強欲な青木
「系統図・受信機・共通線・配線本数」って、図面のどこから手を付けたらええん!?
条件を読む順番を固定すれば、製図でも落ち着いて解けます!
消防設備士
このページを見たら消防設備士試験 甲4の実技(製図)に出てくる「系統図・受信機・共通線・配線本数」に関する問題が得点源となるはず!
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)noteの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
>> 消防設備士「過去問テスト」
併せて、ご参照ください。
系統図で数える電線
最初に線名を全部書き出す。図だけを見て暗算しない。
区分鳴動の判定
地階を除く階数が5以上で、延べ面積が3,000㎡を超える防火対象物では、出火階等に限定して警報できる区分鳴動が必要です。
系統図で各階に別のBL線が敷設され、上階へ進むごとにBL線が減っていれば、階ごとに地区音響を分ける区分鳴動と判断できます。
2026年度の幹線内訳
2026年度甲種製図問2では、P型1級受信機、10警戒区域、共通線2本、5階の区分鳴動、発信機・表示灯を屋内消火栓設備と兼用する条件でした。
受信機直上の内訳は次のとおりです。
上階へ進むと各階で使用したL線とBL線を減らします。共通線は、指定された5警戒区域分を使い終えた位置でC1からC2へ切り替えるため、同じ位置で1本減ります。
- Lは区域ごとCは7区域以下で共用
- P型1級はA・Tを確認
- 区分鳴動は階ごとのBLと共通Bc
- 表示灯はU+・U-の2本
- 2026年度の配線本数は5・4・7・5・10・6・12・7・2
それでは以下の「系統図・受信機・共通線・配線本数」に関する消防設備士試験の過去問にチャレンジして、これまでの内容が頭に入っているかを確認しましょう!
【過去問】系統図・受信機・共通線・配線本数
P型1級受信機、10警戒区域、共通線2本、5階の区分鳴動、発信機・表示灯を屋内消火栓設備と兼用する条件で、次の各設問に答えなさい。
1. 「地階を除く階数が5で、延べ面積が( )防火対象物」の空欄を答えなさい。
2. 図中①~③の配線本数を順に答えなさい。
3. 図中④~⑥の配線本数を順に答えなさい。
4. 図中⑦~⑨の配線本数を順に答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:設問1は3,000㎡を超える。①5本、②4本、③7本、④5本、⑤10本、⑥6本、⑦12本、⑧7本、⑨2本
設問1は「以上」ではなく「超える」です。5階以上かつ3,000㎡超を一組で確認します。
配線本数は、普通配線と耐熱配線を分けて数えます。感知器回路のL・C、P型1級発信機のA・T、地区音響のBL・Bc、表示灯のU+・U-を書き出し、上階で使い終えた線を順に減らします。
次の図は、4階建て防火対象物に設けたP型1級自動火災報知設備の系統図です。図中①~⑥へ入る電線本数を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:①2、②10、③2、④2、⑤14、⑥2
IV線は、最上階から下へ向かうほど表示線と共通線を積み上げます。4階機器収容箱の下は8本、3階の下は10本、2階の下は12本、1階と受信機の間は14本です。
HIV線は一斉鳴動のベル線B・Bなので、各区間とも2本です。したがって、空欄は①2、②10、③2、④2、⑤14、⑥2となります。
3階建て・左右2系統の自動火災報知設備について、図中A〜Gの配線本数とHIVで受信機から接続される機器名を答えなさい。受信機はP型1級10回線、地区音響装置は一斉鳴動です。
+ 解答・よく分かる解説
正解:A=2、B=7、C=2、D=7、E=2、F=8、G=2。HIVの接続先は地区音響装置です。
一斉鳴動なのでHIVはベル線B・Bの2本です。IVは表示線・共通線・応答線・電話線・表示灯線を、各幹線に残る区域分だけ数えます。
1階・2階・小屋裏の感知器個数と条件に基づき、機器・配線本数を記入して系統図を完成させ、HIVの接続先を答えなさい。小屋裏回路の末端は2階の回路試験器へ接続し、受信機はP型2級、他設備との連動はありません。
