泡の構成
泡消火設備は、加圧送水装置、泡消火薬剤貯蔵槽、混合装置、配管、放出口の順に水溶液が作られて放射されます。構成機器の位置と圧力の向きを追うと、各プロポーショナー方式を区別できます。

混合と放出
混合装置は方式名だけで暗記せず、ポンプ吸込側・吐出側・送水管途中のどこへ薬剤を導入するかを確認します。配管や加圧送水装置は、試験配管、逃し配管、防食処理などの役割も対応させます。
引っかけ①:放射区画の比較
ライン、ポンプ、サクション、プレッシャー・サイドの各方式は、似た名称でも薬剤の取り込み位置が異なります。選択肢の「吸込側」「吐出側」「バイパス」「圧送」を拾って系統図へ戻します。
【過去問】主題
泡消火設備のポンプを用いる加圧送水装置の設置について消防法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1 加圧送水装置には、定格負荷運転時のポンプの性能を試験するための排水弁を設けること。
2 ポンプには、っその吐出側に圧力計・吸込側に連成計を設けること。
3 ポンプの吐出量が定格吐出量の150%である場合における全揚程は、定格全揚程の65%以上のものであること。
4 加圧送水装置には、締切運転時における水温上昇防止のための逃し配管を設けること。
泡消火設備の混合装置について、誤っているものは次のうちどれか。
1 ライン・プロポーショナー方式では、ポンプ吐出側の配管の途中に、泡消火薬剤を吸い込ませる吸込器が取付けられている。
2 ポンプ・プロポーショナー方式では、ポンプの吸込側の配管と吐出側の配管とを連絡するバイパスを設け、そのバイパスの途中に空気吸込口が取付けられている。
3 サクション・プロポーショナー方式では、ポンプ吸水側の配管にバイパスを設け、そのバイパスの途中に、泡消火薬剤の吸込器が取付けられている。
4 プレッシャー・サイド・プロポーショナー 方式では、送水管系統の途中に圧入器が設けられており、ここへ泡消火薬剤をポンプで圧送する。
泡消火設備の配管について消防法令上、正しいものは次のうちどれか。
1 ポンプを用いる加圧送水装置の吸水管には、水源の水位がポンプより低い位置にあるものにあってはフート弁およびろ過装置(フート弁に附属するものを含む。)を、その他のものにあっては止水弁を設けなければならない。
2 主配管のうち立上り管は、管の呼びで40㎜以上のものとしなければならない。
3 一斉開放弁の二次側のうち金属製の配管には、亜鉛メッキ等による防食処理を施さなければならない。
4 配管の耐圧力は、当該配管に給水する加圧送水装置の最高吐出圧力の1.5倍以上の水圧を加えた場合において当該水圧に耐えるものでなければならない。
泡消火設備のポンプを用いる加圧送水装置の設置について消防法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1 ポンプを他の消火設備と兼用するため、それぞれの消火設備の性能に支障を生じないことを確認した。
2 原動機は、電動機によるものとした。
3 加圧送水装置には、締切運転時における水温上昇防止のための逃し配管を設けた。
4 加圧送水装置は、直接操作または遠隔操作によって停止できるものとした。
泡消火設備の混合装置について、正しいものは次のうちどれか。
1 ライン・プロポーショナー方式とは、送水管の途中に混合器を設置し、泡消火薬剤貯蔵槽に加圧水の一部を送り込み、泡消火薬剤を混合器に圧送または圧入して混合させる方式である。
2 ポンプ・プロポーショナー方式とは、加圧送水装置の吐出管と吸水管とを接続するバイパス配管に設けられえた混合器に加圧水の一部を流し、泡消火薬剤の吸引量を濃度調整弁で調節して混合させる方式である。
3 プレッシャー・プロポーショナー 方式とは、泡消火薬剤貯蔵槽、加圧送液装置、コントロール弁、混合器等で構成され、送水量と送液量はコントロール弁によりバランスをとって混合させる方式である。
4 プレッシャー・サイド・プロポーショナー方式とは、送水系統に混合器を設置し、泡消火薬剤を混合器に吸引して混合させる方式であり、主に移動式の泡消火設備に設けられ、混合器と泡消火薬剤貯蔵槽は泡消火栓箱に内蔵されている。
まとめ
- 問題文の条件を省略せず、主語・数値・対象を確認します。
それでは続いて【構造・機能・工事・整備③】不活性ガス・ハロゲン化物・粉末|消防設備士甲種特類【過去問】へ進みます。