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併せて、ご参照ください。
火災・防火・総合防災の6講義中6講義目です。情報・送水・通信・電源を分け、数値は設備名・区域・回路と一組で確認します。
比較・判断の早見表
総合操作盤は情報を扱う設備
総合操作盤は、消防用設備等の作動・異常などの情報を集約し、防災センター等で状態を表示し、必要な警報・操作・履歴確認を行うための設備です。盤自体が現場で消火や送水を行う設備ではありません。選択肢に表示、警報、操作、記録が出たら、まず情報を扱う側の説明かを確認します。消防隊の操作する端子・放水口の説明を、盤の機能として読まないことが重要です。
消防活動支援は現場の行為で分ける
連結送水管・連結散水設備は、消防隊が送水・放水活動に使う経路です。無線通信補助設備は、地下その他の通信しにくい場所で無線通信を確保するための設備です。非常コンセントは、消防隊が使用する機器の電源を得るための設備です。同じ消防活動支援でも、送水、通信、電源では問われる接続部・数量・仕様が別です。設備名を「何を確保するものか」に言い換えます。
数値はヘッド種別・回路・区域まで読む
消防活動支援の数値問題は、設備全体の一般知識だけで判定できません。たとえば散水ヘッドとスプリンクラーヘッドでは、一の送水区域に接続する個数の条件を同一視できません。非常コンセントも、端子の数だけではなく回路との関係が問われます。数字を見たら、直前の名詞がヘッド種別、回路、送水区域、端子のどれかを確認し、数値を別設備へ流用しないようにします。
この範囲は、設備の名前が多くても、利用者で分ければ整理できます。総合操作盤は防災センター等で状況を把握・操作する側、消防活動支援設備は到着した消防隊が活動する側の設備です。
①:情報を集める
総合操作盤は消防用設備等からの作動・異常情報を集約し、防災センター等で表示・警報・記録・必要な操作を行うための設備です。消防隊には、出火階、作動設備、防火区画、排煙状況を表示して活動を支援します。非常用エレベーターを遠隔操作する機能と取り違えないでください。
火災時を具体的に追うと、感知器や消火設備が作動し、各設備の状態が総合操作盤へ集まります。盤では、どこで火災信号が出たか、どの設備が作動したか、区画や排煙がどうなっているかを見える形にし、必要な警報・操作・記録へつなげます。ここで重要なのは、盤は「現場へ水を送る装置」ではなく、現場で活動する人が状況を判断するための情報を扱う装置だということです。
総合操作盤の肢は、情報を「受ける・表示する・警報する・記録する・必要な操作へつなぐ」のどれかに言い換えます。放水口、端子、送水管の説明なら、消防隊が現場で使う側の設備を疑います。

②:役割を比べる
総合操作盤は、防災設備の状態を一箇所で見えるようにし、必要な警報・操作・履歴確認へつなげます。これに対し、連結送水管や連結散水設備は消防隊の放水活動、無線通信補助設備は通信、非常コンセントは電源の確保という具体的な活動を支えます。盤の表示項目と現場設備の数量条件を混同しないことが大切です。
消防隊が建物に到着した場面を想像すると整理しやすくなります。まず消防活動拠点で情報を受け、必要な装備を使い、連結送水管・連結散水設備で送水や放水を行い、無線通信補助設備で連絡を取り、非常コンセントで機器の電源を確保します。総合操作盤はその前提となる状況把握を助けますが、各活動を盤が直接代行するわけではありません。
③:表示・操作・記録
連結送水管は消防隊の送水・放水経路であり、地階を除く11階以上かつ高さ70m超の建築物では、加圧送水装置の非常電源を有効に2時間以上作動できる容量とします。無線通信補助設備は地下等で通信を確保する設備です。盤の表示・記録と、現場設備の送水・通信・電源条件は別に判定します。
数値問題は、数字を単独の暗記札にしないでください。「何個」「何回路」「何時間」「何Ω」が出たら、直前の名詞と対にします。散水ヘッドの個数、非常コンセントの回路、連結送水管の非常電源、漏えい同軸ケーブルの特性インピーダンスは、それぞれ別の設備・条件です。数字が正しく見えても、主語を入れ替えていれば誤りです。
図では、各設備から総合操作盤へ情報が集まる矢印と、消防隊が送水・通信・電源を使う矢印を分けて見ます。情報の流れと、消防活動のための物や電気の流れを同じ矢印として読まないことがポイントです。
