強欲な青木
甲種4類の製図は、どの順番で答案を作ればいいですか?
図記号と配線を確認してから、区域計算、平面図、系統図、特殊感知器、断面図へ進みます。
消防設備士
単元案内:実技(製図)|全6講義
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
>> 消防設備士「過去問テスト」
併せて、ご参照ください。
この単元には過去問を全42問収録しています。各講義のブログカードと、その直後にある問題・解答・解説をセットで確認してください。
製図①|図記号・感知器回路・配線本数の読み方
-
-
【過去問】図記号・感知器回路・配線本数の読み方|消防設備士甲4【実技(製図)①】
続きを見る
このテーマの過去問4問です。
選択肢を選んでから「+ 解答・よく分かる解説」を開き、判断の根拠を確認してください。
図は、7階建ての防火対象物に設置されたP型1級受信機を用いた自動火災報知設備の系統図を示したものである。下の条件に基づき、次の各設問に答えなさい。計25点〈条件〉1 延べ面積は4,900㎡である。
2. 地区音響装置はベル鳴動による警報である。
1. 6階の矢印Aで示す箇所について、表示線・共通線・応答線・電話線・表示灯線・ベル線の本数をそれぞれ答えなさい。
2. この感知器回路の共通線は消防法令上、何本以上必要か答えなさい。
3. 消防法令上、地区音響装置を区分鳴動ができるものとしなければならない防火対象物について、次の記述の【 】に当てはまる語句を答えなさい。
「地階を除く階数が【①】で延べ面積が【②】防火対象物」
4. 火災により、この防火対象物に設置された地区音響装置による警報が、区分鳴動から全区域の鳴動に移行した。この理由を具体的に2つ答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解
1. 表示線5本、共通線1本、応答線1本、電話線1本、表示灯線2本、ベル線3本
2. 3本以上
3. ①5以上 ②3,000㎡を超える
4. 新たな火災信号を受信した/火災信号を受信してから一定時間が経過した
一の共通線で共用できる警戒区域は7以下です。15区域÷7=2.14…となるため、端数を切り上げて3本必要です。
次の図は、事務所ビルの3階平面図です。受信機はP型1級とし、次の条件に基づいて設備図を完成させなさい。
- 特定主要構造部は耐火構造で、この階は無窓階ではない
- 天井面の高さは3.3mで、事務室Aには0.4mのはりがある
- 階段、EVおよびPSは別の階で警戒している
- 感知器は法令上必要となる最少個数とする
- 煙感知器は法令上必要となる場所以外には設置しない
1. 警戒区域⑩を、電線数4本の配線で完成させなさい。終端抵抗は機器収容箱へ設置すること。
2. 警戒区域⑪を、電線数2本の配線で完成させなさい。終端抵抗は感知器へ設置すること。
+ 解答・よく分かる解説
正解:次の配置・配線例のとおり
警戒区域⑩は、機器収容箱まで戻る区間を含めて4芯で配線し、終端抵抗を機器収容箱内へ置きます。警戒区域⑪は、感知器を枝分かれのない送り配線で結び、廊下側の最後の煙感知器へ終端抵抗を置きます。
図中の斜線は配線の芯数です。感知器の個数だけでなく、問題条件で指定された4芯・2芯と終端抵抗の位置を最後に照合します。
政令別表第1(15)項の地下1階平面図について、凡例の記号を用いて設備図を完成させなさい。上階への配線本数は記入不要です。
- 特定主要構造部は耐火構造で、無窓階ではない
- 天井高4.5m。変電室には0.6mの突出はりがある
- 押入れの側面・天井は木製
- 感知器は法令上必要となる最少個数
- 階段は別の階で警戒し、P型1級受信機は1階に設置
- 終端抵抗は感知器回路の末端に設置
+ 解答・よく分かる解説
正解:変電室ははりで二つの感知区域に分け、各区域へ感知器を配置します。結露・油・蓄電池など、室の環境に適応する感知器を選び、感知器末端に終端抵抗を置きます。
地階の一般室は煙感知器を基本にし、消火ポンプ室は防水型、オイルタンク室は防爆型、バッテリー室は耐酸型で処理します。トイレ・浴室と別階警戒の階段には設置しません。
政令別表第1(15)項の5階建て事務所ビル3階設備図について、次の設問に答えなさい。
- 特定主要構造部は耐火構造で、3階は無窓階ではない
- 天井高は事務室4.2m、その他3.6m。突出はりはない
- 事務室には煙感知器を設置し、各機器は必要最少数とする
- EVシャフト・階段は別階で警戒し、各機器の位置は動かさない
