強欲な青木
感知器って見た目が似てるけど、写真や構造図から種類を見分けられるん?
開口部・受熱部・受光部と銘板を順番に見れば大丈夫です。空気管の部品も、どこへ接続するかで見分けられます!
消防設備士
このページを見れば消防設備士甲4乙4の実技(鑑別)に出題される感知器・空気管部品の名称・構造・用途を、写真と図から答えられるようになります!
学習範囲:実技(鑑別)|感知器・空気管部品の名称と構造
最新ver.の過去問情報は、青木マーケ(株)ショップの消防設備士「過去問テスト」で毎年更新しています。
>> 消防設備士「過去問テスト」
併せて、ご参照ください。
この講義で扱うのは、感知器と部品の外観・断面から名称、用途、作動部を識別することです。感知原理は「構造・機能②」「構造・機能③」、規格値は「規格②」、設置条件は「工事・整備⑥」で扱います。
感知器・空気管部品
感知器の鑑別では、熱を受ける部分、煙が入る部分、光を見通す窓、内部の作動部を見て名称を判断します。
外観が似ている感知器もあるため、色や丸い形だけで決めず、方式・種別などの表示も確認しましょう。
◎ 熱感知器の名称と内部構造
熱感知器には、温度の上昇率を捉える差動式と、一定の温度に達すると作動する定温式があります。
差動式スポット型感知器
外観参考:強欲な青木
空気室・ダイヤフラム・接点・リーク孔が、空気の膨張を利用する構造の識別点です。
火災で周囲の温度が急上昇すると、空気室内の空気が膨張します。その圧力が薄い膜のダイヤフラムを押し上げ、接点を閉じて火災信号を出します。
緩やかな温度上昇では、リーク孔から空気が逃げます。暖房などによる緩慢な温度変化と、火災による急な温度上昇を区別するための仕組みです。
強欲な青木
「一定温度で作動する」と書いたら、差動式の説明にはならんのやな。
そうです!差動式の作動原理は「急な温度上昇→空気の膨張→ダイヤフラム→接点」とつなげて答えましょう。
消防設備士
定温式スポット型感知器(バイメタル式)
受熱板・円形バイメタル・接点が見えたら、バイメタルを利用する定温式を考えます。
バイメタルは、熱膨張率の異なる2枚の金属を張り合わせた部品です。受熱板から熱が伝わり、一定温度に達すると反転する動きで接点を閉じます。
主要部品を聞かれたら、熱を受ける「受熱板」、温度変化で動く「バイメタル」、火災信号回路を閉じる「接点」を、役割とセットで覚えます。
定温式スポット型感知器(金属膨張差式)
定温式でも、円形バイメタルを使わない構造があります。膨張係数の大きい外筒と、膨張係数の小さい内部金属板の伸びの差を利用する方式です。
加熱されると外筒の方が大きく伸び、その相対的な変位で接点を閉じます。構造図では、外筒・内部金属板・接点の位置関係を見ましょう。
この金属膨張差式は、耐圧防爆型の定温式スポット型感知器で用いられる代表構造です。接点部分を外部へ露出させず、内部で接点が閉じた際の火花が可燃性ガスへ着火する危険を抑えます。
塗料倉庫・薬品庫など、可燃性ガスが漏れたり滞留したりするおそれのある場所では、防爆構造の機器を使います。外観・点検方法を含む実例は、強欲な青木の防爆型の感知器とは?設置基準と点検方法も解説!でも確認できます。
ただし、定温式の内部構造は1種類だけではありません。円形バイメタル式と金属膨張差式を、部品の形と用途で区別します。
| 識別する部分 |
名称 |
作動のきっかけ |
| 空気室・ダイヤフラム・リーク孔 |
差動式スポット型 |
急な温度上昇による空気の膨張 |
| 受熱板・円形バイメタル |
定温式スポット型 |
一定温度でバイメタルが反転 |
| 外筒・内部金属板 |
定温式スポット型 |
2部材の伸びの差で接点が閉じる |
◎ 煙感知器の開口部と作動原理
光電式スポット型感知器
煙流入口から内部の暗箱へ煙を取り込む感知器です。周囲に並ぶ開口が外観上の手掛かりになります。
暗箱に入った煙粒子で発光素子の光が散乱し、その散乱光を受光素子が捉えることで火災を検出します。
煙を取り込む「煙流入口」と、作動状態を知らせる「作動表示灯」は別の部分です。写真のどの箇所を聞かれているか確認しましょう。
防虫網・円孔板等の役割
煙感知器の網・円孔板等は、煙を流入させながら、虫の侵入を防ぐために設けます。
小さな虫が内部へ入ると、光の散乱や電流の変化を起こし、非火災報の原因になります。煙を遮るための部品ではありません。
イオン化式スポット型感知器
光電式と外形が似ることがあるため、銘板の方式や、放射性物質を示す表示を確認します。
放射線で空気をイオン化して流れるイオン電流が、煙の侵入で変化することを利用します。「散乱光」を利用する光電式と、検出する変化が異なります。
◎ 光電式分離型感知器
送光部と受光部の2台を向かい合わせて設置する感知器です。正面の光学窓と、2台の間を通る光軸が識別の手掛かりになります。
送光部から送った光が煙で減衰し、受光部に届く光量が減る変化で火災を検出します。1台の内部へ煙を取り込むスポット型とは違います。
強欲な青木
機器の名前を聞かれたら「送光部・受光部」です。スポット型感知器の内部部品である「発光素子・受光素子」と区別しましょう!
