圧力と流体の基礎は、先に機械に関する基礎知識の無料講義で確認できます。この講義では系統作動や機器規格を繰り返さず、流水検知装置・一斉開放弁・末端試験弁・送水口を外観と操作部から識別する手順に絞ります。系統作動は構造・機能11、規格は規格⑤で扱います。
鑑別⑦は、弁の名前よりも「どの流水を検知するか」「警報水流をどこへ送るか」「警戒時と試験時でどの弁を動かすか」を読み解く講義です。
分類、警報、待機、試験、送水、ろ過を一つの配管系統へつなぐ。
これから覚える7つ
- 流水検知装置の分類
- ウォーターモーターゴング周辺
- 一斉開放弁系統の警戒時
- 試験起動時の操作
- スプリンクラー設備の送水口
- Y型ストレーナ
- 実機で見るポイント
現在地:実技(鑑別)7(7/7)
実技(鑑別)|全7講義
問題の掲載方針
この記事の確認問題は、過去問ベースの類題です。原題の論点・条件・正答を維持しつつ、文章・表・図を学習用に再構成しており、原題の問題文・図版そのものではありません。
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
併せて、ご参照ください。
🔔流水検知装置の分類
現行規格の大分類は、湿式、乾式、予作動式です。実務上の構造型式は次のように整理されます。
- 湿式:自動警報弁型、作動弁型、パドル型
- 予作動式:手動リセット型、開閉型
代表問の空欄は、①湿式、②予作動式、③自動警報弁型。パドル型の断面はCです。
三方式と構造型式を同じ階層に混ぜない。
🛎ウォーターモーターゴング周辺
| 記号 | 名称 | 役割 |
|---|---|---|
| A | 圧力計 | 配管圧力を表示 |
| B | 圧力スイッチ | 水圧を電気信号へ変換 |
| C | ウォーターモーターゴング | 水車でゴングを機械的に鳴動 |
| D | リターディングチャンバー | 一時的な圧力変動を吸収して誤報を抑制 |
圧力スイッチは電気、ゴングは水車、チャンバーは遅延・誤報抑制。
🚪 一斉開放弁系統の警戒時
| 記号 | 弁 | 警戒時 |
|---|---|---|
| A | 止水弁 | 開 |
| B | 試験用止水弁 | 開 |
| C | 試験用排水弁 | 閉 |
| D | 手動式開放弁 | 閉 |
一斉開放弁は閉止しています。感知用ヘッド系統は充水状態を保ちます。
🧪試験起動時の操作
試験時は、実ヘッドから放水せずに一斉開放弁の作動を確認します。
- 試験用止水弁Bを閉じる
- 試験用排水弁Cを開く
- 手動式開放弁Dを開く
- 一斉開放弁が作動し、試験水をCから排出する
各部の名称は、火災感知用ヘッドA、試験用止水弁B、試験用排水弁C、手動式開放弁Dです。
試験はB閉・C開・D開。
🚒 スプリンクラー設備の送水口
- 結合金具の高さ:地盤面から0.5m以上1m以下
- 標識:スプリンクラー用送水口である旨と送水圧力範囲
- 排水弁:送水口と逆止弁の間の水を排出する
0.5~1m、圧力範囲表示、送水口―逆止弁間を排水。
🧹 Y型ストレーナ
代表問の正解は、Y型ストレーナ、流れA→B、図示条件では加圧用ポンプ吐出側です。
スクリーンは内側から外側へ通水し、異物を斜め枝部へ集めます。清掃用プラグを外して堆積物を除去します。
現行消防法施行規則12条が吸水管へ要求する「ろ過装置」と水噴霧設備の系統設計で用いるY型ストレーナを同一の位置規定として説明しません。
水源水位がポンプより高い押込み吸込の系統では、教材解説のように吸水側へ置く構成もあります。公開図では水源とポンプの高低差を示して条件を固定します。
原問は吐出側。全国一律の単一配置条文とは説明しない。
🔎 実機で見るポイント
本体表示、一次側・二次側、試験弁、排水、信号配線の位置を確認します。送水口は結合部、逆止機構、標識、排水を、Y型ストレーナは流向と清掃口を見て識別します。
✍過去問ベースの代表類題で確認
※以下は、原題の論点・条件・正答を維持しつつ、表・図・文章を学習用に再構成した類題です。原題の問題文・図版そのものではありません。
本文の分類図で①~③へ入る方式・構造型式とパドル型に該当する断面記号を答えてください。
警報水路のA~Dに当たる圧力計、圧力スイッチ、ウォーターモーターゴング、リターディングチャンバーを答えてください。
一斉開放弁系統の警戒時について、A止水弁、B試験用止水弁、C試験用排水弁、D手動式開放弁の開閉状態を答えてください。
一斉開放弁の作動操作を行うAと実ヘッドへ放水させず試験水を排出するBの機器名を答えてください。
火災感知用ヘッド、試験用止水弁、試験用排水弁、手動式開放弁をA~Dへ対応させてください。
送水口の結合金具の高さ、必要な標識内容、排水弁で排水する区間を答えてください。
本文断面の機器名、流れA→Bの向き、原問図示条件でのポンプに対する設置側を答えてください。
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
➡次に進みましょう
実技(鑑別)の全7講義はここで終了です。乙種1類はここまで。甲種1類は実技(製図)へ進みます。 下のタイムラインで点灯している講義から、そのまま次の学習へ進めます。