1. 警戒区域①〜④の不要な機器・配線へ×印を付け、必要な箇所を訂正しなさい。
2. 警戒区域⑤を2本配線で完成させ、終端抵抗を感知器へ設置しなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:不要な分岐配線と過剰な感知器を削除し、警戒区域⑤へ用途・面積に応じた感知器を配置して、最後の感知器へ終端抵抗を設けます。
設備図の訂正問題は、感知器の種類・個数・配線本数・終端抵抗の四つを別々に確認します。事務室の煙感知器は基準面積で端数を切り上げます。
本文から復習する場合は、図記号・感知器回路・配線本数の読み方へ戻ります。
製図②|実技(製図)|警戒区域・感知区域・感知器個数の計算
-
-
【過去問】警戒区域・感知区域・感知器個数の計算|消防設備士甲4【実技(製図)②】
続きを見る
このテーマの過去問6問です。
選択肢を選んでから「+ 解答・よく分かる解説」を開き、判断の根拠を確認してください。
次の図に示す平面図から、一の感知区域に設置する感知器の個数を答えなさい。計20点
〈条件〉
- 特定主要構造部は耐火構造である。
- 設置する感知器は光電式スポット型2種とする。
- 感知器の設置個数は法令基準に定める最小個数とする。
1 感知器取付け面の高さ3.5mの場合 5点
2 感知器取付け面の高さ4.2mの場合 5点
3 感知器取付け面の高さ3.5mの場合 5点
4 感知器取付け面の高さ4.2mの場合 5点
+ 解答・よく分かる解説
【解答】設問1:2個/設問2:3個/設問3:2個/設問4:4個
設問1・2の床面積は18m×10m=180㎡です。取付け面の高さ3.5mは4m未満なので、基準面積は150㎡です。180㎡÷150㎡=1.2を切り上げ、設問1は2個となります。取付け面の高さ4.2mは4m以上8m未満なので、基準面積は75㎡です。180㎡÷75㎡=2.4を切り上げ、設問2は3個となります。
設問3・4の床面積は(9m+9m)×(6.5m+6.5m)=234㎡です。光電式スポット型感知器は、0.6m以上のはり等で区画された部分を別感知区域とします。図のはりは0.45mと0.35mで、いずれも0.6m未満のため、全体を一つの感知区域として計算します。
取付け面の高さ3.5mでは、234㎡÷150㎡=1.56を切り上げ、設問3は2個です。取付け面の高さ4.2mでは、234㎡÷75㎡=3.12を切り上げ、設問4は4個です。
次のA・Bの防火対象物について、消防法令上必要となる警戒区域の最少数を、それぞれ答えなさい。屋外階段は警戒区域へ含めないものとします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:Aは3警戒区域、Bは9警戒区域
Aは各階250㎡です。隣接する2階分の合計が500㎡以下で、一辺も50m以下なので、1階と2階、3階と4階をそれぞれ一つの警戒区域にできます。屋内階段を別に数えて、合計3警戒区域です。
Bは各階500㎡で、一辺が60mあります。一辺50m以下の条件を満たすよう各階を二つに分けるため、水平部分は4階×2区域=8区域です。屋内階段の1区域を加えて、合計9警戒区域となります。
無窓階に該当する事務所ビル2階設備図について、感知器の設置と配線本数の不適切な箇所へ×印を付け、種別が不適切な箇所には適応する感知器を記入しなさい。天井高は3.6m、事務室2のはりは60cm、階段以外は一つの警戒区域、感知器は必要最少数、終端器は移設しないものとします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:便所の感知器と事務室の過剰な感知器を削除し、休養室・更衣室は煙感知器、湯沸室は防水型の定温式へ訂正します。指定区間は4本配線へ直します。
無窓階では、一般室に熱感知器を置いたままにしないことが重要です。0.6mのはりは感知区域を分け、個数を各区域で計算します。
無窓階に該当する事務所ビル2階設備図について、不適切な感知器・配線へ×印を付け、種別が不適切な箇所には適応する感知器を記入しなさい。天井高は3.2m、階段を除き一つの警戒区域、感知器は必要最少数、終端抵抗は移設しないものとします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:男女便所の感知器を削除し、休憩室は光電式、湯沸室は定温式1種防水型へ変更します。機器収容箱―湯沸室、応接室―廊下は4本配線へ訂正します。
同じ無窓階でも、室の用途によって煙感知器と防水型熱感知器を使い分けます。終端抵抗は問題条件どおり動かしません。
