強欲な青木
「平面図に感知器と配線を配置する方法」って、図面のどこから手を付けたらええん!?
条件を読む順番を固定すれば、製図でも落ち着いて解けます!
消防設備士
このページを見たら消防設備士試験 甲4の実技(製図)に出てくる「平面図に感知器と配線を配置する方法」に関する問題が得点源となるはず!
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
>> 消防設備士「過去問テスト」
併せて、ご参照ください。
平面図を完成させる6手順
1. 警戒区域を数え、警戒区域番号を決める
2. 機器収容箱・総合盤の位置を決める
3. はり等を確認し、感知区域の面積を計算する
4. 設置場所に適応する感知器を必要最少数だけ配置する
5. 感知器間を送り配線で結ぶ
6. 終端抵抗と警戒区域番号を記入する
機器を描く前に、問題文の「耐火構造・天井高さ・はり・最少個数・煙感知器の制限」へ印を付ける。
総合盤の位置を決める
総合盤の位置が図で指定されている場合も、距離条件を満たすか確認します。指定がない場合は、出入口や廊下など操作しやすく、警戒区域全体を距離内に収めやすい位置を選びます。
設置場所に適応する感知器を選ぶ
「煙感知器は必要な場所以外に設置しない」という条件があれば、一般室をすべて煙感知器にすることはできません。凡例にある型式と設置場所の環境を照合します。
送り配線と終端抵抗
感知器回路は、総合盤から各感知器を順番につなぎ、回路末端のL・C間へ終端抵抗を置きます。2心と4心の箇所は、回路が重なる区間か、帰り配線を含む区間かを図面で確認します。
機器の点数だけでなく、配線にも独立した配点があります。感知器が合っていても、枝分かれや終端位置の誤りは失点です。
消防設備士
※よく出る引っかけポイント3つ
引っかけ①:便所や別階警戒部分にも感知器を描く
条件文で除外されている場所へ、念のために追加してはいけません。必要最少数という条件にも反します。
引っかけ②:はりを無視して一室を一つの感知区域にする
熱0.4m、煙0.6m以上のはり等を確認します。
引っかけ③:終端抵抗を途中へ置く
終端抵抗より先の断線を監視できなくなるため、原則として回路末端へ置きます。
- 平面図は6手順で解く
- 発信機は歩行距離50m、地区音響は水平距離25m
- 条件に適応する感知器を必要最少数だけ置く
- はりで感知区域を分けてから個数を計算する
- 送り配線の末端へ終端抵抗を置く
それでは以下の「平面図に感知器と配線を配置する方法」に関する消防設備士試験の過去問にチャレンジして、これまでの内容が頭に入っているかを確認しましょう!
【過去問】平面図に感知器と配線を配置する方法
地下1階、地上5階の特定防火対象物について、次の条件に従い、凡例記号を用いて地下1階の自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。
- 特定主要構造部は耐火構造、天井高さは4.1m
- 階段室は別の階で警戒し、その他は警戒区域No.1とする
- 受信機は1階に設置済みで、立上りの配線本数は記入しない
- 終端抵抗は機器収容箱内へ設置する
- 感知器は設置場所へ適応する種別を必要最少数だけ設ける
- 倉庫は密閉された場所ではない
+ 解答・よく分かる解説
正解:次の配置・配線例のとおり
まず警戒区域No.1を確認し、各室の用途・面積・天井高さから感知器の種別と最少個数を決めます。ごみ集積室、オイルタンク室、ボイラー室などは環境へ適応する熱感知器を選び、その他の部分は条件に適応する煙感知器を配置します。
機器収容箱を起点と終点にして、感知器を枝分かれのない送り配線で結びます。終端抵抗は条件どおり機器収容箱内へ記入します。
次の図は、事務所ビルの1階平面図です。受信機はP型1級とし、条件に基づいて凡例記号を用いた自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。
- 特定主要構造部は耐火構造で、この階は無窓階ではない
- 天井面の高さは展示室が4.5m、それ以外は3.8mで、はり等の突出しはない
- 感知器は法令上必要となる最少個数とする
- 煙感知器は法令上必要となる場所以外には設置しない
- 階段、エレベーターおよびパイプシャフトは別の警戒区域とし、解答しない
- 発信機等の機器と終端抵抗は、図に示す機器収容箱へ設置する
- 受信機と機器収容箱の間の配線は記入しない
+ 解答・よく分かる解説
正解:警戒区域1、感知器13個。次の配置・配線例のとおり
階段・EV等を除く面積は24m×23m=552㎡で、一辺も24mです。600㎡以下かつ一辺50m以下なので、解答する水平部分は1警戒区域にできます。
感知器は、バッテリー室1個、機械室1個、湯沸室1個、展示室4個、守衛室1個、ホール1個、事務室3個、廊下1個で、合計13個です。展示室は天井高さ4.5mなので、140㎡÷35㎡=4個となります。廊下の歩行距離は22.5mで、煙感知器を1個設けます。
配線は機器収容箱から各感知器を一筆書きのように結び、機器収容箱へ戻します。ホールから守衛室を経てホールへ戻る区間だけ4芯とし、その他は2芯で仕上げます。
