【過去問】竪穴・断面図と警戒区域|消防設備士甲4【実技(製図)⑥】

【過去問】消防設備士甲4の製図⑥|竪穴・断面図と警戒区域
強欲な青木
「竪穴・断面図と警戒区域」で確認する条件は何ですか?
この講義では「竪穴・断面図と警戒区域」の判断手順を整理します。
消防設備士

学習範囲:実技(製図)|竪穴・断面図と警戒区域



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製図問題は甲種4類だけの出題です。この講義では、竪穴と水平部分を断面図で分け、警戒区域・感知器・共通線・受信機を一体で判断します。工事・整備編の区域設定と、製図編の個数計算・系統図を確認してから進みましょう。

断面図の警戒区域

断面図では、各階の水平部分と階段・エレベーター昇降路・パイプシャフトなどの竪穴部分を分けて警戒区域を数えます。

断面図の水平区域と竪穴区域

数えた “警戒区域” 合計から、必要な受信機の級と回線数まで判断する問題が出ます。

ポイント

  • 水平部分は各階、竪穴は縦方向の別区域として数える。
  • 水平距離50m以内の竪穴は同一警戒区域にできる場合がある。
  • 地上階段は垂直距離45m以下ごとに区域を分ける。
  • 合計5回線以下ならP型2級、6回線以上ならP型1級を検討する。
対象 基本の考え方
各階の水平部分 600㎡以下・一辺50m以下を確認
階段・EV・パイプダクト 原則として水平部分と別警戒区域
近接する竪穴 水平距離50m以下なら同一区域にできる場合あり
地上部分の屋内階段 垂直距離45m以下ごとに区分
地上階と地下階の階段 地階が1階だけの場合を除き分ける
強欲な青木
二つの階を一つの警戒区域にできる例外は、どこで確認しますか?
二つの階の合計面積、階段の有無など、問題文の条件を一つずつ確認します。「必要な最少数」の指定がある問題では特に重要です。
消防設備士

断面図は、先に水平区域へ番号、その後に竪穴区域へ番号を振ると重複しにくい。

 

階段・廊下の煙感知器

場所 主な基準
一般の階段 垂直距離15mにつき1個以上を頂部等へ設置
3種を用いる階段 垂直距離10mにつき1個以上
特定一階段等防火対象物 1種・2種を垂直距離7.5mにつき1個以上
廊下 1種・2種は歩行距離30mごとに1個以上
短い廊下 歩行距離10m以下などは省略できる場合あり

地下階が複数ある場合は、地上階段と地下階段を別警戒区域とし、それぞれに必要な煙感知器を配置します。

 

受信機の級と回線数

警戒区域数 最低限の受信機の目安
1~5 P型2級を使用可能
6以上 P型1級が必要
強欲な青木
P型2級は5回線以下!これは筆記の知識でOK!
警戒区域数を最少化できる例外を先に検討し、その最終区域数から受信機を選びます。
消防設備士
強欲な青木
受信機を先に決めず、警戒区域数を確定してから選ぶわけか!
その通りです。警戒区域数を確定し、5回線以下ならP型2級、6回線以上ならP型1級など、扱える回線数から判定します。
消防設備士

5回線と6回線の境界は断面図の頻出ポイント!

 

※よく出る引っかけポイント

  • 階段やEVを各階の水平区域へ含める
  • 近い二つの竪穴を必ず別々にする
  • 地上階段と複数地下階の階段を一区域にする
  • 5回線でP型1級しか使えないと判断する
  • 6回線でP型2級を選ぶ

 

試験直前の製図チェック

  • 条件文の構造・用途・高さ・はりを確認した
  • 必要最少数で区域と機器を求めた
  • 水平区域と竪穴区域を分けた
  • 感知器個数の端数を切り上げた
  • 送り配線と終端抵抗を確認した
  • 系統図のL・C・A・T・BL・Bc・U線を分けた
  • 普通配線と耐熱配線を別に数えた
強欲な青木
断面図を解き終えたら、何を見直しますか?
水平区域と竪穴区域の分離、感知器の間隔、共通線の本数、受信機の級を順に見直します。
消防設備士

 

それでは以下の「断面図」に関する消防設備士試験の過去問にチャレンジして、これまでの内容が頭に入っているかを確認しましょう!