地上5階・地下1階の複合用途防火対象物の地下1階平面図について、凡例の記号を用いて自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。レストラン・厨房・倉庫と事務室・店舗・電気設備室・バッテリー室・機械室を、それぞれ図示された警戒区域として扱います。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域①はレストラン・厨房・倉庫、警戒区域②は事務室・店舗A・店舗B・電気設備室・バッテリー室・機械室で構成します。W.C.と別階警戒の階段・EVには設置しません。
用途ごとに適応感知器を選んだ後、各警戒区域をまたがない送り配線にします。特殊環境の電気設備室・バッテリー室は一般室と同じ感知器にしない点がポイントです。
事務所ビル5階設備図について、警戒区域⑨を2本配線、警戒区域⑩を4本配線で完成させ、終端抵抗を適切な位置へ設置しなさい。天井高3.2m、突出はりなし、感知器は必要最少数、湯沸室は水蒸気が多量に滞留する場所とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域⑨は機器収容箱から事務室・会議室・倉庫・廊下へ送り、廊下の煙感知器を末端にします。警戒区域⑩は4本で送り、終端抵抗を機器収容箱内に戻します。
湯沸室は防水型の定温式、一般居室は差動式、必要な廊下は光電式を選びます。2本配線と4本配線では、終端抵抗の戻し方が変わります。
本文から復習する場合は、実技(製図)|警戒区域・感知区域・感知器個数の計算へ戻ります。
製図③|平面図に感知器と配線を配置する方法
-
-
【過去問】平面図に感知器と配線を配置する方法|消防設備士甲4【実技(製図)③】
続きを見る
このテーマの過去問9問です。
選択肢を選んでから「+ 解答・よく分かる解説」を開き、判断の根拠を確認してください。
右の図は、地下1階、地上5階の特定防火対象物の地下1階の平面図である。下の条件に基づき、示された凡例記号のみを用いて右の図に記入し、自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。計25点〈条 件〉特定主要構造部は耐火構造であり、天井の高さは4.1mである。
- 特定主要構造部は耐火構造、天井高さは4.1m
- 階段室は別の階で警戒し、その他は警戒区域No.1とする
- 受信機は1階に設置済みで、立上りの配線本数は記入しない
- 終端抵抗は機器収容箱内へ設置する
- 感知器は設置場所へ適応する種別を必要最少数だけ設ける
- 倉庫は密閉された場所ではない
+ 解答・よく分かる解説
正解:次の配置・配線例のとおり
まず警戒区域No.1を確認し、各室の用途・面積・天井高さから感知器の種別と最少個数を決めます。ごみ集積室、オイルタンク室、ボイラー室などは環境へ適応する熱感知器を選び、その他の部分は条件に適応する煙感知器を配置します。
機器収容箱を起点と終点にして、感知器を枝分かれのない送り配線で結びます。終端抵抗は条件どおり機器収容箱内へ記入します。
次の図は、事務所ビルの1階平面図です。受信機はP型1級とし、条件に基づいて凡例記号を用いた自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。
- 特定主要構造部は耐火構造で、この階は無窓階ではない
- 天井面の高さは展示室が4.5m、それ以外は3.8mで、はり等の突出しはない
- 感知器は法令上必要となる最少個数とする
- 煙感知器は法令上必要となる場所以外には設置しない
- 階段、エレベーターおよびパイプシャフトは別の警戒区域とし、解答しない
- 発信機等の機器と終端抵抗は、図に示す機器収容箱へ設置する
- 受信機と機器収容箱の間の配線は記入しない
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域1、感知器13個。次の配置・配線例のとおり
階段・EV等を除く面積は24m×23m=552㎡で、一辺も24mです。600㎡以下かつ一辺50m以下なので、解答する水平部分は1警戒区域にできます。
感知器は、バッテリー室1個、機械室1個、湯沸室1個、展示室4個、守衛室1個、ホール1個、事務室3個、廊下1個で、合計13個です。展示室は天井高さ4.5mなので、140㎡÷35㎡=4個となります。廊下の歩行距離は22.5mで、煙感知器を1個設けます。