病院2階平面図について、凡例の記号を用いて設備図を完成させなさい。リハビリ室の天井高は8m、その他は3.8m。煙感知器は必要な場所だけ、感知器は必要最少数とし、階段・EV・PSは別階で警戒します。終端抵抗は病室Aに設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:リハビリ室と病室・廊下へ適応する感知器を必要最少数で配置し、浴室・便所・別階警戒の階段・EV・PSを除外します。終端抵抗は指定どおり病室Aです。
天井高8mでは、感知器の設置高さ区分を先に確認します。病院は用途による煙感知器の設置条件もあるため、一般事務所と同じ選び方にしません。
事務所ビル3階設備図について、警戒区域⑤と⑥の感知器回路を完成させなさい。特定主要構造部は耐火構造、各階は無窓階ではなく、天井高は3.2m。押入れは木製、階段室は別の警戒区域、感知器は必要最少数とします。終端抵抗は⑤が倉庫、⑥が用度品庫です。
+ 解答・よく分かる解説
正解:⑤は社員食堂・厨房・倉庫、⑥は湯沸室・通信機室・休憩室・更衣室・用度品庫を、用途に適応する感知器で送り配線します。
厨房カウンター上の90cm垂れ壁で煙の流入を区切ります。厨房・湯沸室は防水型、木製押入れには必要な熱感知器を設け、指定室の終端抵抗へ配線します。
事務所ビル地下1階平面図について、4本配線で設備図を完成させなさい。天井高3.5m、ポンプ室は結露、オイルタンク室は可燃性ガス・蒸気が滞留するおそれがあり、倉庫は密閉されていません。発信機・表示灯・地区音響装置・終端抵抗は機器収容箱へ設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:オイルタンク室は防爆型、バッテリー室は耐酸型、ポンプ室は防水型を選び、地階の一般室には適応する煙感知器を配置します。
特殊環境は、まず場所の性質を言葉で分類してから凡例の感知器へ対応させます。全回路は4本配線で機器収容箱へ戻します。
地下1階・地上5階の特定防火対象物の地下1階について、凡例の記号だけを用いて設備図を完成させなさい。天井高4.1m、階段室は別階警戒、その他は警戒区域①、受信機は1階、終端抵抗は機器収容箱内、感知器は必要最少数とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:変電室・倉庫・機械室・ボイラー室・オイルタンク室へ適応感知器を配置し、一つの警戒区域として機器収容箱へ戻る回路を完成させます。
地階の一般室とボイラー・油などの特殊室を分けて考えます。終端抵抗が機器収容箱内なので、末端から戻す配線が必要です。
地上7階建てホテルの3階設備図を完成させなさい。天井高3.5m、廊下に0.6mの垂れ壁が2か所あり、煙感知器と各感知器は必要最少数。屋外避難階段と別階警戒のEVは除外し、終端抵抗は機器収容箱へ設置します。宿泊室は非火災報または感知遅れのおそれがある場所です。
+ 解答・よく分かる解説
正解:宿泊室には光電式スポット型2種蓄積型を配置し、廊下は垂れ壁で感知区域を分けます。浴室・トイレ・UB・屋外階段・別階警戒のEVは除外します。
ホテル客室は蓄積型の指定を凡例で確認します。垂れ壁0.6mは熱感知器・煙感知器の感知区域判定へ反映します。
カラオケボックス2階について、警戒区域②の設備図を完成させ、終端抵抗を倉庫へ設置しなさい。あわせて、地区音響停止スイッチを備える受信機に必要な機能を答えなさい。天井高は大部屋4m、その他3.2m、感知器は必要最少数、ベル鳴動とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:各個室へ光電式スポット型と地区音響装置を配置し、厨房は防水型、一般室は差動式で処理します。受信機に必要な機能は再鳴動機能です。
個室は各室ごとに感知・警報できるようにし、廊下は歩行距離で煙感知器数を決めます。音響停止後も再び鳴動できる機能を答えます。
2階建て教会の2階設備図を完成させなさい。2階は無窓階、聖堂・祭壇は天井高9m、その他3.5m。聖堂と祭壇の間には1mの垂れ壁があり、煙感知器と各感知器は必要最少数。階段・EVは別階警戒、終端抵抗は機器収容箱へ設置します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:聖堂・祭壇を垂れ壁で分け、設置高さに適応する光電式スポット型を必要最少数配置します。その他の室も用途に応じて配置し、二つの警戒区域を完成させます。
9m高天井では設置できる感知器種別を先に絞ります。1m垂れ壁は明確に感知区域を分けるため、聖堂と祭壇を別計算します。
強欲な青木
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し
「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
それでは続いて【実技(製図)④】系統図・受信機・共通線・配線本数|消防設備士甲4【過去問】の過去問をみていきましょう。