圧力・流体・弁の基礎は、先に機械に関する基礎知識の無料講義で確認できます。この講義では系統作動や機器規格を繰り返さず、弁・フート弁・圧力計・連成計の外観と用途の識別に絞ります。付属装置の作動は構造・機能④、規格は規格①で扱います。
弁の鑑別では、ハンドルの形よりも弁体がどう動くかを見ます。圧力計は測れる圧力範囲で区別します。
これから覚える4つ
- リフト型逆止弁:弁体が弁座に対して上下する
- スイング型逆止弁:弁体がヒンジを中心に回転する
- 圧力計:正圧を測る
- 連成計:正圧と負圧を測る
弁は弁体の動き、計器は目盛の範囲で見分ける。
現在地:実技(鑑別)2(2/7)
実技(鑑別)|全7講義
問題の掲載方針
この記事の確認問題は、過去問ベースの類題です。原題の論点・条件・正答を維持しつつ、文章・表・図を学習用に再構成しており、原題の問題文・図版そのものではありません。
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
🔁逆止弁の役割
逆止弁は通常方向の流れを許し、逆流しようとすると弁体が弁座へ戻って流路を閉じます。ポンプ吐出側では、逆流と水撃作用からポンプを保護します。
| 比較 | リフト型 | スイング型 |
|---|---|---|
| 弁体の動き | 上下移動 | ヒンジ回転 |
| 断面の識別 | 弁座の上に案内部 | 上流側にヒンジ |
| 逆流時 | 弁体が下降して閉止 | 円板が戻って閉止 |
上下するリフト、振り子のように戻るスイング。
💥水撃作用と取付位置
水撃作用は、流速が急変したときに圧力が急上昇・変動する現象です。弁の急閉止、ポンプ停止、長い配管等が原因になります。
逆止弁を単に「逆流防止」とだけ覚えず、次の関係を押さえます。
ポンプ吐出 → 逆止弁 → 吐出側主配管
加圧送水装置の性能試験配管は、ポンプ吐出側逆止弁の一次側に接続します。逆止弁には流水方向の表示が必要です。
📏圧力計と連成計
| 計器 | 測る範囲 | 主な設置側 |
|---|---|---|
| 圧力計 | 大気圧より高い正圧 | ポンプ吐出側 |
| 連成計 | 正圧と大気圧未満の負圧 | ポンプ吸込側 |
写真では、文字盤のゼロ位置と負圧側目盛を見ます。連成計は負圧側を持つため、正圧目盛だけの圧力計と区別できます。
ただし、製品固有の目盛色・ケース形状・メーカー表示だけで判定しません。
🪣 フート弁
フート弁は吸水管の下端に設ける逆止機能付きの弁です。ポンプ停止時の落水を防いで呼水を保持し、ろ過装置で異物の吸込みを抑えます。
鑑別では次を確認します。
- 吸水管下端へ取り付ける形状
- ろ過網またはストレーナ
- 逆止弁体
- 鎖・ワイヤー等による手動開閉部
🔎 実機で見るポイント
弁は本体の流向表示、弁体の動き、接続方向を確認します。計器は単位、ゼロ位置、負圧側目盛の有無を見て、フート弁は逆止機構とろ過網を一体で識別します。
✍過去問ベースの代表類題で確認
※以下は、原題の論点・条件・正答を維持しつつ、表・図・文章を学習用に再構成した類題です。原題の問題文・図版そのものではありません。
本文の逆止弁断面A・Bについて、弁体が上下するものとヒンジで回転するものの構造型式を答えてください。また、逆止弁を設けるポンプ側と防護する現象を答えてください。
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
➡次に進みましょう
実技(鑑別)の2/7講義が終了です。次は「ポンプ・呼水槽・起動用水圧開閉装置」を学習します。 下のタイムラインで点灯している講義から、そのまま次の学習へ進めます。
実技(鑑別)|全7講義