配線は機器収容箱から各感知器を一筆書きのように結び、機器収容箱へ戻します。ホールから守衛室を経てホールへ戻る区間だけ4芯とし、その他は2芯で仕上げます。
病院2階平面図について、凡例の記号を用いて設備図を完成させなさい。リハビリ室の天井高は8m、その他は3.8m。煙感知器は必要な場所だけ、感知器は必要最少数とし、階段・EV・PSは別階で警戒します。終端抵抗は病室Aに設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:リハビリ室と病室・廊下へ適応する感知器を必要最少数で配置し、浴室・便所・別階警戒の階段・EV・PSを除外します。終端抵抗は指定どおり病室Aです。
天井高8mでは、感知器の設置高さ区分を先に確認します。病院は用途による煙感知器の設置条件もあるため、一般事務所と同じ選び方にしません。
事務所ビル3階設備図について、警戒区域⑤と⑥の感知器回路を完成させなさい。特定主要構造部は耐火構造、各階は無窓階ではなく、天井高は3.2m。押入れは木製、階段室は別の警戒区域、感知器は必要最少数とします。終端抵抗は⑤が倉庫、⑥が用度品庫です。
+ 解答・よく分かる解説
正解:⑤は社員食堂・厨房・倉庫、⑥は湯沸室・通信機室・休憩室・更衣室・用度品庫を、用途に適応する感知器で送り配線します。
厨房カウンター上の90cm垂れ壁で煙の流入を区切ります。厨房・湯沸室は防水型、木製押入れには必要な熱感知器を設け、指定室の終端抵抗へ配線します。
事務所ビル地下1階平面図について、4本配線で設備図を完成させなさい。天井高3.5m、ポンプ室は結露、オイルタンク室は可燃性ガス・蒸気が滞留するおそれがあり、倉庫は密閉されていません。発信機・表示灯・地区音響装置・終端抵抗は機器収容箱へ設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:オイルタンク室は防爆型、バッテリー室は耐酸型、ポンプ室は防水型を選び、地階の一般室には適応する煙感知器を配置します。
特殊環境は、まず場所の性質を言葉で分類してから凡例の感知器へ対応させます。全回路は4本配線で機器収容箱へ戻します。
地下1階・地上5階の特定防火対象物の地下1階について、凡例の記号だけを用いて設備図を完成させなさい。天井高4.1m、階段室は別階警戒、その他は警戒区域①、受信機は1階、終端抵抗は機器収容箱内、感知器は必要最少数とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:変電室・倉庫・機械室・ボイラー室・オイルタンク室へ適応感知器を配置し、一つの警戒区域として機器収容箱へ戻る回路を完成させます。
地階の一般室とボイラー・油などの特殊室を分けて考えます。終端抵抗が機器収容箱内なので、末端から戻す配線が必要です。
地上7階建てホテルの3階設備図を完成させなさい。天井高3.5m、廊下に0.6mの垂れ壁が2か所あり、煙感知器と各感知器は必要最少数。屋外避難階段と別階警戒のEVは除外し、終端抵抗は機器収容箱へ設置します。宿泊室は非火災報または感知遅れのおそれがある場所です。
+ 解答・よく分かる解説
正解:宿泊室には光電式スポット型2種蓄積型を配置し、廊下は垂れ壁で感知区域を分けます。浴室・トイレ・UB・屋外階段・別階警戒のEVは除外します。
ホテル客室は蓄積型の指定を凡例で確認します。垂れ壁0.6mは熱感知器・煙感知器の感知区域判定へ反映します。
カラオケボックス2階について、警戒区域②の設備図を完成させ、終端抵抗を倉庫へ設置しなさい。あわせて、地区音響停止スイッチを備える受信機に必要な機能を答えなさい。天井高は大部屋4m、その他3.2m、感知器は必要最少数、ベル鳴動とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:各個室へ光電式スポット型と地区音響装置を配置し、厨房は防水型、一般室は差動式で処理します。受信機に必要な機能は再鳴動機能です。
個室は各室ごとに感知・警報できるようにし、廊下は歩行距離で煙感知器数を決めます。音響停止後も再び鳴動できる機能を答えます。
2階建て教会の2階設備図を完成させなさい。2階は無窓階、聖堂・祭壇は天井高9m、その他3.5m。聖堂と祭壇の間には1mの垂れ壁があり、煙感知器と各感知器は必要最少数。階段・EVは別階警戒、終端抵抗は機器収容箱へ設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:聖堂・祭壇を垂れ壁で分け、設置高さに適応する光電式スポット型を必要最少数配置します。その他の室も用途に応じて配置し、二つの警戒区域を完成させます。