消防設備士
設置図の高さと距離
設置図では、天井高さ、光軸高さ、壁から光軸までの距離を別々に読み取ります。
| 確認する項目 |
基準 |
| 1種の天井高さ |
20m未満 |
| 2種の天井高さ |
15m未満 |
| 光軸高さ |
天井高さの80%以上 |
| 壁から光軸までの距離 |
0.6m以上7m以下 |
例えば、天井高さが18mなら、必要な光軸高さは18m×0.8=14.4m以上です。14mでは不足します。
高さ14mの天井なら11.2m以上、高さ16mの天井なら12.8m以上が必要です。単に「高い位置にあるから適切」と判断せず、図の値を計算して比べます。
「未満」はその数値を含みません。2種を天井高さ17mへ設置した図は、光軸高さや壁までの距離が基準内でも、天井高さの条件を満たしません。
◎ 熱電対式感知器の原理と接続
実物は、スポット型感知器のような丸い本体ではありません。メッセンジャーワイヤー・接続電線・接続電線へ圧着した熱電対部を一組として敷設します。
異種金属の接点に温度差が生じたときに発生する熱起電力を利用します。これをゼーベック効果といいます。
火災で加熱される熱接点と、比較側の冷接点との温度差による電気的な変化を検出します。空気の膨張を利用する空気管式とは別の仕組みです。
複数の熱電対は、各素子の起電力が同じ向きへ加わるよう、+と-をつないで直列に接続します。
誤接続を探すときは線の色でなく極性記号を追います。+同士を接続すると、起電力が打ち消し合う向きになります。
◎ 空気管の接続部品
空気管式の部品は、空気管を検出部へつなぐのか、空気管同士をつなぐのかで区別します。
銅管端子
空気管を検出部のコックスタンドへ接続する部品です。環状部と接続管をもつ外観が手掛かりになります。
天井側の空気管で生じた圧力変化を、検出部へ確実に伝えるために使います。
スリーブジョイント(スリーブ)
2本の空気管を接続する、細い筒状の部品です。両側から管を差し込む形で、銅管端子と区別します。
接続部はハンダ付けして気密を確保します。単に差し込むだけでは空気が漏れ、火災時の膨張空気が検出部へ十分に伝わらなくなります。
強欲な青木
名前だけじゃなく、接続する相手も覚えたら混ざらんね。
銅管端子は「空気管と検出部」、スリーブは「空気管同士」です。用途を聞かれたら、何と何をつなぐかまで書きましょう。
消防設備士
◎ 外観写真と表示の確認
差動式と定温式は、丸い外形だけで完全には区別できない製品もあります。受熱部や内部構造で候補を絞り、銘板の方式・種別・公称作動温度などで確定します。
光電式スポット型は煙流入口、分離型は2台一組の光学窓、イオン化式は方式や特殊な表示が手掛かりになります。
赤外線式スポット型感知器
炎が放射する赤外線を検出します。底部の円形のセンサ窓が外観上の手掛かりです。
紫外線式の細長い受光部と並べ、円形か長円・長方形かを確認します。ただし、最終判定は銘板の方式表示も併せて行います。
紫外線式スポット型感知器
炎を見通す受光部に注目します。後半の写真では、下面の細長い受光窓が識別の手掛かりです。
煙を取り込む周囲の開口とは役割が違います。窓の形だけをすべての機種に当てはめず、検出する対象と表示も確認しましょう。
構造図では「熱を受ける→作動部が動く→接点が閉じる」、外観写真では「開口部や受熱部→方式の表示」を結び付けて覚えます。
【過去問】感知器・空気管部品の名称と構造
このテーマの鑑別問題は10問題群・全41問です。
写真・実物図・構造図を確認して各設問を記述し、1問ごとに「+ 解答・よく分かる解説」を開いてください。問題画像と本文には正答を先出ししていません。
問1|熱感知器の構造比較
記号A〜Cの無記名構造図を見て、名称・作動原理・主要部品を答えなさい。
1 Aの感知器の名称を答えなさい。
2 Aの作動原理を答えなさい。
3 Aの主要部品を答えなさい。
4 Bの感知器の名称を答えなさい。
5 Bの作動原理を答えなさい。
6 Bの主要部品を答えなさい。
7 Cの感知器の名称を答えなさい。
8 Cの作動原理を答えなさい。
9 Cの主要部品を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
差動式スポット型感知器
Aは空気室をもつ構造です。火災で周囲温度が急上昇すると、空気室内の空気が膨張してダイヤフラムを押し上げ、接点を閉じます。「一局所」の温度上昇率を捉えるため、差動式スポット型と答えます。
緩やかな温度上昇ではリーク孔から空気を逃がすため、暖房などで直ちに作動しない構造です。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答2