 

強欲な青木
問題文では、どの条件から確認すればええんですか?
本文で整理した「竪穴・断面図と警戒区域」の判断手順を使い、条件と選択肢を一つずつ照合しましょう。
消防設備士

【過去問】竪穴・断面図と警戒区域

【過去問】廊下の歩行距離と階段の煙感知器

廊下に光電式スポット型2種を設けるときの感知器相互間の歩行距離A、煙感知器を省略できる廊下の歩行距離Bを答え、6階〜地下2階の階段へ必要最少数の煙感知器を記入しなさい。

廊下と階段の煙感知器問題の問題図

 

事務所ビル断面図A〜Cへ必要最少数の警戒区域番号を記入し、それぞれ最低限の受信機種別と回線数を答えなさい。

断面図AからCの警戒区域数の問題図

 

地上5階・地下2階の事務所ビル断面図へ最少の警戒区域を設定し、階段室・EV昇降路・パイプシャフトへ感知器を配置し、共通線の最少本数と受信機種別を答えなさい。

地上5階地下2階の断面図の問題図

 

各階300㎡の5階建て事務所ビルについて、最少の警戒区域数、P型1級・2級・3級・R型・G型受信機の設置可否、共通線の最少本数を答えなさい。

5階建ての受信機可否問題の問題図

 

三つの異なる断面図・平面図について、法令上必要となる最少数の感知器を記入しなさい。EV昇降路、階段・パイプシャフト、廊下と天井高4.5mの事務所をそれぞれ判定します。

EV・階段・パイプシャフトの感知器配置の問題図

 

1・2階が飲食店、3〜5階がホテルの防火対象物について、縦系統の最少警戒区域数を答え、断面図と2階平面図へ必要最少数の感知器を記入しなさい。

飲食店とホテルの断面図設備図の問題図

 

4階建て特定1階段等防火対象物について、階段室の煙感知器数を計算し、不足分を記入して、4階警戒区域④の設備図を完成させなさい。天井高3.2m、終端抵抗は会議室2の感知器へ設置します。

特定1階段等防火対象物の階段と設備図の問題図

 

図は、事務所ビルの断面図です。消防法令上必要となる最少数で、次の各設問に答えなさい。

1. 図へ警戒区域を設定し、警戒区域番号を記入する 2. 階段室、EV昇降路、パイプシャフトへ必要最少数の煙感知器を配置する 3. 感知器回路の共通線の必要最少本数を答える 4. 使用できる受信機の種別を一つ答える

2023年度甲種4類製図問2の事務所ビル断面図

 

次の図は、8階建て事務所ビルの断面図です。消防法令上必要となる最少数で、次の各設問に答えなさい。

  • 各階の床面積は1,100㎡で、各警戒区域の一辺は50m以下とする
  • EV昇降路の頂部とEV機械室の間には開口部がある
  • EV昇降路とダクトの水平断面積は、それぞれ1㎡以上である
  • ダクトとEV昇降路の水平距離は30m、ダクトと屋内階段の水平距離は51mである

1. 屋内階段、EV昇降路・機械室、ダクトへ必要最少数の煙感知器を記入しなさい。

2. 警戒区域の最少数を答えなさい。

3. 感知器回路の共通線の必要最少本数を答えなさい。

4. 使用する受信機の種別を答えなさい。

8階建て事務所ビルの煙感知器と警戒区域を求める断面図問題

まとめ

断面図は階・竪穴・区域境界を先に整理し、感知器と配線を配置します。


まとめ

断面図は階・竪穴・区域境界を先に整理し、感知器と配線を配置します。

強欲な青木
迷わずに回答できましたか?
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士

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上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。


実技(製図)の全6講義はここで終了、甲種4類の全講義が完了しました。

👇全体まとめで総復習しましょう。