9m高天井では設置できる感知器種別を先に絞ります。1m垂れ壁は明確に感知区域を分けるため、聖堂と祭壇を別計算します。
本文から復習する場合は、平面図に感知器と配線を配置する方法へ戻ります。
製図④|系統図・受信機・共通線・配線本数
-
-
【過去問】系統図・受信機・共通線・配線本数|消防設備士甲4【実技(製図)④】
続きを見る
このテーマの過去問10問です。
選択肢を選んでから「+ 解答・よく分かる解説」を開き、判断の根拠を確認してください。
右の図は、特定主要構造部を耐火構造とした5階建ての防火対象物に設置された自動火災報知設備の系統図を示したものである。下の条件と凡例に基づき、次の設問に答えなさい。計30点〈条 件〉地区音響装置は、区分鳴動方式とする。
- 発信機および表示灯は、屋内消火栓設備と兼用する。この場合、表示灯線は耐熱電線を使用すること。
- 共通線は2本使用する。1本あたりの共通線に接続する警戒区域の数は同一とし、かつ2本のうち1本の共通線は不必要に上の階まで使用しないこと。
1. 「地階を除く階数が5で、延べ面積が( )防火対象物」の空欄を答えなさい。
2. 図中①~③の配線本数を順に答えなさい。
3. 図中④~⑥の配線本数を順に答えなさい。
4. 図中⑦~⑨の配線本数を順に答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:設問1は3,000㎡を超える。①5本、②4本、③7本、④5本、⑤10本、⑥6本、⑦12本、⑧7本、⑨2本
設問1は「以上」ではなく「超える」です。5階以上かつ3,000㎡超を一組で確認します。
配線本数は、普通配線と耐熱配線を分けて数えます。感知器回路のL・C、P型1級発信機のA・T、地区音響のBL・Bc、表示灯のU+・U-を書き出し、上階で使い終えた線を順に減らします。
次の図は、4階建て防火対象物に設けたP型1級自動火災報知設備の系統図です。図中①~⑥へ入る電線本数を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:①2、②10、③2、④2、⑤14、⑥2
IV線は、最上階から下へ向かうほど表示線と共通線を積み上げます。4階機器収容箱の下は8本、3階の下は10本、2階の下は12本、1階と受信機の間は14本です。
HIV線は一斉鳴動のベル線B・Bなので、各区間とも2本です。したがって、空欄は①2、②10、③2、④2、⑤14、⑥2となります。
3階建て・左右2系統の自動火災報知設備について、図中A〜Gの配線本数とHIVで受信機から接続される機器名を答えなさい。受信機はP型1級10回線、地区音響装置は一斉鳴動です。
+ 解答・よく分かる解説
正解:A=2、B=7、C=2、D=7、E=2、F=8、G=2。HIVの接続先は地区音響装置です。
一斉鳴動なのでHIVはベル線B・Bの2本です。IVは表示線・共通線・応答線・電話線・表示灯線を、各幹線に残る区域分だけ数えます。
1階・2階・小屋裏の感知器個数と条件に基づき、機器・配線本数を記入して系統図を完成させ、HIVの接続先を答えなさい。小屋裏回路の末端は2階の回路試験器へ接続し、受信機はP型2級、他設備との連動はありません。
+ 解答・よく分かる解説
正解:2階幹線はIV5本・HIV2本、1階幹線はIV6本・HIV2本。HIVの接続先は地区音響装置です。
小屋裏・2階・1階の表示線を順に加え、共通線は1本で共用します。一斉鳴動なのでベル線2本だけをHIVとします。
4階建て自動火災報知設備の系統図について、P型2級受信機を使用できるか答え、図中a〜hの配線本数を求めなさい。表示灯の電源は受信機から供給されます。
+ 解答・よく分かる解説
正解:P型2級受信機は使用できます。a=5、b=2、c=6、d=2、e=7、f=2、g=8、h=2。
警戒区域は①〜⑤の5区域なのでP型2級を使用できます。一斉鳴動のためHIVは各階とも2本です。
5階建ての系統図について、区分鳴動が必要となる延べ面積の空欄と図中①〜⑨の配線本数を答えなさい。発信機・表示灯は屋内消火栓設備と兼用し、共通線は2本を各5区域で使用します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:法令空欄は『3,000㎡を超える』。①5、②4、③7、④5、⑤10、⑥6、⑦12、⑧7、⑨2。
共通線C1・C2を各5区域で分け、区分鳴動のベル線を階ごとに積み上げます。兼用条件により表示灯線はHIV側です。