急激な温度上昇で空気室内の空気が膨張し、ダイヤフラムを押し上げて接点を閉じる。
見るべき順序は、受熱部→空気室→ダイヤフラム→接点です。急な温度上昇では膨張量がリーク孔から逃げる量を上回り、空気圧がダイヤフラムへ伝わります。
「一定温度で作動」と書くと定温式の説明になるため、差動式では温度上昇率と空気の急膨張を入れます。
解答3
空気室、ダイヤフラム、接点、リーク孔
空気室は熱で空気を膨張させる部分、ダイヤフラムは空気圧を機械的な動きへ変える薄い膜、接点は火災信号回路を閉じる部分です。リーク孔は緩慢な温度上昇時の空気を逃がし、非火災報を防ぎます。
原典の構造図では、Aが接点、Bが空気室、Cがダイヤフラム、Dがリーク孔です。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答4
定温式スポット型感知器
Bは受熱板・円形バイメタル・接点をもつ構造です。周囲温度が公称作動温度へ達するとバイメタルが反転して接点を閉じるため、温度上昇率をみる差動式ではなく定温式です。
原典の構造図では、Aが接点、Bが受熱板、Cがバイメタルです。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答5
火災の熱が受熱板を伝わり、一定温度に達すると円形バイメタルが反転して接点を閉じる。
バイメタルは熱膨張率の異なる2枚の金属を張り合わせた部品です。温度上昇で変形し、設定温度に達したところで反転する動きを利用します。
答えには「一定温度」「バイメタルの反転」「接点を閉じる」の3要素を入れると、作動原理が明確になります。
解答6
受熱板、円形バイメタル、接点
受熱板が火災の熱を受け、バイメタルが温度変化を機械的な動きへ変え、その動きで接点を閉じます。3部品を単に暗記せず、熱を受ける→動く→信号回路を閉じる、という役割で結びます。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答7
定温式スポット型感知器
Cは膨張係数の異なる外筒と内部金属板の伸びの差を利用する構造です。一定温度に達したとき接点を閉じるので、方式名は定温式スポット型感知器です。
充電部を密閉しやすいため、防爆型の定温式スポット型感知器で用いられる代表構造です。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答8
火災の熱で膨張係数の大きい外筒が、膨張係数の小さい内部金属板より伸び、その伸びの差で接点を閉じる。
バイメタル反転式と同じ定温式でも、図に円盤状のバイメタルがありません。外筒と内部金属板という2部材の長さの変化を比較する点が識別根拠です。
答えには「外筒」「内部金属板」「膨張差」「接点」の関係を入れます。
解答9
膨張係数の小さい内部金属板、膨張係数の大きい外筒、接点
原典の記号対応はAが内部金属板、Bが外筒、Cが接点です。外筒の方が熱で大きく伸びるため、両者の相対変位が接点を閉じます。
「高膨張金属・低膨張金属」だけより、図の位置に対応する外筒・内部金属板まで答える方が確実です。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
問2|煙を取り込む感知器の実物外観
実物外観を見て名称と外観上の手掛かりを答えなさい。
1 写真の感知器の名称を答えなさい。
2 写真から確認できる、煙を取り込む部分の名称を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
光電式スポット型感知器
周囲の開口から暗箱へ煙を取り込み、発光素子の光が煙粒子で散乱したとき、その散乱光を受光素子が捉えて火災信号を出します。
外観では煙流入口が手掛かりですが、丸い白色外形だけで断定せず、銘板の方式表示も確認します。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答2
煙流入口
煙流入口は、周囲の煙を感知器内部の暗箱へ導く開口です。ここには煙を通しながら虫の侵入を防ぐ網・円孔板等が組み合わされます。
作動表示灯は作動状態を示す部分であり、煙を取り込む部分ではありません。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
問3|向かい合う機器の設置図
A~Dの設置図を見て、機器の名称・一対となる構成・各設置の適否を答えなさい。
1 図のように2台を向かい合わせて監視する方式の特徴を答えなさい。
2 図中のSで示す一対の機器名を答えなさい。
3 図Aの設置は適切か。計算根拠を示して答えなさい。
4 図Bの設置は適切か。計算根拠を示して答えなさい。
