強欲な青木
「竪穴・断面図と警戒区域」で確認する条件は何ですか?
この講義では「竪穴・断面図と警戒区域」の判断手順を整理します。
消防設備士
学習範囲:実技(製図)|竪穴・断面図と警戒区域
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
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併せて、ご参照ください。
製図問題は甲種4類だけの出題です。この講義では、竪穴と水平部分を断面図で分け、警戒区域・感知器・共通線・受信機を一体で判断します。工事・整備編の区域設定と、製図編の個数計算・系統図を確認してから進みましょう。
断面図の警戒区域
断面図では、各階の水平部分と階段・エレベーター昇降路・パイプシャフトなどの竪穴部分を分けて警戒区域を数えます。
数えた “警戒区域” 合計から、必要な受信機の級と回線数まで判断する問題が出ます。
- 水平部分は各階、竪穴は縦方向の別区域として数える。
- 水平距離50m以内の竪穴は同一警戒区域にできる場合がある。
- 地上階段は垂直距離45m以下ごとに区域を分ける。
- 合計5回線以下ならP型2級、6回線以上ならP型1級を検討する。
強欲な青木
二つの階を一つの警戒区域にできる例外は、どこで確認しますか?
二つの階の合計面積、階段の有無など、問題文の条件を一つずつ確認します。「必要な最少数」の指定がある問題では特に重要です。
消防設備士
断面図は、先に水平区域へ番号、その後に竪穴区域へ番号を振ると重複しにくい。
階段・廊下の煙感知器

地下階が複数ある場合は、地上階段と地下階段を別警戒区域とし、それぞれに必要な煙感知器を配置します。
受信機の級と回線数

強欲な青木
警戒区域数を最少化できる例外を先に検討し、その最終区域数から受信機を選びます。
消防設備士
強欲な青木
受信機を先に決めず、警戒区域数を確定してから選ぶわけか!
その通りです。警戒区域数を確定し、5回線以下ならP型2級、6回線以上ならP型1級など、扱える回線数から判定します。
消防設備士
5回線と6回線の境界は断面図の頻出ポイント!
※よく出る引っかけポイント

- 階段やEVを各階の水平区域へ含める
- 近い二つの竪穴を必ず別々にする
- 地上階段と複数地下階の階段を一区域にする
- 5回線でP型1級しか使えないと判断する
- 6回線でP型2級を選ぶ
試験直前の製図チェック