7階建て・全15警戒区域・延べ面積4,900㎡の系統図について、6階Aの表示線・共通線・応答線・電話線・表示灯線・ベル線の本数、共通線の最少本数、区分鳴動の条件、全区域鳴動へ移る理由を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:6階Aは表示線11本、共通線2本、応答線1本、電話線1本、表示灯線2本、ベル線6本。共通線は3本以上。区分鳴動条件は5階以上かつ3,000㎡超です。
全区域鳴動へ移るのは、区分鳴動開始から一定時間が経過した場合と受信機が新たな火災信号を受信した場合です。
4〜6階の平面図から系統図を完成させ、屋内消火栓設備との連動の有無と判断理由を答えなさい。地区音響装置は区分鳴動、配線本数と耐火・耐熱保護は必要最小限とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:6階IV7本・HIV2本、5階IV8本・HIV3本、4階IV9本・HIV4本、3階IV10本・HIV5本。屋内消火栓設備との連動は『無』です。
連動していれば表示灯線がHIVとなり、既知の3階IV10本・HIV5本と一致しません。表示灯線はIV、区分鳴動のベル線とベル共通線をHIVで数えます。
P型1級・一斉鳴動・他設備との連動なしの4階建て系統図について、ア〜オの配線本数を答えなさい。共通線は警戒区域番号の大きい方から7区域ごとに分けます。
+ 解答・よく分かる解説
正解:ア=2、イ=10、ウ=2、エ=12、オ=2。
4階IV8/HIV2、3階IV10/HIV2、2階IV12/HIV2、1階IV15/HIV2です。警戒区域④と階段⑨は共通線C2をまとめます。
6階幹線IV6本・HIV4本、1階幹線IV17本・HIV9本の系統図から、鳴動方式、屋内消火栓起動装置との兼用、共通線C1・C2の区域、受信機種別を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:区分鳴動、発信機と屋内消火栓起動装置の兼用は有。C2は警戒区域⑬〜⑦、C1は⑥〜①。受信機はP型1級です。
HIVが6階4本から1階9本へ1本ずつ増えるため区分鳴動です。さらに表示灯線2本もHIVに含まれる本数なので、発信機は兼用と判断します。
本文から復習する場合は、系統図・受信機・共通線・配線本数へ戻ります。
製図⑤|空気管式・光電式分離型感知器の設備図
-
-
【過去問】空気管式・光電式分離型感知器の設備図|消防設備士甲4【実技(製図)⑤】
続きを見る
このテーマの過去問4問です。
選択肢を選んでから「+ 解答・よく分かる解説」を開き、判断の根拠を確認してください。
下の図A~Dは、光電式分離型感知器の設置例を示したものである。A~Dそれぞれについて、正しく設置されているものには○を、誤っているものには✕を解答欄に記入しなさい。ただし、感知器の光軸の長さは、感知器の公称監視距離内であるものとする。計10点
+ 解答・よく分かる解説
正解:Aは×、Bは○、Cは○、Dは×
光軸高さの80%だけでなく、1種は20m未満、2種は15m未満という取付面高さの上限も同時に確認します。
次の図は、特定主要構造部が耐火構造である工場の1階平面図です。次の条件に基づき、各設問に答えなさい。
- この工場は無窓階ではない
- 工場A・工場Bは光電式分離型感知器で警戒し、公称監視距離は5m以上35m以下とする
- 工場A・工場B以外は、法令上必要となる最少個数の感知器を設ける
- 工場A・工場B以外の天井高さは3.5mで、煙感知器は必要な場所以外へ設けない
1. 図中①~⑤の距離を、消防法令上の数値で答えなさい。
2. 工場A・工場Bへ、法令上必要となる最少数の警戒区域線と警戒区域番号を記入しなさい。
3. 工場A・工場B以外へ必要な機器を記入し、機器収容箱から感知器回路を配線しなさい。終端抵抗、P型1級発信機、表示灯および地区音響装置は機器収容箱へ設置するものとします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:①14m以下、②5m以上35m以下、③1m以内、④0.6m以上7m以下、⑤5m以上35m以下
左側の事務室部分は12m×41m=492㎡で警戒区域①、工場Aは540㎡で警戒区域②です。工場Bは660㎡なので、光軸をまたがない位置で330㎡ずつに分け、警戒区域③・④とします。合計は4警戒区域です。
左側には、更衣室へ差動式スポット型2種を1個、湯沸室へ定温式スポット型1種防水型を1個、事務室へ差動式スポット型2種を3個、廊下へ光電式スポット型2種を1個配置します。便所には配置しません。