5 図Cの設置は適切か。計算根拠を示して答えなさい。
6 図Dの設置は適切か。理由を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
向かい合う2台の間へ光を通し、煙による受光量の減少を検出する。
この構成は光電式分離型感知器で用いられ、送光部から受光部へ光を送り、その光軸に煙が入った変化を検出します。図のように2台を向かい合わせて設置するため、「分離型」と判断します。
イオン化式・光電式スポット型は1台の筐体内で煙を検出するため、この設置図には当てはまりません。
解答2
送光部と受光部
送光部は監視空間へ光を送り、受光部は到達した光量を監視します。煙で光が減衰すると火災信号を発します。
2台を「発光素子・受光素子」と答えるのではなく、機器として問われた場合は送光部・受光部と答えます。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答3
不適切。
1種感知器は天井高さ18mへ設置できますが、光軸は天井高さの80%以上が必要です。18m×0.8=14.4m以上に対し、図Aは14mなので不足します。
壁からの距離0.8mと0.6mは、0.6m以上7m以下の範囲内です。したがって、不適合の原因は光軸高さです。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答4
適切。
2種感知器は天井高さ15m未満へ設置でき、図Bは14mです。必要な光軸高さは14m×0.8=11.2m以上で、実際は12mあります。
左右とも壁から0.9mで、0.6m以上7m以下の範囲にも入っています。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答5
適切。
1種感知器は天井高さ20m未満へ設置でき、図Cは16mです。必要な光軸高さは16m×0.8=12.8m以上で、実際は13mあります。
左右とも壁から0.7mで、0.6m以上7m以下の範囲にも入っています。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答6
不適切。
2種感知器を設置できるのは天井高さ15m未満です。図Dの天井高さは17mなので、光軸高さや壁までの距離を判定する前に不適合となります。
光軸高さ15mは17m×0.8=13.6m以上を満たし、壁から0.8mも範囲内ですが、感知器種別に対する天井高さの上限を満たしません。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
問4|熱電対式感知器の接続
過去問テストの接続図を見て、作動原理と誤接続を答えなさい。
1 この感知器の作動原理を答えなさい。
2 図の誤接続箇所と理由を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
異種金属の接点に温度差が生じたときに発生する熱起電力を利用する。
これはゼーベック効果です。火災で加熱された熱接点と、比較側の冷接点との温度差が大きくなると起電力が生じ、検出部がその電気的変化を捉えます。
空気の膨張を使う空気管式とは異なり、熱電対式では「異種金属・温度差・熱起電力」が説明の核です。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答2
熱電対同士は+と-を接続するため、+同士となっている箇所が誤り。
複数の熱電対は、各素子の起電力が同じ向きへ加わるよう直列に接続します。+同士を接続すると起電力が打ち消し合う向きになり、正しい検出ができません。
図では端子記号を1組ずつ追い、+→-→+→-と交互につながっているか確認します。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
問5|空気管の接続部品
写真A・Bの部品について、名称と用途を答えなさい。
1 写真Aの部品名を答えなさい。
2 写真Aの用途を答えなさい。
3 写真Bの部品名を答えなさい。
4 写真Bの用途を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
銅管端子
差動式分布型感知器(空気管式)の空気管を、検出部のコックスタンドへ導く接続部品です。環状部と接続管をもつ外観が識別の手掛かりです。
空気管同士を継ぐ細い筒状部品はスリーブであり、銅管端子とは接続先が違います。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答2
空気管を検出部のコックスタンドへ接続する。