④:情報を消防隊の行動へ変換する順序
消防活動支援は、盤の表示だけで完結しません。火災信号や設備作動の情報を集め、出火位置・区画・排煙などを読み、消防活動拠点で進入や装備を判断し、送水・通信・電源といった現場の手段を使います。総合操作盤はこの連鎖の情報面を担い、送水管や非常コンセントは現場の手段を担います。
具体例では、煙が階段室へ侵入している情報を盤で確認した場合、盤自体が煙を排出するのではありません。その情報を基に、消防隊が進入経路と活動方法を判断します。情報を扱う装置と、物・電源・通信を現場へ届ける設備を分けて読むのが、横断問題の基本です。
消防活動拠点(消火活動拠点を含む。)に関する次のうち、最も不適当なものはどれか。
1 消防活動拠点には、一定の広さを確保するとともに、連結送水管の放水口、非常コンセント設備等を法規に基づき設置する必要がある。
2 前進指揮所は消防活動拠点の一つであり、災害が広範囲もしくは立体的に拡大する等大規模化し、消防隊の活動内容も複雑化し、現場最高指揮者の指揮命令の伝達が効率的でない場合に、災害現場を区分し、または活動内容により指揮を分担して行う目的で設置される。
3 大規模な耐火建築物内で消防活動拠点となる部分は、消防隊が消火活動に従事する際に、空気呼吸器の装着、消火や照明資機材の準備等のために必要な特別避難階段の附室・バルコニー・非常用エレベーターの乗降ロビー等である。
4 消火活動上必要な施設としての排煙設備は、消防隊の活動の容易性を確保することを目的としている。消防活動拠点に設ける当該排煙設備の給気口に接続する風道で耐火構造の壁または床を貫通する箇所には自動閉鎖装置を設けたダンパーを設置しなければならない。
防災センター等の総合操作盤について、最も不適当なものは次のうちどれか。
1 政令別表第一に掲げる(16)項で、延べ面積が5万㎡以上の防火対象物に設置される屋内消火栓設備には、当該設備の監視・操作等を行うことができ、かつ消防庁長官が定める基準に適合する総合操作盤を防災センター等に設けなければならない。
2 総合操作盤の表示機能は、火災等の発生状況および拡大状況を建築物の平面図・断面図等を用いて、警戒区域・放射区域・防護区画等を逐次表示し、平面的な広がり、上下階方向および防火区画の状況が容易に確認できることとし、その他の表示については、一括してまたは個別に表示しなければならない。
3 総合操作盤の情報伝達機能で、現場確認の指示・火災情報の伝達・自衛消防隊等と防災監視場所の間の連絡および管理要員との連絡が十分に行えるとともに、内線電話または消防機関との通話が可能な専用電話機を設置しなければならない。
4 総合操作盤の消防活動支援機能は、火災発生時に、到着した消防隊に的確かつ早急に情報提供するため、非常用エレベーターの運行状況、故障または休止の状態、管制運転にしている旨、エレベーターインターホンの呼出しを表示し、かつ遠隔操作を行えなければならない。
地階を除く階数が11以上で、かつ高さ70 ⅿを超える建築物への連結送水管の設置について消防法令上、誤っているものはどれか。
1 湿式の連結送水管を設けた。
2 加圧送水装置の吐出側直近部分の配管に逆止弁および止水弁を設けた。
3 加圧送水装置の起動装置は直接操作できるもので、かつ送水口の直近または中央管理室に設けられた操作部から遠隔操作できるものとした。
4 加圧送水装置の非常電源は、当該装置を有効に1時間以上作動できる容量とした。
消防活動拠点(消火活動拠点を含む。)に関する次のうち、最も不適当なものはどれか。
1 消火活動上必要な施設としての排煙設備は、消防隊の活動の容易性を確保することを目的としている。消防活動拠点に設ける当該排煙設備の給気口に接続する風道で耐火構造の壁または床を貫通する箇所には自動閉鎖装置を設けたダンパーを設置しなければならない。
2 消防活動拠点には、一定の広さを確保するとともに、連結送水管の放水口、非常コンセント設備等を法規に基づき設置する必要がある。
3 前進指揮所は消防活動拠点の一つであり、災害が広範囲もしくは立体的に拡大する等大規模化し、消防隊の活動内容も複雑化し、現場最高指揮者の指揮命令の伝達が効率的でない場合に、災害現場を区分し、または活動内容により指揮を分担して行う目的で設置される。
4 大規模な耐火建築物内で消防活動拠点となる部分は、消防隊が消火活動に従事する際に、空気呼吸器の装着、消火や照明資機材の準備等のために必要な特別避難階段の附室・バルコニー・非常用エレベーターの乗降ロビー等である。
