であったので、感知器を入口付近に設けた。
2 感知器の下端を、取付け面の下方0.6 ⅿ以内の位置となるように設けた。
3 1種または2種の感知器を階段および傾斜路に、垂直距離15mにつき1個以上となるように設けた。
4 3種の感知器を廊下および通路に、歩行距離30 mにつき1個以上となるように設けた。
自動火災報知設備の配線について消防法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1 接地電極に常時直流電流を流す回路方式を用いないこと。
2 R型受信機に接続される固有の信号を有する感知器が接続される感知器回路の共通線は1本につき7警戒区域以下とすること。
3 GP型受信機の感知器回路の電路の抵抗は、50Ω以下となるように設けること。
4 火災により一の階のスピーカーまたはスピーカーの配線が短絡または断線した場合にあっても、他の階への火災の報知に支障のないように設けること。
ガス漏れ火災警報設備の検知器の検知方式として、最も不適当なものは次のうちどれか。。
1 半導体式
2 空気管式
3 接触燃焼式
4 気体熱伝導度式
ガス漏れ火災警報設備のガス漏れ表示灯の設置について消防法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1 ガス漏れ表示灯は各階ごとに、その階の各部分から一のガス漏れ表示灯までの水平距離が25m以下になるように設けること。
2 検知器を設ける室が通路に面している場合には、ガス漏れ表示灯を当該通路に面する部分の出入口付近に設けること。
3 ガス漏れ表示灯は、前方3ⅿ離れた地点で点灯していることを明確に識別することができるように設けること。
4 一の警戒区域が一の室からなる場合には、ガス漏れ表示灯を設けないことができる。
定温式スポット型感知器(1種)の設置場所として、最も不適当なものは次のうちどれか。
1 厨房室
2 乾燥室
3 湯沸室
4 駐車場
自動火災報知設備の感知器回路および附属装置回路の電路と大地との間の絶縁抵抗を、一の警戒区域ごとに直流250 Vの絶縁抵抗計で計った値は、何MΩ以上でなければならないか。
1 0.1 MΩ
2 0.3 MΩ
3 0.5 MΩ
4 1.0 MΩ
接触燃焼式検知器のガス漏れ検知素子に使用されている材料は、次のうちどれか。
1 白金
2 酸化鉄
3 銅
4 酸化スズ
まとめ
- 原理は、対象現象と素子の変化を対で覚える。
- 信号の発生、伝送、表示・警報を混ぜない。
- 火災用の条件をガス漏れ用へ流用しない。
次の導線
検出対象から表示までを追えるようになったら、避難器具へ進みます。
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。
\そのまま試験に出ます/
それでは続いて【過去問】避難器具|消防設備士甲種特類【構造・機能・工事・整備⑤】へ進みます。