天井側の空気管で生じた圧力変化を検出部へ確実に伝えるための終端側部品です。空気漏れがあると圧力が正しく伝わらないため、接続部はハンダ付けして気密を保ちます。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答3
スリーブジョイント(スリーブ)
2本の空気管を一直線に差し込んで継ぐ細い筒状部品です。原典では「スリーブ」と表記され、空気管の接続状況図で名称と処理方法が問われます。
検出部へ接続する銅管端子と区別し、両端へ空気管が入る形を確認します。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答4
空気管同士を接続する。
スリーブの両側へ空気管を差し込み、接続部をハンダ付けして気密を確保します。単に差し込むだけでは空気が漏れ、火災時の膨張空気が検出部へ十分に伝わりません。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
問6|6種類の感知器を外観で見分ける
1 写真Aの感知器の名称を答えなさい。
2 写真Bの感知器の名称を答えなさい。
3 写真Cの感知器の名称を答えなさい。
4 写真Dの感知器の名称を答えなさい。
5 写真Eの感知器の名称を答えなさい。
6 写真Fの感知器の名称を答えなさい。
7 写真Dのようなスポット型煙感知器に網・円孔板等を設ける目的を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
差動式スポット型感知器
原典写真Aは、下面が比較的なめらかな丸形の熱感知器です。ただし、この外観だけで方式を完全に確定できる製品ばかりではないため、実務では銘板の方式・種別も確認します。
構造上は、一局所の急な温度上昇を検出する感知器です。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答2
定温式スポット型感知器
原典写真Bは、中央の受熱部が露出した外観です。火災で一局所が公称作動温度へ達したときに作動します。
写真Aの差動式と並べて問われた場合も、最終的には外形だけでなく受熱部と銘板表示を対応させます。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答3
光電式分離型感知器
原典写真Cは、正面に大きな光学窓をもつ2台一組の機器です。送光部と受光部を向かい合わせ、両者間の光が煙で減光する変化を検出します。
天井へ単独で取り付けるスポット型煙感知器ではなく、監視空間を光軸で横切る点が識別根拠です。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答4
光電式スポット型感知器
原典写真Dは、周囲に煙を取り込む大きな開口が並ぶ外観です。内部の暗箱へ入った煙粒子で光が散乱し、その散乱光を受光素子が検出します。
開口部の網・円孔板等は煙を遮るものではなく、煙を通しながら虫の侵入を防ぐためのものです。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答5
イオン化式スポット型感知器
原典写真Eは、銘板の放射性物質を示す表示が決め手です。放射線で空気をイオン化して流れるイオン電流が、煙の侵入で変化することを利用します。
外観が光電式スポット型と似るため、煙流入口の形だけでなく銘板表示を必ず確認します。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答6
紫外線式スポット型感知器
原典写真Fは、下面に細長い受光窓が見える炎感知器です。内部の紫外線検出素子を横向きに収めるため、受光部が長円・長方形になりやすいのが手掛かりです。
煙を取り込む周囲開口ではなく、炎を見通す受光部の向きに注目します。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
解答7
煙を流入させながら、虫の侵入を防ぐため。
小さな虫が暗箱やイオン室へ入ると、光の散乱や電流変化を起こして非火災報の原因になります。そのため、煙の通過を妨げない網・円孔板等を設けます。
原典ではイオン化式スポット型と光電式スポット型の両方について、防虫の目的が説明されています。
判定の順序:最初に設問が名称・用途・作動原理・部品のどれを求めているかを確認し、次に写真や図の形、端子、表示、接続先を根拠として答えます。似た器具は色や大きさだけで決めず、対象機器と確認目的まで結び付けます。
注意:使用時は対象、接続、作動後の復旧を確認します。誤った器具や端子を選ぶと正しい試験・測定ができないため、外観上の手掛かりと銘板表示を照合してください。