総合操作盤に防災設備等に関して表示し、および警報する設備を設ける場合について消防庁告示上、誤っているものは次のうちどれか。
1 避難施設等の排煙設備は、排煙口の作動・排煙機の起動・排煙設備の電源異常を表示し、かつ警報を行うのものとする。
2 避難施設等の電源別置き型非常用照明装置は、電源の非常電源への切り替えを行うとともに、減液警報装置を有する蓄電池設備は減液警報を表示し、かつ警報を行うものとする。
3 建築設備等の給排水衛生設備および空気調和設備は、火災信号等による設備の停止とその連動停止の状態にある旨を表示し、かつ警報を行うものとする。
4 建築設備等の非常用エレベーターは、非常用エレベーターの運行状況、故障または休止の状態、管制運転している旨とエレベーターインターホン呼出しを表示し、かつ警報を行うものとする。
地階を除く階数が11以上で、かつ高さ70 ⅿを超える建築物への連結送水管の設置について消防法令上、誤っているものはどれか。
1 加圧送水装置の非常電源は、当該装置を有効に1時間以上作動できる容量とした。
2 湿式の連結送水管を設けた。
3 加圧送水装置の吐出側直近部分の配管に逆止弁および止水弁を設けた。
4 加圧送水装置の起動装置は直接操作できるもので、かつ送水口の直近または中央管理室に設けられた操作部から遠隔操作できるものとした。
総合消防防災システム構築時に求められる消防活動支援システムの要求機能について、最も不適当なものは次のうちどれか。
1 一定階層ごとに十分な広さを有する活動拠点のスペースを確保し、排煙設備、救助機器等の消防活動上必要な設備・機器を整備する。
2 消防活動時の煙の流入を防止するため、特別避難階段の付室の扉以外の防火区画された扉の下部にホース通過口を設ける。
3 消防隊の効率的な火災現場への進入と在館者の避難が輻輳しないように措置されている。
4 消防活動が困難となる高層や地階等の部分の消防活動拠点には、防災センター等と連絡をとることができる専用のインターホンまたは非常電話を設置する。
総合操作盤の記録機能について、速やかに印字できなければならない消防用設備等および防災設備等の情報として、消防庁告示に定められていないものは次のうちどれか。
1 火災の情報
2 防火区画および防煙区画の構成に関する情報
3 排煙設備の情報
4 在館者の避難に関する情報
消火活動に必要な施設に関する記述として、最も不適当なものはどれか。。
1 排煙設備は、火災時に発生する煙を屋外に排出し、消防活動を円滑に行うことを支援するものである。非常用エレベーターの乗降ロビーで消防隊の消火活動拠点となる防煙区画に、床面から高さ天井の高さの2分の1未満の壁に給気口を1か所設けた。
2 連結散水設備は、地下街や地下階において火災が発生した場合、濃煙蒸気により消防活動が困難となることが懸念されることから、消防ポンプ自動車から送水することにより天井等に設置された散水ヘッドを通じて散水するものである。散水ヘッドを閉鎖型散水ヘッドにしたので、一の送水区域に接続する散水ヘッドの数を15個にして設けた。
3 非常コンセント設備は、停電時においても電気を動力とする消防用資機材や照明設備を使用し、消防活動を円滑に行うためのものである。電源からの回路は、階ごとの非常コンセントの数が2個あったので、2回路から電気を供給することにした。また、一の回路に設ける数は、10個にして設けた。
4 無線通信補助設備は、電波が届きにくい地下街において消防隊員相互間の無線連絡を可能にするものである。漏えい同軸ケーブルの公称インピーダンスは、50Ωとし、これらに接続する空中線、分配器その他の装置は、当該インピーダンスに整合するものにした。
まとめ
- 総合操作盤は情報の集約・表示・操作・記録を担う。
- 消防活動支援は、送水・放水・通信・電源など現場活動の支援で分ける。
- 数値は設備名だけでなく、ヘッド種別・回路・区域まで確認する。
コース完走後の確認
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消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
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