+ 解答・よく分かる解説
正解:2階幹線はIV5本・HIV2本、1階幹線はIV6本・HIV2本。HIVの接続先は地区音響装置です。
小屋裏・2階・1階の表示線を順に加え、共通線は1本で共用します。一斉鳴動なのでベル線2本だけをHIVとします。
4階建て自動火災報知設備の系統図について、P型2級受信機を使用できるか答え、図中a〜hの配線本数を求めなさい。表示灯の電源は受信機から供給されます。
+ 解答・よく分かる解説
正解:P型2級受信機は使用できます。a=5、b=2、c=6、d=2、e=7、f=2、g=8、h=2。
警戒区域は①〜⑤の5区域なのでP型2級を使用できます。一斉鳴動のためHIVは各階とも2本です。
5階建ての系統図について、区分鳴動が必要となる延べ面積の空欄と図中①〜⑨の配線本数を答えなさい。発信機・表示灯は屋内消火栓設備と兼用し、共通線は2本を各5区域で使用します。
+ 解答・よく分かる解説
正解:法令空欄は『3,000㎡を超える』。①5、②4、③7、④5、⑤10、⑥6、⑦12、⑧7、⑨2。
共通線C1・C2を各5区域で分け、区分鳴動のベル線を階ごとに積み上げます。兼用条件により表示灯線はHIV側です。
7階建て・全15警戒区域・延べ面積4,900㎡の系統図について、6階Aの表示線・共通線・応答線・電話線・表示灯線・ベル線の本数、共通線の最少本数、区分鳴動の条件、全区域鳴動へ移る理由を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:6階Aは表示線11本、共通線2本、応答線1本、電話線1本、表示灯線2本、ベル線6本。共通線は3本以上。区分鳴動条件は5階以上かつ3,000㎡超です。
全区域鳴動へ移るのは、区分鳴動開始から一定時間が経過した場合と受信機が新たな火災信号を受信した場合です。
4〜6階の平面図から系統図を完成させ、屋内消火栓設備との連動の有無と判断理由を答えなさい。地区音響装置は区分鳴動、配線本数と耐火・耐熱保護は必要最小限とします。
+ 解答・よく分かる解説
正解:6階IV7本・HIV2本、5階IV8本・HIV3本、4階IV9本・HIV4本、3階IV10本・HIV5本。屋内消火栓設備との連動は『無』です。
連動していれば表示灯線がHIVとなり、既知の3階IV10本・HIV5本と一致しません。表示灯線はIV、区分鳴動のベル線とベル共通線をHIVで数えます。
P型1級・一斉鳴動・他設備との連動なしの4階建て系統図について、ア〜オの配線本数を答えなさい。共通線は警戒区域番号の大きい方から7区域ごとに分けます。
+ 解答・よく分かる解説
正解:ア=2、イ=10、ウ=2、エ=12、オ=2。
4階IV8/HIV2、3階IV10/HIV2、2階IV12/HIV2、1階IV15/HIV2です。警戒区域④と階段⑨は共通線C2をまとめます。
6階幹線IV6本・HIV4本、1階幹線IV17本・HIV9本の系統図から、鳴動方式、屋内消火栓起動装置との兼用、共通線C1・C2の区域、受信機種別を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
正解:区分鳴動、発信機と屋内消火栓起動装置の兼用は有。C2は警戒区域⑬〜⑦、C1は⑥〜①。受信機はP型1級です。
HIVが6階4本から1階9本へ1本ずつ増えるため区分鳴動です。さらに表示灯線2本もHIVに含まれる本数なので、発信機は兼用と判断します。
※よく出る引っかけポイント
- 8警戒区域以上でもC線を1本のままにする
- 区分鳴動なのにBL線を1本だけで全階共用する
- P型1級のA・T線を数え忘れる
- 屋内消火栓設備との兼用条件で表示灯線を耐熱側へ入れ忘れる
- 5警戒区域を使い終えた位置でC線を減らし忘れる
系統図は「全部書く→階ごとに使用済みを消す」。本数だけを記憶しない。
強欲な青木
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し
「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
それでは続いて【実技(製図)⑤】空気管式・光電式分離型感知器の設備図|消防設備士甲4【過去問】の過去問をみていきましょう。