- 条件文の構造・用途・高さ・はりを確認した
- 必要最少数で区域と機器を求めた
- 水平区域と竪穴区域を分けた
- 感知器個数の端数を切り上げた
- 送り配線と終端抵抗を確認した
- 系統図のL・C・A・T・BL・Bc・U線を分けた
- 普通配線と耐熱配線を別に数えた
強欲な青木
水平区域と竪穴区域の分離、感知器の間隔、共通線の本数、受信機の級を順に見直します。
消防設備士
それでは以下の「断面図」に関する消防設備士試験の過去問にチャレンジして、これまでの内容が頭に入っているかを確認しましょう!
強欲な青木
本文で整理した「竪穴・断面図と警戒区域」の判断手順を使い、条件と選択肢を一つずつ照合しましょう。
消防設備士
【過去問】竪穴・断面図と警戒区域
【過去問】廊下の歩行距離と階段の煙感知器
廊下に光電式スポット型2種を設けるときの感知器相互間の歩行距離A、煙感知器を省略できる廊下の歩行距離Bを答え、6階〜地下2階の階段へ必要最少数の煙感知器を記入しなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:A=30m以下、B=10m以下。階段の煙感知器は垂直距離15m以下ごとに設け、地上部分と地下部分を分けて配置します。
廊下の距離は中心線に沿った歩行距離です。階段は地上と複数地下階を別の警戒区域として考えるため、同じ感知器配置へまとめません。
事務所ビル断面図A〜Cへ必要最少数の警戒区域番号を記入し、それぞれ最低限の受信機種別と回線数を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:図Aは5区域・P型2級5回線。図Bは10区域・P型1級10回線。図Cは3区域・P型2級3回線です。
図Bは幅60mで階段間が50mを超えるため左右を分けます。図Cは各階200㎡で、合計500㎡以下の2階例外を使って3区域にできます。
地上5階・地下2階の事務所ビル断面図へ最少の警戒区域を設定し、階段室・EV昇降路・パイプシャフトへ感知器を配置し、共通線の最少本数と受信機種別を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域13、共通線2本、P型1級受信機。階段・EV・パイプシャフトへ必要最少数の光電式スポット型を配置します。
地下2層は合計400㎡で一区域、地上各階は1,100㎡なので2区域ずつです。水平距離50m以下の竪穴はまとめられ、屋外階段は除外します。
各階300㎡の5階建て事務所ビルについて、最少の警戒区域数、P型1級・2級・3級・R型・G型受信機の設置可否、共通線の最少本数を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域6。P型1級=○、P型2級=×、P型3級=×、R型=○、G型=×。共通線は1本です。
1〜5階の水平区域が5、階段ホールが1で合計6区域です。P型2級は5回線までなので使えません。6区域は共通線1本で共用できます。
三つの異なる断面図・平面図について、法令上必要となる最少数の感知器を記入しなさい。EV昇降路、階段・パイプシャフト、廊下と天井高4.5mの事務所をそれぞれ判定します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:EV機械室天井へ煙感知器1個。階段は15m以下ごと、パイプシャフト頂部へ煙感知器。廊下へ煙感知器1個、98㎡事務所へ差動式3個、70㎡事務所へ2個です。
EVは機械室との開口、パイプシャフトは開口部0.8㎡+床2㎡、廊下は階段まで12mを根拠に判定します。事務所は35㎡で割って端数を切り上げます。
1・2階が飲食店、3〜5階がホテルの防火対象物について、縦系統の最少警戒区域数を答え、断面図と2階平面図へ必要最少数の感知器を記入しなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域は4。1・2階、3・4階、5階、階段・EV・パイプダクトの四つに分けます。2階客席は差動式、事務所兼厨房は防水型を配置します。
面積合計500㎡以下なら2階にわたる例外を使えます。階段・EV・パイプダクトは水平距離50m以内なので一つの竪穴区域にまとめます。
4階建て特定1階段等防火対象物について、階段室の煙感知器数を計算し、不足分を記入して、4階警戒区域④の設備図を完成させなさい。天井高3.2m、終端抵抗は会議室2の感知器へ設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:階段室の煙感知器は3個。4階は湯沸室へ防水型1個、更衣室1個、事務室3個、会議室1へ2個、会議室2へ終端抵抗付き1個、廊下へ煙感知器1個です。
特定1階段等防火対象物の階段は垂直距離7.5m以下ごとです。3.2m×5層÷7.5m=2.13…を切り上げて3個とします。
図は、事務所ビルの断面図です。消防法令上必要となる最少数で、次の各設問に答えなさい。
1. 図へ警戒区域を設定し、警戒区域番号を記入する 2. 階段室、EV昇降路、パイプシャフトへ必要最少数の煙感知器を配置する 3. 感知器回路の共通線の必要最少本数を答える 4. 使用できる受信機の種別を一つ答える
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域13、共通線2本、P型1級受信機
地上の各階は1,000㎡なので2警戒区域ずつ設定します。地階2層は合計400㎡のため一つにまとめ、地上側の階段・EV昇降路・パイプシャフトと地下側の階段を竪穴区域として分けると合計13警戒区域です。
階段室には垂直距離15m以下ごとEV昇降路とパイプシャフトには頂部を基本として煙感知器を配置します。図の開口部条件も確認します。
共通線は7警戒区域ごとに1本なので、13÷7=1.85…を切り上げて2本です。13回線を使用するため、受信機はP型1級を選びます。
次の図は、8階建て事務所ビルの断面図です。消防法令上必要となる最少数で、次の各設問に答えなさい。
- 各階の床面積は1,100㎡で、各警戒区域の一辺は50m以下とする
- EV昇降路の頂部とEV機械室の間には開口部がある
- EV昇降路とダクトの水平断面積は、それぞれ1㎡以上である
- ダクトとEV昇降路の水平距離は30m、ダクトと屋内階段の水平距離は51mである
1. 屋内階段、EV昇降路・機械室、ダクトへ必要最少数の煙感知器を記入しなさい。
2. 警戒区域の最少数を答えなさい。
3. 感知器回路の共通線の必要最少本数を答えなさい。
4. 使用する受信機の種別を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域18、共通線3本、P型1級受信機
屋内階段には垂直距離15m以下ごとに煙感知器を配置するため、3個必要です。ダクトは頂部へ1個、EVは昇降路頂部と機械室の間に開口部があるため、機械室の天井へ1個設けます。屋外階段には配置しません。
各階1,100㎡の水平部分は二つに分かれるので、8階×2区域=16区域です。水平距離30mのダクトとEV昇降路を一つの竪穴区域にまとめ、51m離れた屋内階段を別区域とすると、合計18警戒区域です。
共通線は1本につき7警戒区域以下なので、18÷7=2.57…を切り上げて3本です。18回線を扱うため、受信機はP型1級を選びます。
まとめ
断面図は階・竪穴・区域境界を先に整理し、感知器と配線を配置します。
まとめ
断面図は階・竪穴・区域境界を先に整理し、感知器と配線を配置します。
強欲な青木
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し
「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
実技(製図)の全6講義はここで終了、甲種4類の全講義が完了しました。
👇全体まとめで総復習しましょう。