強欲な青木
「警戒区域・感知区域・感知器個数の計算」って、図面のどこから手を付けたらええん!?
条件を読む順番を固定すれば、製図でも落ち着いて解けます!
消防設備士
このページを見たら消防設備士試験 甲4の実技(製図)に出てくる「警戒区域・感知区域・感知器個数の計算」に関する問題が得点源となるはず!
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
>> 消防設備士「過去問テスト」
併せて、ご参照ください。
警戒区域と感知区域を混ぜない
製図では、警戒区域を決める計算と感知器個数を求める計算を同じ式へ入れないことが重要です。
警戒区域は面積と一辺を両方見る
例えば30m×20m=600㎡は面積条件を満たし、一辺も50m以下なので1警戒区域にできます。10m×60m=600㎡は面積だけなら600㎡ですが、一辺が50mを超えるので分割が必要です。
警戒区域は「受信機の表示単位」。面積600㎡以下と一辺50m以下を両方確認する。
はりは感知器の種類を見て判定する
0.5mのはりなら、熱感知器では0.4m以上なので区切ります。煙感知器では0.6m未満なので、原則として区切りません。
強欲な青木
変わります。寸法を見る前に「熱か煙か」へ丸を付けてください。製図では、感知器の種類を読み飛ばすと区域数から全部ずれます。
消防設備士
熱は0.4m、煙は0.6m。はり寸法だけでなく感知器の種類と一組で判定する。
感知器個数は5ステップで求める
step
1問題文の条件に印を付ける
用途、構造、取付面高さ、感知器の種類・種別へ先に印を付けます。
step
2感知区域を分ける
壁・間仕切りとはりの深さを確認し、計算する天井面を確定します。
step
3感知区域の面積を求める
図面の縦横寸法から、区域ごとの床面積を計算します。
step
4表から基準面積を選ぶ
構造・高さ・感知器種別に対応する「感知器1個当たりの面積」を選びます。
step
5割り算して端数を切り上げる
感知区域面積÷基準面積を計算し、小数点以下が少しでも出たら切り上げます。
2026年度甲種製図問1では、特定主要構造部が耐火構造で、光電式スポット型2種を設置する条件でした。
3.5mは150㎡、4.2mは75㎡です。4mちょうどは「4m以上」側です。
消防設備士
180㎡を実際に計算する
取付面高さ3.5mなら、180㎡÷150㎡=1.2です。必要最少数なので、1.2を切り上げて2個とします。
同じ180㎡でも取付面高さ4.2mなら、180㎡÷75㎡=2.4です。切り上げて3個となります。
式は「区域面積÷1個当たりの基準面積」。最後に必ず端数を切り上げる。
※よく出る引っかけポイント4つ
- 1.2個を1個に切り捨てる
- 4mちょうどを4m未満の表で計算する
- 熱0.4mと煙0.6mを逆にする
- 警戒区域600㎡と感知器1個当たりの基準面積を混同する
強欲な青木
条件文→感知区域→面積→基準面積→切上げです。この順番を答案用紙の余白に書けば、計算を始めてから迷いません。
消防設備士
- 警戒区域は受信機の表示単位、感知区域は感知器が受け持つ天井面の単位
- 警戒区域は600㎡以下かつ一辺50m以下を両方確認
- はりは熱0.4m・煙0.6mを感知器の種類と一組で判定
- 個数は感知区域面積÷1個当たりの基準面積
- 小数点以下が出たら必ず切り上げる
それでは以下の「警戒区域・感知区域・感知器個数の計算」に関する消防設備士試験の過去問にチャレンジして、これまでの内容が頭に入っているかを確認しましょう!