地下1階平面図について設備図を完成させなさい。天井高4.2m、機械室・倉庫には1mのはり、変電室は高圧線のため下からの点検が容易でない場所、消火ポンプ室は結露場所、終端抵抗は機器収容箱内です。
+ 解答・よく分かる解説
正解:変電室は、点検できる差動スポット試験器を組み合わせた構成で処理します。消火ポンプ室は防水型、地階の一般室は煙感知器、便所と別階警戒の階段・EVは除外します。
試験器へ接続する管の本数まで書き分け、はりで分かれた機械室・倉庫は感知区域ごとに個数を計算します。空気管式で作図する場合は壁から1.5m以内、短辺間隔6m以下を確認します。
結婚式場3階について、警戒区域⑦・⑧の設備図を完成させ、神殿室の空気管をコイル巻きにする理由を答えなさい。宴会場・厨房の天井高4.2m、その他3.5m。空気管式は神殿室だけに設置し、厨房カウンター上には1mの垂れ壁があります。
+ 解答・よく分かる解説
正解:⑦は宴会場・厨房・倉庫、⑧は湯沸室・控室・着替室などへ適応感知器を配置します。空気管をコイル巻きにする理由は、露出空気管を感知区域ごとに20m以上確保するためです。
厨房・湯沸室は防水型、一般室は差動式、便所は除外します。空気管の長さ不足をコイル巻きで補い、検出部と回路を完成させます。
本文から復習する場合は、空気管式・光電式分離型感知器の設備図へ戻ります。
製図⑥|竪穴・断面図と警戒区域
-
-
【過去問】竪穴・断面図と警戒区域|消防設備士甲4【実技(製図)⑥】
続きを見る
このテーマの過去問9問です。
選択肢を選んでから「+ 解答・よく分かる解説」を開き、判断の根拠を確認してください。
廊下に光電式スポット型2種を設けるときの感知器相互間の歩行距離A、煙感知器を省略できる廊下の歩行距離Bを答え、6階〜地下2階の階段へ必要最少数の煙感知器を記入しなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:A=30m以下、B=10m以下。階段の煙感知器は垂直距離15m以下ごとに設け、地上部分と地下部分を分けて配置します。
廊下の距離は中心線に沿った歩行距離です。階段は地上と複数地下階を別の警戒区域として考えるため、同じ感知器配置へまとめません。
事務所ビル断面図A〜Cへ必要最少数の警戒区域番号を記入し、それぞれ最低限の受信機種別と回線数を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:図Aは5区域・P型2級5回線。図Bは10区域・P型1級10回線。図Cは3区域・P型2級3回線です。
図Bは幅60mで階段間が50mを超えるため左右を分けます。図Cは各階200㎡で、合計500㎡以下の2階例外を使って3区域にできます。
地上5階・地下2階の事務所ビル断面図へ最少の警戒区域を設定し、階段室・EV昇降路・パイプシャフトへ感知器を配置し、共通線の最少本数と受信機種別を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域13、共通線2本、P型1級受信機。階段・EV・パイプシャフトへ必要最少数の光電式スポット型を配置します。
地下2層は合計400㎡で一区域、地上各階は1,100㎡なので2区域ずつです。水平距離50m以下の竪穴はまとめられ、屋外階段は除外します。
各階300㎡の5階建て事務所ビルについて、最少の警戒区域数、P型1級・2級・3級・R型・G型受信機の設置可否、共通線の最少本数を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域6。P型1級=○、P型2級=×、P型3級=×、R型=○、G型=×。共通線は1本です。
1〜5階の水平区域が5、階段ホールが1で合計6区域です。P型2級は5回線までなので使えません。6区域は共通線1本で共用できます。
三つの異なる断面図・平面図について、法令上必要となる最少数の感知器を記入しなさい。EV昇降路、階段・パイプシャフト、廊下と天井高4.5mの事務所をそれぞれ判定します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:EV機械室天井へ煙感知器1個。階段は15m以下ごと、パイプシャフト頂部へ煙感知器。廊下へ煙感知器1個、98㎡事務所へ差動式3個、70㎡事務所へ2個です。
EVは機械室との開口、パイプシャフトは開口部0.8㎡+床2㎡、廊下は階段まで12mを根拠に判定します。事務所は35㎡で割って端数を切り上げます。