※問7〜問10は、公論出版・過去問テストで確認した出題論点を、学習用の記述問題として再構成したものです。実際の試験問題の原文ではありません。
問7|温度上昇率演算回路をもつ感知器
1 図の感知器の名称を答えなさい。
2 図中のA〜Cに示す部分の名称を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
差動式スポット型感知器
温度検知素子からの温度情報を電子回路で演算し、一定の温度上昇率以上になったときに火災信号を送る電子式です。図中に「温度上昇率演算回路」があることが、定温式ではなく差動式と判断する根拠です。
解答2
A:温度検知素子 B:温度検知回路 C:スイッチング回路
温度検知素子にはサーミスタが用いられます。温度検知回路で情報を受け、温度上昇率演算回路で差動式として判定し、スイッチング回路から火災信号を送ります。原典の問3と同じ記号対応です。
問8|光電式スポット型感知器の内部構造
1 図の感知器の名称を答えなさい。
2 A・Bの部品名を答えなさい。
3 煙が入ってから作動するまでの仕組みを答えなさい。
4 参考図で示される、この感知器の主な構成要素8つを答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
光電式スポット型感知器
暗箱内に発光側と受光側を斜めに配置し、煙による散乱光を検出する構造です。送光部と受光部を離して向かい合わせる光電式分離型とは違い、1台の感知器内部で検出します。
解答2
A:発光素子、B:受光素子、C:遮光板、D:スイッチング回路
遮光板は発光素子の光が受光素子へ直接届くのを防ぎます。Dは受光量の変化を火災信号へ変える最終段のスイッチング回路です。
解答3
煙粒子で発光素子の光が散乱し、その散乱光を受光素子が検出して火災信号を発する。
煙が光を完全に遮ることを検出するのではありません。光電式分離型は光の減光、スポット型は暗箱内の散乱光が判断の違いです。
解答4
暗箱、発光素子、受光素子、遮光板、防虫網、増幅回路、発光回路、スイッチング回路
暗箱は外光を遮り、防虫網は煙を通しながら虫の侵入を防ぎます。発光素子からの光は遮光板によって受光素子へ直接届かず、煙が入ったときの散乱光だけを受光素子が捉えます。
問9|空気管式感知器の構成と設置
1 図の感知器の名称を答えなさい。
2 A・B・Cの名称を答えなさい。
3 空気管の設置で、0.3m・1.5m・20mが示す条件を答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
差動式分布型感知器(空気管式)
天井付近に広く配管した空気管が受熱部分となり、管内空気の膨張を検出部へ伝えます。一局所の空気室を使う差動式スポット型に対し、広い範囲を線状に監視します。
解答2
A:検出部、B:空気管、C:銅管端子
検出部は圧力変化を火災信号へ変換します。銅管端子は空気管を検出部側へ確実につなぐ部品で、空気管同士を継ぐスリーブとは用途が違います。
解答3
取付面の下方0.3m以内、取付面の各辺から1.5m以内、露出部分は感知区域ごとに20m以上。
必要な露出長さを確保できない場合は二重巻きまたはコイル巻きにします。数値だけでなく、0.3mは天井から、1.5mは各辺から、20mは露出部分の長さと対応させます。
問10|赤外線式・紫外線式感知器の比較
1 A・Bの感知器の名称を答えなさい。
2 図の外観から両者を見分ける手掛かりを答えなさい。
+ 解答・よく分かる解説
解答1
A:赤外線式スポット型感知器、B:紫外線式スポット型感知器
赤外線式は炎から放射される赤外線の変化、紫外線式は紫外線の変化を受光素子で検出します。どちらも煙を取り込む感知器ではなく、炎を見通す受光部をもちます。
解答2
Aは円形のセンサ窓、Bは横向きの検出素子に対応した長円・長方形の受光部が手掛かり。
ただし製品ごとに外観差があるため、試験では写真の受光窓と内部素子を対応させ、実務では銘板の方式表示で確定します。
強欲な青木
もし、まだ自信がないのであれば繰り返し「過去問テスト」等を使って類題を解くことをオススメします!
消防設備士
消防設備士「過去問テスト」は、その名の通り“過去に出た問題” のテストです。
ブログでお馴染みの管理人が過去問に関する情報収集を積み重ね、その中からピックアップして過去問ベースの模擬試験を作成したものです。

上記以外に新傾向問題の情報など提供あり次第、解説を毎年追記して更新しています。これから消防設備士の試験を受けられる方は是非ご覧下さい。
次は【過去問】感知器試験器と機能試験|消防設備士甲4・乙4【実技(鑑別)③】へ進みます。