【過去問】消防設備士甲1・乙1の構造①|水源と有効水量

【過去問】消防設備士甲1・乙1の構造①|水源と有効水量

水源は「水槽に何m3入るか」ではなく、火災時に確実に使える水量を確保する設備です。水源方式、有効水位、吸水条件、他設備との兼用を分けて読みます。

総容量と有効水量を同じ意味にしない。

 

 

これから覚える6つ

  1. 3つの加圧方式と水源
  2. 📏地下水槽の有効水位
  3. 有効水量の式
  4. 🔗兼用水槽
  5. 吸水配管の確認
  6. ⚠よくある誤り

step
3つの加圧方式と水源

step
📏地下水槽の有効水位

step
有効水量の式

step
🔗兼用水槽

step
吸水配管の確認

step
⚠よくある誤り

現在地:水理・構造・工事整備2(2/12)|この講義0問・単元全36問

水理・構造・工事整備|全12講義・36問


最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」毎年更新しています。

>> 消防設備士「過去問テスト」

併せて、ご参照ください。

 

🏗️ 3つの加圧方式と水源

方式 水源・加圧の考え方 確認点
高架水槽方式 高所の水位差で加圧 水位から最遠放水点までの落差
圧力水槽方式 水と圧縮空気で加圧 有効水量、圧力、補給装置
ポンプ方式 水槽からポンプで送水 吸水位、フート弁、呼水、全揚程

補助高架水槽は主水源の代わりではなく、配管内を充水状態に保つための補助装置です。

3方式のエネルギー源

 

 

📏地下水槽の有効水位

地下水槽では、フート弁周辺に渦や空気吸込みが生じないよう、吸水できる下限を水槽底より上に取ります。代表的な消防本部基準では、フート弁の弁シート面から上方1.65Dを有効水量の下限とします。Dは吸水管内径です。

1.65Dは全国一律の政省令条文値としては扱いません。実施設計では所轄消防本部の技術基準を確認します。

 

 

🟦 有効水量の式

直方体の水槽なら次の順で求めます。

有効高さ = 有効上限水位 - 有効下限水位

有効水量 = 底面積 × 有効高さ

水槽底から満水面までの高さをそのまま使いません。吸水できない部分、他用途だけが使う部分、オーバーフロー上部を除きます。

総容量と有効水量

 

 

🔗兼用水槽

給水設備、屋内消火栓、スプリンクラーが同じ水槽を使う場合、それぞれの吸水可能下限と必要水量を分けます。

補完例題の必要水量は次の合計です。

5.2m3 + 16m3 = 21.2m3

  • 有効高さ2m:4×5×2=40m3で十分
  • 有効高さ1m:4×5×1=20m3で1.2m3不足

底面積が同じでも、有効水位が1m変わるだけで判定は逆転します。

兼用水槽の判定

 

 

🚰 吸水配管の確認

  • 水源水位がポンプより低い:フート弁、ろ過装置、呼水装置を確認
  • 水源水位がポンプより高い:止水弁、ろ過装置、押込み吸込条件を確認
  • 吸水管はポンプごとの専用条件を確認
  • フート弁は逆流・落水を防ぎ、容易に点検できる構造とする
  • 吸水可能下限はフート弁の最下端でなく基準位置から取る

 

 

⚠よくある誤り

  • 水槽の外形寸法を全部掛けて有効量とする
  • 1.65Dの起点を水槽底またはフート弁最下端にする
  • Dを管外径として決めつける
  • 給水設備の吸水下限と消防用下限を混ぜる
  • 複数消防設備の必要量を合算しない
  • 補助高架水槽を主水源量へ加える

 

消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。

ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

\そのまま試験に出ます/

「過去問テスト」をする

✉️ご購入と同時にPDFで過去問が送付されます。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。


それでは続いて【過去問】消防設備士甲1・乙1の構造②|ポンプ吐出量・全揚程・動力計算過去問をみていきましょう。

水理・構造・工事整備|全12講義・36問