【過去問】実技(製図)|警戒区域・感知区域・感知器個数の計算
次の図に示す平面図から、一の感知区域に設置する感知器の個数を答えなさい。計20点
〈条件〉
- 特定主要構造部は耐火構造である。
- 設置する感知器は光電式スポット型2種とする。
- 感知器の設置個数は法令基準に定める最小個数とする。
1 感知器取付け面の高さ3.5mの場合 5点
2 感知器取付け面の高さ4.2mの場合 5点
3 感知器取付け面の高さ3.5mの場合 5点
4 感知器取付け面の高さ4.2mの場合 5点
+ 解答・よく分かる解説
【解答】設問1:2個/設問2:3個/設問3:2個/設問4:4個
設問1・2の床面積は18m×10m=180㎡です。取付け面の高さ3.5mは4m未満なので、基準面積は150㎡です。180㎡÷150㎡=1.2を切り上げ、設問1は2個となります。取付け面の高さ4.2mは4m以上8m未満なので、基準面積は75㎡です。180㎡÷75㎡=2.4を切り上げ、設問2は3個となります。
設問3・4の床面積は(9m+9m)×(6.5m+6.5m)=234㎡です。光電式スポット型感知器は、0.6m以上のはり等で区画された部分を別感知区域とします。図のはりは0.45mと0.35mで、いずれも0.6m未満のため、全体を一つの感知区域として計算します。
取付け面の高さ3.5mでは、234㎡÷150㎡=1.56を切り上げ、設問3は2個です。取付け面の高さ4.2mでは、234㎡÷75㎡=3.12を切り上げ、設問4は4個です。
次のA・Bの防火対象物について、消防法令上必要となる警戒区域の最少数を、それぞれ答えなさい。屋外階段は警戒区域へ含めないものとします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:Aは3警戒区域、Bは9警戒区域
Aは各階250㎡です。隣接する2階分の合計が500㎡以下で、一辺も50m以下なので、1階と2階、3階と4階をそれぞれ一つの警戒区域にできます。屋内階段を別に数えて、合計3警戒区域です。
Bは各階500㎡で、一辺が60mあります。一辺50m以下の条件を満たすよう各階を二つに分けるため、水平部分は4階×2区域=8区域です。屋内階段の1区域を加えて、合計9警戒区域となります。
無窓階に該当する事務所ビル2階設備図について、感知器の設置と配線本数の不適切な箇所へ×印を付け、種別が不適切な箇所には適応する感知器を記入しなさい。天井高は3.6m、事務室2のはりは60cm、階段以外は一つの警戒区域、感知器は必要最少数、終端器は移設しないものとします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:便所の感知器と事務室の過剰な感知器を削除し、休養室・更衣室は煙感知器、湯沸室は防水型の定温式へ訂正します。指定区間は4本配線へ直します。
無窓階では、一般室に熱感知器を置いたままにしないことが重要です。0.6mのはりは感知区域を分け、個数を各区域で計算します。
無窓階に該当する事務所ビル2階設備図について、不適切な感知器・配線へ×印を付け、種別が不適切な箇所には適応する感知器を記入しなさい。天井高は3.2m、階段を除き一つの警戒区域、感知器は必要最少数、終端抵抗は移設しないものとします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:男女便所の感知器を削除し、休憩室は光電式、湯沸室は定温式1種防水型へ変更します。機器収容箱―湯沸室、応接室―廊下は4本配線へ訂正します。
同じ無窓階でも、室の用途によって煙感知器と防水型熱感知器を使い分けます。終端抵抗は問題条件どおり動かしません。
地上5階・地下1階の複合用途防火対象物の地下1階平面図について、凡例の記号を用いて自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。レストラン・厨房・倉庫と事務室・店舗・電気設備室・バッテリー室・機械室を、それぞれ図示された警戒区域として扱います。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域①はレストラン・厨房・倉庫、警戒区域②は事務室・店舗A・店舗B・電気設備室・バッテリー室・機械室で構成します。W.C.と別階警戒の階段・EVには設置しません。
用途ごとに適応感知器を選んだ後、各警戒区域をまたがない送り配線にします。特殊環境の電気設備室・バッテリー室は一般室と同じ感知器にしない点がポイントです。
事務所ビル5階設備図について、警戒区域⑨を2本配線、警戒区域⑩を4本配線で完成させ、終端抵抗を適切な位置へ設置しなさい。天井高3.2m、突出はりなし、感知器は必要最少数、湯沸室は水蒸気が多量に滞留する場所とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域⑨は機器収容箱から事務室・会議室・倉庫・廊下へ送り、廊下の煙感知器を末端にします。警戒区域⑩は4本で送り、終端抵抗を機器収容箱内に戻します。
湯沸室は防水型の定温式、一般居室は差動式、必要な廊下は光電式を選びます。2本配線と4本配線では、終端抵抗の戻し方が変わります。
強欲な青木
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し
「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
それでは続いて【実技(製図)③】平面図に感知器と配線を配置する方法|消防設備士甲4【過去問】の過去問をみていきましょう。