【実技(製図)②】警戒区域・感知区域・感知器個数の計算|消防設備士甲4【過去問】

【過去問】消防設備士甲4の製図②|警戒区域・感知区域・感知器個数の計算
強欲な青木
「警戒区域・感知区域・感知器個数の計算」って、図面のどこから手を付けたらええん!?
条件を読む順番を固定すれば、製図でも落ち着いて解けます!
消防設備士

このページを見たら消防設備士試験 甲4の実技(製図)に出てくる「警戒区域・感知区域・感知器個数の計算」に関する問題が得点源となるはず!

最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの消防設備士「過去問テスト」毎年更新しています。

>> 消防設備士「過去問テスト」

併せて、ご参照ください。

 

警戒区域と感知区域を混ぜない

警戒区域と感知区域の違い
区域 何を決める単位か 最初に見る条件
警戒区域 受信機へ火災場所を表示する単位 600㎡・一辺50m・階
感知区域 一つの感知器で有効に感知する天井面の単位 壁・はり・感知器の種類

製図では、警戒区域を決める計算感知器個数を求める計算を同じ式へ入れないことが重要です。

 

警戒区域は面積と一辺を両方見る

判定項目 基本
面積 600㎡以下
一辺の長さ 50m以下
2階にまたがる例外 合計500㎡以下などの条件を満たす場合
竪穴区画 原則として水平部分と別警戒区域

例えば30m×20m=600㎡は面積条件を満たし、一辺も50m以下なので1警戒区域にできます。10m×60m=600㎡は面積だけなら600㎡ですが、一辺が50mを超えるので分割が必要です。

警戒区域は「受信機の表示単位」。面積600㎡以下と一辺50m以下を両方確認する。

 

はりは感知器の種類を見て判定する

熱感知器と煙感知器のはりの判定
感知器 別感知区域になるはり等の深さ
熱感知器 0.4m以上
煙感知器 0.6m以上

0.5mのはりなら、熱感知器では0.4m以上なので区切ります。煙感知器では0.6m未満なので、原則として区切りません。

強欲な青木
同じ0.5mのはりでも、答えが変わるんですか?

変わります。寸法を見る前に「熱か煙か」へ丸を付けてください。製図では、感知器の種類を読み飛ばすと区域数から全部ずれます。
消防設備士

熱は0.4m、煙は0.6m。はり寸法だけでなく感知器の種類と一組で判定する。

 

感知器個数は5ステップで求める

感知器個数を求める5ステップ

 

step
問題文の条件に印を付ける

用途、構造、取付面高さ、感知器の種類・種別へ先に印を付けます。

 

step
感知区域を分ける

壁・間仕切りとはりの深さを確認し、計算する天井面を確定します。

 

step
感知区域の面積を求める

図面の縦横寸法から、区域ごとの床面積を計算します。

 

step
表から基準面積を選ぶ

構造・高さ・感知器種別に対応する「感知器1個当たりの面積」を選びます。

 

step
割り算して端数を切り上げる

感知区域面積÷基準面積を計算し、小数点以下が少しでも出たら切り上げます。

2026年度甲種製図問1では、特定主要構造部が耐火構造で、光電式スポット型2種を設置する条件でした。

取付面高さ 1個当たりの基準面積
4m未満 150㎡
4m以上 75㎡
3.5mは150㎡、4.2mは75㎡です。4mちょうどは「4m以上」側です。
消防設備士

 

180㎡を実際に計算する

180㎡の感知器個数の計算

取付面高さ3.5mなら、180㎡÷150㎡=1.2です。必要最少数なので、1.2を切り上げて2個とします。

同じ180㎡でも取付面高さ4.2mなら、180㎡÷75㎡=2.4です。切り上げて3個となります。

式は「区域面積÷1個当たりの基準面積」。最後に必ず端数を切り上げる。

 

※よく出る引っかけポイント4つ

  • 1.2個を1個に切り捨てる
  • 4mちょうどを4m未満の表で計算する
  • 熱0.4mと煙0.6mを逆にする
  • 警戒区域600㎡と感知器1個当たりの基準面積を混同する

強欲な青木
結局、どこを先に見たらええんですか?

条件文→感知区域→面積→基準面積→切上げです。この順番を答案用紙の余白に書けば、計算を始めてから迷いません。
消防設備士

 

全部で5ポイント


  • 警戒区域は受信機の表示単位、感知区域は感知器が受け持つ天井面の単位
  • 警戒区域は600㎡以下かつ一辺50m以下を両方確認
  • はりは熱0.4m・煙0.6mを感知器の種類と一組で判定
  • 個数は感知区域面積÷1個当たりの基準面積
  • 小数点以下が出たら必ず切り上げる

それでは以下の「警戒区域・感知区域・感知器個数の計算」に関する消防設備士試験の過去問にチャレンジして、これまでの内容が頭に入っているかを確認しましょう!

 

【過去問】実技(製図)|警戒区域・感知区域・感知器個数の計算

次の図に示す平面図から、一の感知区域に設置する感知器の個数を答えなさい。計20点

〈条件〉

  • 特定主要構造部は耐火構造である。
  • 設置する感知器は光電式スポット型2種とする。
  • 感知器の設置個数は法令基準に定める最小個数とする。

1 感知器取付け面の高さ3.5mの場合 5点

2 感知器取付け面の高さ4.2mの場合 5点

設問1と設問2の18m掛ける10mの平面図

3 感知器取付け面の高さ3.5mの場合 5点

4 感知器取付け面の高さ4.2mの場合 5点

設問3と設問4の平面図および断面図

 

次のA・Bの防火対象物について、消防法令上必要となる警戒区域の最少数を、それぞれ答えなさい。屋外階段は警戒区域へ含めないものとします。

4階建て防火対象物AとBの警戒区域数を求める断面図

 

無窓階に該当する事務所ビル2階設備図について、感知器の設置と配線本数の不適切な箇所へ×印を付け、種別が不適切な箇所には適応する感知器を記入しなさい。天井高は3.6m、事務室2のはりは60cm、階段以外は一つの警戒区域、感知器は必要最少数、終端器は移設しないものとします。

無窓階2階設備図の誤り訂正の問題図

 

無窓階に該当する事務所ビル2階設備図について、不適切な感知器・配線へ×印を付け、種別が不適切な箇所には適応する感知器を記入しなさい。天井高は3.2m、階段を除き一つの警戒区域、感知器は必要最少数、終端抵抗は移設しないものとします。

無窓階の感知器と配線本数の訂正の問題図

 

地上5階・地下1階の複合用途防火対象物の地下1階平面図について、凡例の記号を用いて自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。レストラン・厨房・倉庫と事務室・店舗・電気設備室・バッテリー室・機械室を、それぞれ図示された警戒区域として扱います。

地下1階複合用途の設備図の問題図

 

事務所ビル5階設備図について、警戒区域⑨を2本配線、警戒区域⑩を4本配線で完成させ、終端抵抗を適切な位置へ設置しなさい。天井高3.2m、突出はりなし、感知器は必要最少数、湯沸室は水蒸気が多量に滞留する場所とします。

警戒区域⑨と⑩の設備図の問題図

 

強欲な青木
迷わずに回答できましたか?
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士

消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。

ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

\そのまま試験に出ます/

「過去問テスト」をする

※有料記事はnoteの仕組みで「全額返金可能」です。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。


それでは続いて【実技(製図)③】平面図に感知器と配線を配置する方法|消防設備士甲4【過去問】過去問をみていきましょう。