1・2階が飲食店、3〜5階がホテルの防火対象物について、縦系統の最少警戒区域数を答え、断面図と2階平面図へ必要最少数の感知器を記入しなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域は4。1・2階、3・4階、5階、階段・EV・パイプダクトの四つに分けます。2階客席は差動式、事務所兼厨房は防水型を配置します。
面積合計500㎡以下なら2階にわたる例外を使えます。階段・EV・パイプダクトは水平距離50m以内なので一つの竪穴区域にまとめます。
4階建て特定1階段等防火対象物について、階段室の煙感知器数を計算し、不足分を記入して、4階警戒区域④の設備図を完成させなさい。天井高3.2m、終端抵抗は会議室2の感知器へ設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:階段室の煙感知器は3個。4階は湯沸室へ防水型1個、更衣室1個、事務室3個、会議室1へ2個、会議室2へ終端抵抗付き1個、廊下へ煙感知器1個です。
特定1階段等防火対象物の階段は垂直距離7.5m以下ごとです。3.2m×5層÷7.5m=2.13…を切り上げて3個とします。
図は、事務所ビルの断面図です。消防法令上必要となる最少数で、次の各設問に答えなさい。
1. 図へ警戒区域を設定し、警戒区域番号を記入する 2. 階段室、EV昇降路、パイプシャフトへ必要最少数の煙感知器を配置する 3. 感知器回路の共通線の必要最少本数を答える 4. 使用できる受信機の種別を一つ答える
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域13、共通線2本、P型1級受信機
地上の各階は1,000㎡なので2警戒区域ずつ設定します。地階2層は合計400㎡のため一つにまとめ、地上側の階段・EV昇降路・パイプシャフトと地下側の階段を竪穴区域として分けると合計13警戒区域です。
階段室には垂直距離15m以下ごとEV昇降路とパイプシャフトには頂部を基本として煙感知器を配置します。図の開口部条件も確認します。
共通線は7警戒区域ごとに1本なので、13÷7=1.85…を切り上げて2本です。13回線を使用するため、受信機はP型1級を選びます。
次の図は、8階建て事務所ビルの断面図です。消防法令上必要となる最少数で、次の各設問に答えなさい。
- 各階の床面積は1,100㎡で、各警戒区域の一辺は50m以下とする
- EV昇降路の頂部とEV機械室の間には開口部がある
- EV昇降路とダクトの水平断面積は、それぞれ1㎡以上である
- ダクトとEV昇降路の水平距離は30m、ダクトと屋内階段の水平距離は51mである
1. 屋内階段、EV昇降路・機械室、ダクトへ必要最少数の煙感知器を記入しなさい。
2. 警戒区域の最少数を答えなさい。
3. 感知器回路の共通線の必要最少本数を答えなさい。
4. 使用する受信機の種別を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域18、共通線3本、P型1級受信機
屋内階段には垂直距離15m以下ごとに煙感知器を配置するため、3個必要です。ダクトは頂部へ1個、EVは昇降路頂部と機械室の間に開口部があるため、機械室の天井へ1個設けます。屋外階段には配置しません。
各階1,100㎡の水平部分は二つに分かれるので、8階×2区域=16区域です。水平距離30mのダクトとEV昇降路を一つの竪穴区域にまとめ、51m離れた屋内階段を別区域とすると、合計18警戒区域です。
共通線は1本につき7警戒区域以下なので、18÷7=2.57…を切り上げて3本です。18回線を扱うため、受信機はP型1級を選びます。
本文から復習する場合は、竪穴・断面図と警戒区域へ戻ります。
強欲な青木
消防設備士
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
>> 消防設備士「過去問テスト」
併せて、ご参照ください。
製図6講義の学習順
平面図=配置、断面図=区域、系統図=配線本数。まず問題の型を判定する。
この単元を学ぶ
製図①「図記号・感知器回路・配線本数」から始めます。凡例から機器を読み、L線・C線、送り配線、終端抵抗の役割を図上で判定できることが最初の到達点です。
次は【実技(製図)①】図記号・感知器回路・配線本数の読み方|消防設備士甲4【過去問】へ進みます。
-
-
【過去問】図記号・感知器回路・配線本数の読み方|消防設備士甲4【実技(製図)①】
続きを見る