【実技(製図)③】平面図に感知器と配線を配置する方法|消防設備士甲4【過去問】

【過去問】消防設備士甲4の製図③|平面図に感知器と配線を配置する方法
強欲な青木
「平面図に感知器と配線を配置する方法」って、図面のどこから手を付けたらええん!?
条件を読む順番を固定すれば、製図でも落ち着いて解けます!
消防設備士

このページを見たら消防設備士試験 甲4の実技(製図)に出てくる「平面図に感知器と配線を配置する方法」に関する問題が得点源となるはず!

最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの消防設備士「過去問テスト」毎年更新しています。

>> 消防設備士「過去問テスト」

併せて、ご参照ください。

 

平面図を完成させる6手順

1. 警戒区域を数え、警戒区域番号を決める

2. 機器収容箱・総合盤の位置を決める

3. はり等を確認し、感知区域の面積を計算する

4. 設置場所に適応する感知器を必要最少数だけ配置する

5. 感知器間を送り配線で結ぶ

6. 終端抵抗と警戒区域番号を記入する

甲種4類製図の平面図完成例

機器を描く前に、問題文の「耐火構造・天井高さ・はり・最少個数・煙感知器の制限」へ印を付ける。

 

総合盤の位置を決める

機器 距離条件
P型発信機 その階の各部分から歩行距離50m以下
地区音響装置 その階の各部分から水平距離25m以下

総合盤の位置が図で指定されている場合も、距離条件を満たすか確認します。指定がない場合は、出入口や廊下など操作しやすく、警戒区域全体を距離内に収めやすい位置を選びます。

 

設置場所に適応する感知器を選ぶ

場所・条件 判定の例
一般の事務室 条件と感知面積表に適合する熱・煙感知器
廊下・階段 原則として煙感知器を優先して基準を確認
結露・水蒸気がある場所 防水型など環境へ適応する熱感知器
高圧線上部など点検困難 遠隔で試験できる構成を選ぶ
EV・階段を別階で警戒 その階の図へ重複配置しない

「煙感知器は必要な場所以外に設置しない」という条件があれば、一般室をすべて煙感知器にすることはできません。凡例にある型式と設置場所の環境を照合します。

 

送り配線と終端抵抗

感知器回路は、総合盤から各感知器を順番につなぎ、回路末端のL・C間へ終端抵抗を置きます。2心と4心の箇所は、回路が重なる区間か、帰り配線を含む区間かを図面で確認します。

機器の点数だけでなく、配線にも独立した配点があります。感知器が合っていても、枝分かれや終端位置の誤りは失点です。
消防設備士

 

※よく出る引っかけポイント3つ

 

引っかけ①:便所や別階警戒部分にも感知器を描く

条件文で除外されている場所へ、念のために追加してはいけません。必要最少数という条件にも反します。

 

引っかけ②:はりを無視して一室を一つの感知区域にする

熱0.4m、煙0.6m以上のはり等を確認します。

 

引っかけ③:終端抵抗を途中へ置く

終端抵抗より先の断線を監視できなくなるため、原則として回路末端へ置きます。

 

全部で5ポイント


  1. 平面図は6手順で解く
  2. 発信機は歩行距離50m、地区音響は水平距離25m
  3. 条件に適応する感知器を必要最少数だけ置く
  4. はりで感知区域を分けてから個数を計算する
  5. 送り配線の末端へ終端抵抗を置く

それでは以下の「平面図に感知器と配線を配置する方法」に関する消防設備士試験の過去問にチャレンジして、これまでの内容が頭に入っているかを確認しましょう!

 

【過去問】平面図に感知器と配線を配置する方法

地下1階、地上5階の特定防火対象物について、次の条件に従い、凡例記号を用いて地下1階の自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。

  • 特定主要構造部は耐火構造、天井高さは4.1m
  • 階段室は別の階で警戒し、その他は警戒区域No.1とする
  • 受信機は1階に設置済みで、立上りの配線本数は記入しない
  • 終端抵抗は機器収容箱内へ設置する
  • 感知器は設置場所へ適応する種別を必要最少数だけ設ける
  • 倉庫は密閉された場所ではない
2025年度甲種4類製図問1の地下1階平面図

 

次の図は、事務所ビルの1階平面図です。受信機はP型1級とし、条件に基づいて凡例記号を用いた自動火災報知設備の設備図を完成させなさい。

  • 特定主要構造部は耐火構造で、この階は無窓階ではない
  • 天井面の高さは展示室が4.5m、それ以外は3.8mで、はり等の突出しはない
  • 感知器は法令上必要となる最少個数とする
  • 煙感知器は法令上必要となる場所以外には設置しない
  • 階段、エレベーターおよびパイプシャフトは別の警戒区域とし、解答しない
  • 発信機等の機器と終端抵抗は、図に示す機器収容箱へ設置する
  • 受信機と機器収容箱の間の配線は記入しない
事務所ビル1階の感知器と配線を完成させる設備図問題

 

病院2階平面図について、凡例の記号を用いて設備図を完成させなさい。リハビリ室の天井高は8m、その他は3.8m。煙感知器は必要な場所だけ、感知器は必要最少数とし、階段・EV・PSは別階で警戒します。終端抵抗は病室Aに設置します。

病院2階の設備図の問題図

 

事務所ビル3階設備図について、警戒区域⑤と⑥の感知器回路を完成させなさい。特定主要構造部は耐火構造、各階は無窓階ではなく、天井高は3.2m。押入れは木製、階段室は別の警戒区域、感知器は必要最少数とします。終端抵抗は⑤が倉庫、⑥が用度品庫です。

社員食堂と厨房の設備図の問題図

 

事務所ビル地下1階平面図について、4本配線で設備図を完成させなさい。天井高3.5m、ポンプ室は結露、オイルタンク室は可燃性ガス・蒸気が滞留するおそれがあり、倉庫は密閉されていません。発信機・表示灯・地区音響装置・終端抵抗は機器収容箱へ設置します。

防爆・耐酸・防水型感知器を選ぶ地下設備図の問題図

 

地下1階・地上5階の特定防火対象物の地下1階について、凡例の記号だけを用いて設備図を完成させなさい。天井高4.1m、階段室は別階警戒、その他は警戒区域①、受信機は1階、終端抵抗は機器収容箱内、感知器は必要最少数とします。

地下1階一警戒区域の設備図の問題図

 

地上7階建てホテルの3階設備図を完成させなさい。天井高3.5m、廊下に0.6mの垂れ壁が2か所あり、煙感知器と各感知器は必要最少数。屋外避難階段と別階警戒のEVは除外し、終端抵抗は機器収容箱へ設置します。宿泊室は非火災報または感知遅れのおそれがある場所です。

ホテル3階の蓄積型煙感知器設備図の問題図

 

カラオケボックス2階について、警戒区域②の設備図を完成させ、終端抵抗を倉庫へ設置しなさい。あわせて、地区音響停止スイッチを備える受信機に必要な機能を答えなさい。天井高は大部屋4m、その他3.2m、感知器は必要最少数、ベル鳴動とします。

カラオケボックス2階の設備図の問題図

 

2階建て教会の2階設備図を完成させなさい。2階は無窓階、聖堂・祭壇は天井高9m、その他3.5m。聖堂と祭壇の間には1mの垂れ壁があり、煙感知器と各感知器は必要最少数。階段・EVは別階警戒、終端抵抗は機器収容箱へ設置します。

教会2階の高天井設備図の問題図

 

強欲な青木
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消防設備士

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それでは続いて【実技(製図)④】系統図・受信機・共通線・配線本数|消防設備士甲4【過去問】過去問をみていきましょう。